高田ともみ | もの書き | 編集者 | 作文教室

ブックライターや編集をやっています。読んだり書いたり編集したりする中で生まれた思考… もっとみる

高田ともみ | もの書き | 編集者 | 作文教室

ブックライターや編集をやっています。読んだり書いたり編集したりする中で生まれた思考の整理、感動のおすそ分け、本づくりについてのお役立ち記事など。

マガジン

  • 出版/本づくりお役立ち情報

    本を書きたい、いつか出版してみたい。ブックライター、編集者として本づくりに携わってきた私の経験から、お伝えできることをまとめました。お力になれますように。

  • お仕事集/ライティング・編集

    インタビューを中心に、構成やライティング、編集に関わらせていただいた記事をまとめています。

  • 作文教室/こども表現の教室

    子どものための作文教育を通じて得た学び、気づき、ノウハウなどをまとめます。全ての子どもたちの笑顔のために私なりに考えたこと録。

  • 場づくりのヒント

    • 9本

    コミュニティやイベントなど、運営側で場づくりを頑張っている人を応援します!場づくりのヒントを、ぜひ現場で役立ててください!

  • ことばの標本

    ふと見つけた、ハッとした、どきっとした、泣いた! その時々の旬な言葉を標本していきます。いつ、誰が、どこで放ったか、できるだけ新鮮な状態で保存していくことが目標。

最近の記事

起業とは、自分を大切にする生き方のことーー「共感起業大全」(自由国民社)が予約開始

このところ、私にも新たな夢が生まれつつあります。 それは、ずいぶん前から「こうなったらいいなあ」「こういうことやっていきたいな」と、ただただ漠然と、寝起きの夢みたいにモヤモヤと思い描いていたことだったのですが、 最近は、信頼している人たちの前では言葉となって出てくるようになりました。 言ってしまった後に「あれ、私こんなこと言っちゃってる」みたいな気持ちになって一人でびっくりしておるのですが、 でも、自分の言葉にして外に放ってみると、なんか知らんけどちょっとできそうな自

    • 「怖い」の正体を知った、防災体験

      9月1日は防災の日。それに伴い、8月30日から9月5日は防災週間に定められています。 この期間に合わせて、各地で防災関連のイベントやセミナー、講演会もたくさん開催されるようですね。お近くのイベントなど、ぜひチェックされてみてください。 防災センターが提供してくださる、防災体験ツアーに母娘で参加してきました。こういうところ、今まで本当に意識的に利用したことがなかったのですが、 近年の異常気象には本当に驚かされるばかりで、いよいよ地球自体の変化を感じずにはいられず、それに伴

      • 人は本当に変われるのか?_「658km, 陽子の旅」鑑賞

        いやあ、また名作に出会いました。素晴らしい、旅の追体験でした。 この映画、すばらしく単調です。もちろん、いい意味で、です。 父の死をきっかけに、ヒッチハイクを通じて、陽子という人間が体験したこと。見てきた人、現象。 人って、そんな美しいものじゃないよね、という諦めと、だけど、自分で選ぶことはできるよなっていう、 なんというか、人間社会をいきる自分が、スクリーンから跳ね返って見せられているような気持ちになりました。 40代の女性、という同世代が主人公ですから、共感しや

        • 私には、「謝る権利がある」。

          例えば、仕事で初めてのプロジェクトを任されることになったり、 ちょっとした誤解で家族や友人とのコミュニケーションがギクシャクしたり、 良かれと思ってやったことを、いややっぱタイミング的にまずかったかも、と思い返してみたり・・・、 なんとなく、完全に失敗したー!ってわけじゃないんだけど、「失敗未満」な状態を感じることが私にはあります。 失敗しそうだ、間違えたかもしれない、まだそうとは確定していないけど、といった状況です。 まあ、心配性だったりHSP傾向の高い人は、常々

        起業とは、自分を大切にする生き方のことーー「共感起業大全」(自由国民社)が予約開始

        マガジン

        マガジンをすべて見る すべて見る
        • 出版/本づくりお役立ち情報
          高田ともみ | もの書き | 編集者 | 作文教室
        • お仕事集/ライティング・編集
          高田ともみ | もの書き | 編集者 | 作文教室
        • 作文教室/こども表現の教室
          高田ともみ | もの書き | 編集者 | 作文教室
        • 場づくりのヒント
          中島幸志@ウェルビーイング起業家 他
        • ことばの標本
          高田ともみ | もの書き | 編集者 | 作文教室
        • はがた農園お漬物プロジェクト
          高田ともみ | もの書き | 編集者 | 作文教室

