マガジンのカバー画像

サイエンス×テクノロジー=エンジニアリング

562
科学とは「事物の本質を表す体系的な知」であり、技術とは「特定の場面で応用される実践的な知」である。すなわち工学および工業とは「人々にとって有用な構造物や発動機関の設計・組立・運用… もっと読む
運営しているクリエイター

2019年1月の記事一覧

私たちはデータ・ドリブン・マーケティングを都合よく解釈していないか?

私たちはデータ・ドリブン・マーケティングを都合よく解釈していないか?

このnoteでは「データ・ドリブン・マーケティング」という言葉や概念に、文句ブー垂れています。2018年秋ぐらいからずっとモヤモヤ考えていて、スッキリしたくて具現化しました。

新年1発目が、こんなnoteで申し訳ないです。どーしても言いたかった。怒らないで下さい。

ちなみにこのnoteに書いた内容は、18年12月12日に勉強会コミュニティ「コネクトドット」で行われた「データ・ドリブン・マーケテ

もっとみる
サイボーグ時代を読んで。

サイボーグ時代を読んで。

先日クラウドファンディングで
支援させてもらった

吉藤オリィさんのサイボーグ時代が届いた。

予想をはるかに超えて、内容が良かったので

書評の定義に従って、

自分の忘れたくないと思った文章を

書き起こしてみたいと思う。

もちろん、ほんの一部なので

手に取ることをおすすめしたい本だ。

以下引用: サイボーグ時代 ~リアルとネットが融合する世界でやりたいことを実現する人生の戦略~吉藤

もっとみる
再読必至!文系向けオススメ理系本10選

再読必至!文系向けオススメ理系本10選

こちらの投稿はツイッターのアンケートでご要望が多かったテーマです。今後も企画募集をやるのでこちらからぜひフォローを。

理系になれなかった文系君

「文系・理系という分類は日本独特のおかしなモノだ」なんて説があるが、現実には、この仕分けはある程度ワークしていると思う。
私は文系だ。残念ながら。
なぜ残念かというと、正確には「理系に憧れたけどセンスが無かったのであきらめた文系」だからである。

理系

もっとみる
体系的にプログラミングを教えられると挫折するタイプの人はご注意!

体系的にプログラミングを教えられると挫折するタイプの人はご注意!

「専門学校では、全くの素人に、体系的にプログラミングを教えることで、それなりにプログラムが書けるようにしている」という記事が賛同を多く集めていた。

しかし、私の場合、まったく逆だった。体系的にプログラミングを教えられたらすぐに挫折したけど、体系もカリキュラムも全部無視して、自分の興味の赴くままにプログラミングを学んだら、ごく短期間に、劇的にプログラミング能力が高まった。

元記事によると、専門学

もっとみる
幸福をテクノロジーの力で高める

幸福をテクノロジーの力で高める

ここ数十年間、地球全体で物質的な不足が緩和されてきて、衣食住に関する不安が減少するのに併せて、人類は幸せについて考えることが増えてきました。物質的な貧困が解決されると、必然的に精神的な貧困解決へとテーマが移っていくということだと認識をしています。

そんな中で、このCOMEMOにいる矢野和男さんは、幸福を科学されています。

矢野さんは、我々が幸せかどうかは、体の動きを加速度センサーで計測すると明

もっとみる
CES2019、日本の大企業も変わり始めている

CES2019、日本の大企業も変わり始めている

今日からCESが正式にオープンし、私も成田発ラスベガス行きのノンストップ便で昼前にラスベガスについた。CES期間の臨時便なので空いているかと思いきや、B787がほとんど満席という状態。CESの会場とその周辺でも、日本語が聞こえてくる頻度は、かつてCESに足繁く通っていた10年ほど前と比べても多いように思われ、CESに足を運ぶ日本人が以前よりも一層増えたのだな、という実感がある。

その要因には、C

もっとみる
アメリカの交通事情はモビリティの議論にふさわしいのだろうか

アメリカの交通事情はモビリティの議論にふさわしいのだろうか

ボーイングも「空飛ぶタクシー」の試験飛行に成功したという。このジャンルのプロダクトやそれを開発するスタートアップは、「モビリティ」への注目が集まる中で一種の流行の様相を呈している、と感じる。

