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沢山の幸せのカタチがあるのは、百も承知だけれど。
〝私の人生に、子どもはいらない〟
そう思っていた。
なぜそんなことを思ったのかといえば
赤ちゃんを可愛いとも
子どもを好きだとも
思ったことがなかったからだ。
さらにいうと
私なんぞが親になる資格はないと思っていた。
『親になる資格はない』を言い換えると、
責任なんておいたくない。
誰かを育てるキャパもない。
自分のことだけ考えて
一生好きに暮らしたい。
要するに私は
幼稚で自己中心的な
ズボラが一軒家を買うと、こうなる。
アホほど翻弄されている。
庭に。
私と旦那が一軒家を購入したのは
今から6年ほど前だ。
長男が誕生して1歳になる前に
購入に踏み切った。
それまで私たちは
一人暮らしの時期も
結婚してからも
アパートやマンションに住んでいた。
それはそれで快適で
幸せな生活だった。
でも、私も旦那も一軒家育ち。
自分の生涯住む家は
出来れば一軒家がいいなぁと
お互い何となく思っていた。
息子がこれ
我が家で繰り広げられるのは、サスペンスか、コメディか、はたまたヒューマンドラマか。
ある日の休日、
旦那は部活があるからと
朝から昼まで高校へ行った。
(旦那は高校の教師をしている)
その間、私と息子達で公園で遊んだ後、
帰りに寄ったスーパーで見つけたハンバーガーのラスト1個を巡って
息子達が揉めに揉めたので、
旦那にラインをうった。
『このハンバーガー買ってこれる?
1個しかなくて…(写真添付)』
『了解!ハンバーガー買って帰ります!』
結局旦那は『今から帰ります』と連
保育園の個人面談で言われたことから、子育てについて考えた。
少し前に保育園で
長男の個人面談があった。
私が面談に行きたかったのだけれど、
次男が体調を崩していたので
旦那に面談に行ってもらった。
帰ってきた旦那は少し顔を曇らせている。
「どうだった?なんて言われた?」
「うーん…」
先生からの話で、
長男が集団の中でどういう子なのかが
何となく分かって、
家と違う面もいくつかあったので
ちょっと驚いた。
で、色んな息子についての話題の中で
何
結局のところ、私が授乳をしている理由とは。
「ママー!
パイパイちょーだいっ!」
エヘヘ♡
という、
あざとい笑顔でこちらを見上げているのは
2歳の次男である。
身体中が汗でベタベタなこの時期、
仕事後にお迎えに行き
家に帰ったらまずはお風呂場に直行したいのだが
このパイパイ攻撃が始まると
雲行きが怪しくなる。
「パイパイはお風呂入ってからにしようよー」
「ダメっ!パイパイ!」
「体にバイキンさんいっぱいついてるよ?」
「ダ
生きる と 死ぬ の境界線。
保育園の帰り道、
長男が空に向かって大声で叫ぶ。
「じぃじー!ひぃばぁばー!
風を吹かせてーー!!!」
タイミング良く風が吹く時は
「ありがとうー!
じぃじー!ひぃばぁばー!」
と、もう一度
空に向かって叫ぶ。
風が吹かないと
「どこかにおでかけしてるのかなぁ?」
と、首を傾げて呟く。
植木鉢の花を買った翌日に
雨が降った時なんて
「じぃじとひぃばぁばが
ぼくの花に水をあげてくれ
心に残る出来事が、失われてるような時代だけど。
変な時代になってしまった。
去年の4月から
小学校の先生の仕事に復帰して思ったのは、
クラスの子ども達の顔が分からないということ。
放課後にマスクをしていない子が
自転車に乗っていても
自分のクラスの子だなんて微塵も思わない。
翌日、クラスの子に
「昨日遊びに行く時、先生とすれ違ったよ!」
と言われて、
〝あぁ!もしや、あの子が!〟と
何とも申し訳ない気持ちになる。
逆にいうと、子ども