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作文教室/こども表現の教室

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子どものための作文教育を通じて得た学び、気づき、ノウハウなどをまとめます。全ての子どもたちの笑顔のために私なりに考えたこと録。
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記事一覧

「わからない」体験が、言葉に意味を持たせてくれる

今年の夏休みは、二年ぶりに「読書感想文講座」を開催することにしました! 地元(愛媛県東予…

その日の出会いに必然性を見つけるーイベント主催を楽しむコツ

子ども向けの作文教室「こども表現の教室」では、月に1回、ワークショップを開催しています。 …

なぜ作文教室をやろうと思ったのか

私が作文教室を始めたのは、娘が仲良くなったお友達のママ友から 「うちの息子、作文が苦手で…

主人公が特別な力をもっている必要はない

作文添削を利用してくださっているお友達から、素敵な文学賞があることを教えてもらいました。…

中高生むけの教材で名文に出会ったのでメモ

中・高校生の小論文によく出る評論などをチェックしていて、出題される課題のレベルの高さに驚…

言葉を、絵葉書のように手渡す

作文教室の同士であり、「子どもとことばの教育ラボ」発起人でもある永田盛香(ながたせいこ)…

型を覚えれば、内容は後からついてくる_はじめての小論文講座

推薦入試にチャレンジしていたお子さんが、無事合格しました。はじめて小論文を書くことになり、何回か継続して受講してくださって、、、手にした結果に感無量です。 最初は本当に「大丈夫かな?」というくらい言葉が出てこず、私も焦りました。いつもやっていることは通用しないかもな、と。 私もそれなりに工夫しましたけれど、最後はやっぱりご本人の努力と度胸のおかげです。数行だった文章は、後半には原稿用紙3分の2埋まるようになり、文字数が増えるに従い、内容も深まっていきました。 これを体験

子どもたちの「書く機会」、激減している?

「言葉が浮かばない、書けない」 って娘によく頼られるのですれど、聞いてみればちゃんと考え…

「自己PR書」とは何を伝えるもの?

受験生さん(中学生)の相談に乗ることが増えています。 受験も初めての子が多いし、試験とか…

全ては「きっかけ」にすぎないー書くことは考えること

初仕事は、受験生の作文添削です。 小論文なんて誰も教えてくれない中でチャレンジしようとし…

子どもたちの作文が"つまらない"のはなぜか

子どもたちの作文を読んでいると、文章力もとくに問題がなく、せっかく内容も着眼点もおもしろ…

自分にどんな体験をさせたいのか、自分に問うて

このところ、受験を控えた中高生から、作文をみて欲しいとの問い合わせが増えている。 ほとん…

「〜と思う」が多用される作文をどう添削する?

中学受験を控えたお子さんから、志望理由書を見て欲しいとの依頼。一読して、 "やさしい人だ…

「うまく書けたね!」ではなく「あなたにしか書けないね!」を見つけたい

小学生さんの物語作文を、添削させてもらった。「小説家になりたい」という彼女は、とにかく想像力が人並外れて高い。同時に無類の本好きで、情報量がとてつもない。 私なんかよりすでにものすごい筆力を持っていると思うが、小学生さんなのでやや粗が出てしまうというところ。 これまで何回か伴走させてもらい、物語の精度がグングン上がってきた。起承転結がまとまってきたというか、表現力が伸びてきたというか。 数回前はもっと淡々とした文章だったなそう言えば・・!という驚きと喜びが今日はあり、成