先日のCESで、ベルヘリコプターが「空飛ぶタクシー」Bell Nexusの展示をしたことは多数のメディアで取り上げられていたので、ご存知の方も多いと思うし、これも「流行」を汲み取った記事の取捨選択なのだと思

もっとみる
「小さなテレビ受像機」を配る : クリエイターが自分の存在を知らせる最強の方法

「小さなテレビ受像機」を配る : クリエイターが自分の存在を知らせる最強の方法

 フリーランサー、とくにクリエイターにとって、自分の存在と、自分が提供できるサービスを世の中に知ってもらうのは、たいへん重要なことです。

◇ウエブページを作ったが、どうしたら見てもらえるか? 
 そのためには、自分の仕事を紹介するウェブページを作ることが有効です。
 noteの「プロフィール」欄は、そのために重要な役割を果たすでしょう。

 しかし、いかに魅力的なウエブページを作ったところで、そ

もっとみる
パワードスーツが演劇に進出してくる。平成に取り残されないために

パワードスーツが演劇に進出してくる。平成に取り残されないために

朝。テレビのニュースをチェックしてから経済専門のニュースをチェックするのが僕の日課です。

読み終えるころには正午前になっているから、続いて昼ごはんの準備へと移ります。

ひとりなので、たいしたものは食べません。
だから、準備といっても数分で終わります。

個人的には食べなくてもいいような気もします。
ただ、この季節は胃になにかを入れてあげないと、寒くてしかたがないんです。

防寒対策で食べます。

もっとみる
ARはリア充のためにあるのか?

ARはリア充のためにあるのか?

最近のTech Trendのトピックの中に興味深いテーマがありました。

こちらの@masahirosameshimaさんがまとめられている記事の中で、AR/VRについて

AR周辺のアプリが持つ可能性に期待している。家庭でも職場でも用途は発展するだろう。でも、VRの方がはるかに発展すると考える。ARの方が可能性があると主張する人々は、「テクノロジーの世界と日常が融合する未来は、完全な人工物である

もっとみる
スマホ時代のピークだからこそ、多分未来の革命は足下で既に始まっている

スマホ時代のピークだからこそ、多分未来の革命は足下で既に始まっている

スマホの時代が終わり始めてるという議論は、スマートスピーカー登場から増えてきてますが、なかなか難しい議論ですよね。

現時点で私たちがどっぷりスマホ社会に浸かってるのは間違いなく。その渦中にいる人が冷静に未来を見通すのは正直難しい気はします。

でも、時代を振り返ると、iモードが登場した時に、パソコン中心の時代が終わると言ったら、誰もが笑って相手にしなかったんですよね。
iPhoneが登場した時も

もっとみる
日本のビジネス界で仕事の標準化が好まれない理由

日本のビジネス界で仕事の標準化が好まれない理由

標準化を好まない理由日本のビジネス界では標準化が好まれない、というのは興味深い特徴で、大企業からスタートアップまで、自分だけ、もしくは自社だけのやり方を見つけ出そうとする傾向がとても強い。

例えば、業務を標準化してインドや中国などにアウトソースしていくBPO市場を見てみても、日本は米国に比べてGDPに占める割合が非常に小さい。

出所: HfS Research 「State of the Ou

もっとみる
「感覚」とは100万回繰り返したロジックである

「感覚」とは100万回繰り返したロジックである

「なんか良い」「なんか悪い」という感覚がある。
そんなことをミーティングの場で言ってしまえば、「ハッキリした理由を言えよ」と槍玉にあげられ、誰かの論理立った主張の元に淘汰されることもしばしばだ。
だが、本当にそれでいいのだろうか?論理によって感覚を安易に押し除ける前に、ふと疑問を持って欲しいと僕は思うのだ。

小学生の時の学級会で、こんなことがあった。レクリエーションに関して討論する場面。「ドッ

もっとみる