ようこ

小学校で働いています。(育休中) 2人の息子と1人の娘を育てています。 子育てのこと、夫婦のこと、仕事のこと、結婚のことなどについてのエッセイを書いています。 読んだ人が クスリと笑ってくれると嬉しいです。

ようこ

小学校で働いています。(育休中) 2人の息子と1人の娘を育てています。 子育てのこと、夫婦のこと、仕事のこと、結婚のことなどについてのエッセイを書いています。 読んだ人が クスリと笑ってくれると嬉しいです。

最近の記事

ひとまず、母親の大仕事を終えて。

思いっきり息を吸い、 踏ん張る。 奥歯を噛み締める。 もうこれは本能みたいなものだ。 「お母さん!凄い!」 「さすが!いきむの上手!」 「これなら1回で産まれるかも!」 私を囲む先生達の声が聞こえる。 力を抜かないで ぐーっと踏ん張る。 踏ん張る。 踏ん張る。 絶対に1回で出してやる!と 私の身体の底力が奮い立つ。 「はい!力抜いて!」 「息をふぅ〜っとしてください!」 「もう大丈夫だから!」 力の抜き方が分からない私に、 助産師さんが耳元で、

    • ズボラな私が住む、一軒家の庭事情。

      控えめに言って、 最高。 我が家の庭が。 ズボラな人間が一軒家を買うと すんごいことになります。 いや、皆さんの思うズボラの 遥か上をいくズボラがこの私です。 今、ドヤ顔してます。 顔が見えないのを良いことに。 例えば、調子に乗って始めた家庭菜園でも 私のズボラ力は遺憾なく発揮された。 丁寧な暮らしとか、 ドライフラワーぶら下げるとか、 もう死んでも言わないよ絶対。 そして、そのズボラさから 翌年こんな末路を辿ることに。↓ 家庭菜園やりたいとか、 草いじりが趣

      • 準備が苦手な私でも、思わずトキメク準備とは。

        旅行とか遠足とか 少し遠出するとか そういう時の準備がとても苦手だ。 持ち物を確認して、 最初は張り切って準備するんだけど、 途中で力尽きて 「もう最悪、買えば良いか」みたいになる。 最近は、赤ちゃんを出産する準備を 着々と進めている。 出産準備も 赤ちゃんのもの、私のもの、 それぞれに準備するものが多くて 実際に産んでみないと必要かどうか分からないものも結構あって、 「もう最悪、必要だったら面会に来てくれた時に旦那に伝えれば良いか」みたいになっている。 けれど、そん

        • 朝の憂鬱と、連絡帳のお守り。

          「…はぁ…小学校行きたくない…」 日曜日の夜から長男が深刻な表情で呟いている。 その横で、 「あしたって、保育園?」 次男が私を覗き込むように尋ねる。 「そうだよ!保育園!」 「…保育園、ヤダ! ヤダヤダ!行きたくない!!!」 突然、地団駄を踏んで叫び出す次男。 さっきまでの冷静さは何処へやら。 床をダンダン、ありったけの力で蹴りまくる。 行きたくない思いを身体中で表現している。 そんな2人をなだめるための、 適切な言葉は未だに見つからない。 ・仕方ないから

          盆と正月が一緒に来るどころの話じゃない。

          8月の中頃から、 恐ろしいほど忙しい。 というのも、 旦那の誕生日が9月1日。 長男の誕生日が9月14日。 赤ちゃんの誕生日(予定)が10月上旬。 次男の誕生日が10月27日。 私以外の家族全員の誕生日が 9月と10月に集中しているのだ。 勿論、誕生日を祝えるのはめちゃくちゃ嬉しい。 1年に1回の特別な日だから、 全員の誕生日を全力で祝いたい。 そこは揺るがない。 子ども達の誕生日については 私たち夫婦の責任と言われればそれまでだけど、 そんな上手いこと子どもは授から

