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【本質】

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記事一覧

【本質】答えが定まらない理由は定義をしていないから

〜するべきか。
〜することは悪いことか。

こういった問いに対して、
そんなの人・状況による、
多様性の時代だから何とも言えない、

無思考でこう言い放って、視野が広い"風"を演じている人には、もう少し頭を使ってほしい。

そもそも、全てにおいて、答えが出ないのは、定義が足りていないからだ。
定義が足りれば、答えは定まる。

次の、誰もが一度は計算したことのある、下の問いについてもそうだ。
1+1

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【本質】環境に頼らない

公務員は転職で活かせるスキルが身に付かない。
この部署は私のことを正当に評価してくれない。

こういうことを聞くと、「痛いな」と思う。
前者に関しては、こういうことを言う人はそもそも自分が身に付けたいスキルを具体的に把握して、それを得られる職場に就職しなかった時点で浅はかだし、たとえ公務員でなかったとしても、そんな人間は転職市場で求められる側でなく求める側で居続けるのだろうなと思う。

後者は、「

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【再掲】改めて言いたいこと

以前、このようなことを書いた。
(タイトルを読んでいただけるだけで十分である。)

これを思い出す出来事があったので、書きたくなった。

イエール大学助教授の経済学者である成田悠輔先生と、経済アナリストの池戸万作さんが、経済成長の方法について議論している。
詳細は動画(13'50"以降)を見ていただきたいが、私には池戸さんの主張は、相関のデータを引用して、それを因果として話しているように見えた。

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【本質】ひろゆきさんに流されない

ひろゆきさんは時として表現が極端だったり論理が破綻していたりするので、彼の発信を鵜呑みにしてはいけない、ということを覚えていただければ今日は目標達成なのだが、私がそう思った事例を1つ紹介したい。

ひろゆきさんがTwitterに投稿した下記内容について、YouTubeで議論がなされていた。

『親の知能は子供に遺伝します。
他人が自分の子供を呼ぶために、名前をつけるのですが、一般的に読めない名前を

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【本質】私の最も尊敬する人

それは、間違いなく、私の父と母だ。

2人は、決して華々しい学歴を持つわけではない。育った家も、とても裕福とは言えない環境だ。
ただ、今でも日々勉強し、資格を取り、日本人の年収分布を見るに、稼ぎは比較的貰っている方だろうと推測する。(旅行へはたくさん連れて行ってもらった。フロリダのディズニーワールドとニューヨークへの家族5人旅行が特に思い出深い。)
私を含む3人の子供も、自分で言うのも気が引けるが

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【本質】", and"は「そうすれば」、", or"は「さもないと」

"A and B"は「Aと(そして)B」を意味する。
"A or B"は「AまたはB」を意味する。

それに倣うと、
"命令文, and ……"は「〜しろ、そして……する」
"命令文, or ……"は「〜しろ、または……する」
と理解できる。

敢えて聞き馴染みのある日本語に訳すなら、
"命令文, and ……"は「〜しろ、そうすれば……する」
"命令文, or ……"は「〜しろ、さもないと……す

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【本質】Don't you 〜?の回答は「いいえ」ならYes、「はい」ならNo

タイトルのような説明を聞いたことはないだろうか。正直、自分で打っていて意味不明だ。

英語の疑問文に答える時は、
「動詞」を
肯定するなら"Yes"、
否定するなら"No"
と言う。

Don't you know Mr. Enosui?
「know」を
肯定する(知っている)なら"Yes"、
否定する(知らない)なら"No"
と言う。
ただそれだけの話である。

Do you know Mr.

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【本質】努力する者は希望を語り、怠ける者は不満を語る

上司に注意され「パワハラ」と言う。
自分と考えの異なる人に対して「あの人はだめだ」と愚痴を言う。
物事が思い通りに行かなかった時に「でも〇〇が」と言い訳をする。

彼らは、思考の幅が狭い。
不満をこぼす人間は、「自分の無能さ」には気づかない。自分の言動に工夫を凝らす余地がないかどうか考えないのだ。というより、多分考える脳がない。
・なぜ自分だけ、と自分を悲劇のヒロインに仕立て上げる
・自分でない他

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【本質】ロボットにはできないこと

 前の記事で書いた通り、私の手には強力なイボが棲み着いている。昨日、久々に液体窒素治療を受けたのだが、それが実現したのは「人の優しさ」があったからだ。

 私は今年度転勤があり、新たな地での生活を始めている。液体窒素治療は定期的に通う必要があるため、仕事終わりでも休日自宅からでも通いやすいところが良い。こっちに来てから、一度自宅近くの医院で受けたが、その後なかなか通えておらず、どうしても今週中に受

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【本質】100人とデートして思ったこと

ある人が
恋愛相手としかしないこと
結婚相手としかしないこと
が自分のしたいことと重なれば、その人と付き合い、結婚する意味があるが、
付き合う、結婚するという手段を取らずともそれが叶うのであれば、敢えてその人と付き合い、結婚する必要はない。

これが、恋愛や結婚の本質だと考える。
(何とかフレンドというものが恋愛に発展しないのはそれ故ではないか)

そして、愛の形について同時に思うことがある。

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【本質】これを解けるか

 次の数字はある規則に従って並んでいる。?に入る数字は何か。

2,4,6,8,?

 正解は、「わからない」(正確には、「1つに定まらない」)。何の数字も入れられなかった人が正しい。純粋すぎる(頭を使わなさすぎる)か、高校で馬鹿真面目に等差数列を勉強してきた人は自信を持って10と答える。逆に、諦めの早い、面倒くさがりの人は正解するかもしれない(世の中にはそういう問題も多い)。

 なぜ10ではだ

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【本質】金や会社のために残業をする人は無能

「今月めっちゃ残業したから稼げたわ」
「今日やること多くて残業しちゃった」

――あほらしい。
残業代を、稼ぐツールにするなんて気の毒すぎる。
やることが多いって、それをやり残すと誰か死ぬのかな。というか、所定労働時間内にそれを終わらせるために作業順序を組み立てられないのかな。

「夢中になってて気づいたら残業してた笑」
このくらい振り切っていたらもはやかわいいが、稼ぐために労働したり、ノルマのた

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【本質】感情を定義することはナンセンス

 というより、正確に表現するのは不可能ではないか。周囲の人と、下の実験をしてみてほしい。

まず、周囲のものをじっくりと見渡す。
そして、その中に見えた「THE・緑色」を指差す。
せーの。

さあ、あなたと、そこにいる皆は全員同じものを指すだろうか。答えは恐らくNOだ。(YESなら申し訳ない、今すぐこのページを立ち去ろう。)

 色の感じ方に多様性があるように、同じもの・ことに対する感情にも多様性

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【本質】謙遜は捨て、謙虚になろう

「私なんてできませんよ」
「こんな私ですけどやってみます」
 どっちと一緒に働きたいか。私なら圧倒的に後者だ。

 日本には、「謙遜」の文化がある。それが美徳とされる謎の文化が。辞書で「謙遜」と調べてみると、こう書いてある。

――相手に遠慮して、自分の能力や価値、言動などをわざと低く評価すること。

なんだこれ。
何故こんな言葉が生まれたのか不思議なくらい馬鹿げた内容だ。敢えて自分の価値を下げて

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