        記事

        記事をすべて見る すべて見る

          え?と思うような失敗は、後から振り返ってみるといいよ

          娘が、一人で東京へ。一人で電車に乗り、途中の駅で父親と合流。スマホと本と、弁当を持って。15歳の夏である。 *** 遡ること6月某日、ビザ申請のため中国ビザ申請センター(有明)へ家族で向かったものの、書類の不備と理論武装の不測で、あえなく退場。びっくりするような「親子関係の証明ができない」という先方の理屈に、口をあんぐりさせて戻ってきたものの、正直、全てはこちらのミスにあった。 振り返ってみれば、「なんでそれを忘れたかな」と思ような、初歩的なケアレスミス。手元にあると思

          え?と思うような失敗は、後から振り返ってみるといいよ

          「視点がない」生き方に教えてもらったこと

          先月は派手な移動が多く、心の揺さぶりも大きかったです。 私という人間はとても素直で吸収しやすいタイプなので(自分で言う)、珍しいもの、初めて体験すること、なんでも「うわあすごい」「おもしろい」といちいち瞬発的に感動しています。 けれども、そうやってなんでも「見よう」「体験しよう」と思っていること、違いに面白さを見出そうとする瞬間から、こぼれ落ちていくものものある。そんなことにも気付かされた旅でした。 先日は、東京滞在の合間に、念願のこちらへ。娘を誘ったら「いく!」といっ

          「視点がない」生き方に教えてもらったこと

          いつもトライ&エラーで書いてます

          やっと、ですが、自分の原稿への向き合い方、みたいなものが、見えてきました。 15年経ってそれかい、という気もするけれど、こんだけ時間が必要だったんですきっと。私は、それでいいんです。 若い頃は、原稿はスピードが命、と言われ、それを信じて何でもかんでも取り組みました。依頼があれば「はいっ!」。締め切りは「絶対」。原稿は、自分の生活を犠牲にしてでも書き上げるものになり、それが自分の存在価値だと思うようになったこともありました。 それがどうだ。 体力は落ち、記憶力も弱り、ス

          いつもトライ&エラーで書いてます

          選択肢がない、という自由

          先週のことですが、大都会東京で数日を過ごしておりました。 中国ビザ申請のため、すっかり様子が変わってしまった中国の行政機関を周り、怒号飛び交う大使館でのやりとりを経て、なんの結果も得られず帰郷(!)。 久しぶりに日本で「中国的今を生きる生活」を味わい興奮しました。いやしかし、結果は最悪だけど、おもしろかったなあ。ちなみにビザ申請は書類のちょっとした不備と先方の屁理屈により却下、再度チャレンジします。 そんなこんなはまた改めてつづるとして、 今回の滞在中、待ち時間が結構

          人生100年時代のモデルとは

          本日、中学生になる娘の授業参観があり、ちょろっと覗いてきました。 私は授業よりも、教室に貼られている標語とか、黒板の使い方とか、クラスを形作る小道具みたいなものがすごく気になっちゃうのですが、 今日もそんな感じで黒板の隣にある週明けの時間割表を眺めていたら、目に飛び込んできた言葉がありました。 「認知症について知ろう」 後で娘に確認したらば講演会のテーマだったらしく、 そうか、こんなぴちぴちした中学生にとって認知症も人ごとではなくなりつつあるのだなと、ちょっと重たい

          自分と他者をつなぐ言葉。想いを伝える事業コンセプトの制作

          表現教育を主軸に、ダイバーシティ&インクルージョン推進に取り組むNPO法人コモンビートさんが、MUSICAL FOR ALLプロジェクトスタート。 そのベースとなるコンセプトノートの作成を、お手伝いしました。 ・まず、コモンビートとは? ・「コモビジョン」もぜひご一読ください *** さて、そのコモンビートが、設立20年目を迎え、新しいプロジェクト「Musical For All」をスタートさせました。 コモンビートといえば、100人の市民キャスト(もちろんスタッ