          盆と正月が一緒に来るどころの話じゃない。

          どのお母さんも、多分、家では子ども達のミシュランシェフ。

          子育てをしていると、 美味しく食べさせることって 案外難しいなと感じる。 あ、ちなみに私は いつでもどこでも何でも 割と美味しく食べることができる。 食べることが好きだし、 好き嫌いも全然ない。 前の晩から、 明日の朝は何を食べようか考えるし、 なんならそれを活力に目覚める。 今は妊娠中の身なので、 最近は出産後に食べる 寿司や生牡蠣のことばかり考えている。 美味しく食べさせることが難しいのは、 我が家の子ども達の話。 例えば長男は、 それはそれは偏食だった。

          どのお母さんも、多分、家では子ども達のミシュランシェフ。

          何もしなかった夏に、家族の幸せを見つけた。

          今年の夏は、家で安静にしていた。 というのも、 7月に入って体調を崩したのに無理をしたら、 産婦人科の先生から 「切迫早産になりかかっているから、 安静にしてください! 仕事休めますか? 動いてしまうなら診断書、書きますよ? 切迫早産になると入院ですからね?」 と、かなり強めに言われたからだ。 職業柄、ついつい動いてしまう。 横で一緒に聞いていた旦那の 〝ジロリ〟という音が聞こえてきそうな視線を感じる。 「安静にします… 動きません… 診断書は書かなくて良いです…」

          何もしなかった夏に、家族の幸せを見つけた。

          赤ちゃんの出す〝イイ音〟

          歳を感じる。 37歳の私がこーゆーことを言うと きっと私より年上の方々にはイラッとされる。 私も26歳くらいの人に 「ほんと最近歳とったなって思ってぇ〜」 とか言われると、イラッとするから。 そして私より年下の方々には 「へぇ〜…」 と何とも言えない顔で言われるのも知ってる。 私も自分より年上の方に歳について言われたら、 一体どんな反応が正解なのか分からず 「ほぉ〜、そうなんすねぇ〜…」 みたいな感じになるから。 それを分かった上であえて言っている。 本当に歳を感

          赤ちゃんの出す〝イイ音〟

          親になったら、一度はやってみたいこと 〜リベンジ〜

          遂に、その時がきた。 長男のリベンジを果たす時が 静かにやってきたのである。 〝親のロマン〟という名の 息子に胎内記憶について聞く任務を果たすべく、 今度こそは失敗しないように お風呂に浸かっても 羊水の話は一切せず、 〝お腹の中ってこうなってるらしいよ!〟 みたいな情報漏洩は一切せず。 前回の長男の時には 理想の胎内記憶を言わせるための 情報操作をしてしまった感が否めない。 でも、やってみて思った。 理想通りでも、 理想通りじゃなくても、 情報操作しちゃダメ、絶対

          親になったら、一度はやってみたいこと 〜リベンジ〜

          沢山の幸せのカタチがあるのは、百も承知だけれど。

          〝私の人生に、子どもはいらない〟 そう思っていた。 なぜそんなことを思ったのかといえば 赤ちゃんを可愛いとも 子どもを好きだとも 思ったことがなかったからだ。 さらにいうと 私なんぞが親になる資格はないと思っていた。 『親になる資格はない』を言い換えると、 責任なんておいたくない。 誰かを育てるキャパもない。 自分のことだけ考えて 一生好きに暮らしたい。 要するに私は 幼稚で自己中心的な考え方しか出来ないヤツだった。 子ども産むなんて怖いし痛いし 酒も飲めなくなる

          沢山の幸せのカタチがあるのは、百も承知だけれど。

          ズボラが一軒家を買うと、こうなる。

          アホほど翻弄されている。 庭に。 私と旦那が一軒家を購入したのは 今から6年ほど前だ。 長男が誕生して1歳になる前に 購入に踏み切った。 それまで私たちは 一人暮らしの時期も 結婚してからも アパートやマンションに住んでいた。 それはそれで快適で 幸せな生活だった。 でも、私も旦那も一軒家育ち。 自分の生涯住む家は 出来れば一軒家がいいなぁと お互い何となく思っていた。 息子がこれから歩き出して ドンドンドカスカするのも お喋りが増えて ピーピーギャーギャー騒

