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『未来』は子どもたちのためにある

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ボクとしては、熱いまなざしを持ってみてくれる子どもたちを信じたい。 未来は子どもたちのためにあると思います。  ――石ノ森章太郎
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2021年8月の記事一覧

「頭が悪い」なんて死ぬまで分からない、死んでも分からない

私は「できる子」をさらにできるようにすることにはほぼ関心がない。このため、子どものころから成績優秀だったという友人から「篠原の話、俺にはあまり当てはまらない」と言われるのだけれど、当たり前。なぜなら私の関心の外だから。私の関心は、「できない」とみなされている子への対策。

近年、勉強のできない子は、先天的にできないのだとみなす大人が少なくないのが気になる。もっと踏み込めば、気に入らない。「できるは

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読解力より、音読み単語

今の子どもは人工知能より読解力がない、と警鐘鳴らされてるけど、もう少し丁寧に考える必要がある。
私が塾を主宰していた時でも、公立中学で偏差値55以下だと「音読み」の熟語に反応できていなかった。意識、思想、速度、制御、提示・・・音読み熟語を聞いてもピンとこず、ポカンとしてしまう。

そうした子どものご家庭は、NHKを見ない、見たことがないというケースが非常に多かった。見るのは民放のバラエティー番組ば

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夏休みについて、思うこと。

夏休みについて、思うこと。

コロナ蔓延の夏休み。

どこにも行けない子供たち、どこへも連れて行ってあげられない親たち。

本当に悲しい夏休みです。

でも・・・

親の夏休みの思い出をめぐる県内の小旅行ならばということで、小4の次男をつれて秋田県の横手市へ久しぶりに行ってきました。

その前に、あまりに多いと思われる子供の夏休みの課題について、思うことを書いてみたいと思います。

1.やむにやまれず(宿題の手伝い)もう、こう

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知らないうちに子供にとってよくない環境を提供している大人

こんにちは、かいとです。

今日はタイトル通り

「子供にとってよろしくない環境を実は大人が無意識に造ってることがあるよね」

ってなお話を書いてみます。

子供のいる家庭でよく聞く話として、子供が宿題や勉強を全然やらない!なんてなことを耳にします。

毎日毎日「宿題やったの?」とか「勉強しなさい」とか言ってる家庭もあるかと思います。

実際僕が子供の頃もそんなことをよく言われました。

親からし

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子供の成長を摘んでしまう?世間体を気にした子育て

やっと気づきました。

・子供を善し悪しで評価していた
・子供の良し悪しは親の責任と感じていた
・良い親でないといけないと思っていた

もうやめた!良い行い、良い成績で子供を評価することを。子供のためと言いながら世間体を気にしている親のためだったと気づいた。良い親と思われたい親の自分勝手で子供の成長の芽を摘むようなことはしたくない。そのままの子供を認め愛してあげたい。子供の成長を温かく見守りたい。

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明日からの学校に戸惑う親御さんへ、今年のクリスマス、一緒にお祝いしせんか〜 #8月31日の夜に

明日からの学校に戸惑う親御さんへ、今年のクリスマス、一緒にお祝いしせんか〜 #8月31日の夜に

この数ヶ月はね、まずは生きましょう。

今日は8月31日。日本は9月1日から分散登校やオンライン授業が始まると聞いています。#8月31日の夜に 明日からの初めての状況で戸惑う人も多いと思います。私はマレーシア在住。子供は去年の春からオンライン授業です。もう1年以上、オンラインです。葛藤はこちらにまとまっています。お時間のある際にお読みください。

経験者として僭越ながら、親御さんに伝えたい事があり

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学校での消しピン出来事の移り変わり+その考察

学校での消しピン出来事の移り変わり+その考察

僕の学校ではアンケートを書いてるうちに禁止の事情が変わったり、消しピンをやって良い理由など変わっていった。だから、その状況ごとに考察と出来事を記事にします。

↓アンケートを作った理由や、アンケートから考えられることがまとめてあるので、前回の記事を見てない人は見て下さい。

[1]消しピンをやりたい僕が、先生に伝えたいこと

※消しピン部屋には、先生が1人はいるといいと思う。

[1]僕が消しピン

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紙を使った自由研究のアイデアの種

紙を使った自由研究のアイデアの種

気が付けばもう8月。子どもたちは夏休みの真っ最中ですね。
夏休みといえば自由研究!皆様は自由研究が得意でしたか?また、皆様のお子様は自由研究が得意でしょうか?

私はとっっっっても苦手でした!!

小学校のときは自由研究と工作のどちらかを選べたので迷わず工作を選択。中学は理科の授業で必須の宿題になってしまったのですが、経験のなさもあり、めちゃくちゃ苦労した思い出があります…。とにかくテーマが思いつ

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消しピンアンケートの結果報告

消しピンアンケートの結果報告

学校で消しピンを禁止されたことについて、不思議に思いました。そこで、学校ではない人の消しピンとかのルールについて意見を聞いてみようと思って、アンケートをしました。

アンケートを回答してくれた人、広めてくれた人、ありがとうございました。皆さんのおかげで、128人が回答してくれました。今日は、消しピンアンケートの結果を報告します。

↑アンケートについての記事です。

↑消しピンについての説明です

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お母さんが目指す社会の在り方を教えてくれたのは、クラスの子ども達だった。

お母さんが目指す社会の在り方を教えてくれたのは、クラスの子ども達だった。

「全っっっ然分かんない!!!」

算数の問題を前に、
1人の子が叫ぶ。

その叫び声につられ、
俺もわっけわかんねーよ!と
頭をガシガシする子や、
うんうん、私もわかんない!と
相槌をうつ子もいる。

算数が得意な子が

「いや、だってさ、…」

黒板を指差して説明をしようとする。

私は前へおいで!と手招きをして、
その子に説明をしてもらう。
同じように説明をしたい子は他にもいるから、途中で上手

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これから生まれる子供が「旅行」という言葉の意味を知ることができなかったら、悲しいじゃないか。

子どもたちに「学ぶ意味」をどう伝える?

子どもたちに「学ぶ意味」をどう伝える?

「知らん。わからん。何も思わん」

読書感想文講座で問いを投げかけたら、小3の男の子にこう返された。こうなるとね、もう私の力量では難しい。

考えることを、やめてしまっているから。その場の、嫌な宿題を一つ片付けられると思って参加している子どもにとっては、「ここ読んで、どう思う?」なんて、本当につまんない質問で。

前半までは、小二の時に好きだったシリーズだということ、面白かったシーン何かを教えてく

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育児を根性論で乗り越えないための、3つのポイント

育児を根性論で乗り越えないための、3つのポイント

「ねぇ、なんでお昼食べてるの?電話鳴ってるよ。
仕事終わってないよね?
仕事終わってないなら、お昼を食べてる場合じゃないよ。」

「ねぇなんで休日に休んでるの?
休める時間があるなら、仕事できるよね。」

「仕事が終わらない?それは努力が足りないんじゃない?
もっと仕事に時間をかけて。」

もしこう言われたら、あなたはどう思いますか?

今の時代に全く合ってないって思いますよね。

あれ、今は昭和

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