          自分と他者をつなぐ言葉。想いを伝える事業コンセプトの制作

          話がかみあわないのはなぜか?ー具体と抽象を行き来する

          例えば、SNSでもミーティングでも、話がかみあわないとか、議論が平行線のままとか、よく起こりますよね。夫婦喧嘩とかもそうです。 特にSNSの場合は、相手のことを知らないまま、不特定多数の人たちに向けて発信されるものでもあるから、「それは許せない!」だの、「またリア充投稿」などと外野から思わぬ噛みつきが起こったりもする。 議論する以前に、争いや対立が起こってしまうのはなんでなんや?? ぼんやりと疑問を感じていたのですが、こちらを読んで、問題の出発点みたいなところに気がつき

          話がかみあわないのはなぜか?ー具体と抽象を行き来する

          枝葉が揺れるのは、強くて太い幹があるからだ

          今日から新学期! 「新しいクラスちょっと楽しみ〜」と言いながら出かけていく娘を、頼もしく思いながら送り出しました。 本人が心地よいのであれば、それが一番だ。その人にとって、何が幸せなのかということを、いくら家族といえども他者が決めつけることは、やっぱりできない。 春先はいつも心がブレブレに揺れますが、今年は旅行に行ったり、新しいことやってみたりと、うまく自分の心と距離をとりつつ向き合いつつ、乗りこなせた感じがあります。 不安は消えるものでもないですし、消す必要があるわ

          枝葉が揺れるのは、強くて太い幹があるからだ

          【読まれる文章とは?】自分が「書きたいこと」と、まわりが「読みたいこと」の重なりを見つける

          こちらの本を読了。 プロのライターもですが、プロでなくても、ブログやSNS活用して、これから発信を強化していこうという意欲のある人たち向けにピッタリの本です。 個人的には、タイトルが一番好きです笑。これ以上のターゲッティングはない素晴らしいタイトルだと感じました。書くのは嫌いではないけれど、書いてもあまり読まれない、広く伝えるノウハウや考え方が知りたい方には強くおすすめします。 主軸は、編集者竹村俊助さんによる「書くこと」論ですが、ここでは、本づくり書籍企画書を作る視点

          【読まれる文章とは?】自分が「書きたいこと」と、まわりが「読みたいこと」の重なりを見つける

          ありんこのスピードを嘆いていても仕方がない

          今年も3/11を色んな気持ちで迎えました。 あんな想いをしたのに、あんな想いから10年以上がすぎ今もできていないことや行動に移せていないことは山ほどあって、時間が経つごとに罪悪感と焦りも出てきます。 自分に何が、いや何かできるのだろうか?  でも、今ここにいる自分を素直に認められないのは、今ここにいない命に対して応答すらしていないと思うから、ありんこのスピードでも、できることを少しずつ。 昨年、制作に関わったこちらの本。 震災発生から3日後に現地入りし、福祉施設に留

          ありんこのスピードを嘆いていても仕方がない

          「説得」する文章、「納得」する文章

          先日書いたこちらの記事の続編です。 こちらの記事を読んで、なんと質問を下さった方がいました。この場を借りて、ありがとうございます。 質問は、「自分は納得する文章を心がけています。説得と納得はどう違う考えますか」というもの。めちゃくちゃ目からウロコな鋭いご質問だなあと感じました。 私もまだまだ書き手としては発展途上の身、何が見えているわけでもありません。でも面白いテーマだなと思ったので、今の時点での私が考える「説得」と「納得」の違いについても、考えてみましたので、ご興味あ

          「説得」する文章、「納得」する文章

          AIが、ライターとしての強みを教えてくれる

          昨日は、こちらのオンラインセミナーに参加してきました。 noteでも、AIを使った機能がこれからどんどんアップデートされていく模様ですが、新しい世界へ向かっていくワクワク感はありつつも、書くことを仕事にしてきた私としては不安もあります。 chatGPTに代表されるようなAIがこれからもっともっと進化していく流れの中で、果たして、その時私という人間の存在意義はあるのか・・・(謎) けれども、人が不安になったり攻撃的になるのは大抵、それが一体どんなものか、ただ「知らない」と

          AIが、ライターとしての強みを教えてくれる