          ズボラが一軒家を買うと、こうなる。

          探検ごっこで息子がみつけた〝月のカケラ〟の話。

          「あっ!月のカケラだ!」 ある日曜日の夕方。 旦那が外出していたので 息子達と私で遊んでいた時のことだ。 すっかり暗くなるのが早くなり、 外も寒いので 家の中で遊ぶ時間が増えた。 しかし、男の子2人の相手となると なかなか頭を使う。 自然な流れに身を任せると 遊びば『戦いごっこ』になる。 色んな設定を考えて私に指示をだす 6歳になった長男。 セリフにもこだわりまくる長男。 武器をブロックで作り、 自分を強くしようと準備を怠らない長男。 vs 長男の考えた設定を

          探検ごっこで息子がみつけた〝月のカケラ〟の話。

          我が家で繰り広げられるのは、サスペンスか、コメディか、はたまたヒューマンドラマか。

          ある日の休日、 旦那は部活があるからと 朝から昼まで高校へ行った。 (旦那は高校の教師をしている) その間、私と息子達で公園で遊んだ後、 帰りに寄ったスーパーで見つけたハンバーガーのラスト1個を巡って 息子達が揉めに揉めたので、 旦那にラインをうった。 『このハンバーガー買ってこれる? 1個しかなくて…(写真添付)』 『了解!ハンバーガー買って帰ります!』 結局旦那は『今から帰ります』と連絡をよこしてから なかなか帰って来なくて、 「何軒か回ったコンビニに売ってなくて

          我が家で繰り広げられるのは、サスペンスか、コメディか、はたまたヒューマンドラマか。

          チロルチョコをめぐって、幸せの在り方を考えた。

          「コンビニでチロルチョコ買ってきていい?」 突然の私の発言に 旦那は「?」という反応。 それもそのはず。 私は 口寂しくなったらチロルチョコ! 見かけたら買うよねチロルチョコ!! チョコと言ったらチロルチョコ!!! というほどの チロルチョコ愛好家ではない。 いや、チロルチョコは好きだ。 だけど、たまたま誰かに一粒貰ったら嬉しいなぁという程度で、 自分から率先して買うことはない。 でもまぁ、チロルチョコといったら クッキーアンドクリーム味と きなこもち味と ミル

          チロルチョコをめぐって、幸せの在り方を考えた。

          保育園の個人面談で言われたことから、子育てについて考えた。

          少し前に保育園で 長男の個人面談があった。 私が面談に行きたかったのだけれど、 次男が体調を崩していたので 旦那に面談に行ってもらった。 帰ってきた旦那は少し顔を曇らせている。 「どうだった?なんて言われた?」 「うーん…」 先生からの話で、 長男が集団の中でどういう子なのかが 何となく分かって、 家と違う面もいくつかあったので ちょっと驚いた。 で、色んな息子についての話題の中で 何が旦那の顔を曇らせていたのかというと、 長男がめちゃくちゃマイペースボーイだとい

          保育園の個人面談で言われたことから、子育てについて考えた。

          結局のところ、私が授乳をしている理由とは。

          「ママー! パイパイちょーだいっ!」 エヘヘ♡ という、 あざとい笑顔でこちらを見上げているのは 2歳の次男である。 身体中が汗でベタベタなこの時期、 仕事後にお迎えに行き 家に帰ったらまずはお風呂場に直行したいのだが このパイパイ攻撃が始まると 雲行きが怪しくなる。 「パイパイはお風呂入ってからにしようよー」 「ダメっ!パイパイ!」 「体にバイキンさんいっぱいついてるよ?」 「ダメっ!パイパイのむの!」 「体のベタベタって おふろに入るとサッパリするんだよ

          結局のところ、私が授乳をしている理由とは。