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僕も、きちんと愛されて生まれてきた。
これまで記事に書いてきた通り、6月に無事子どもが生まれた。約3200gの、元気な男の子だ。「女の子がいい」と生まれる前はさんざ思っていたのだけれど、いざ生まれてみると息子にメロメロ。これが女の子だったらどうなっていたことか。仕事も何もかも放棄してべったりしかねなかっただろう。
ただ、生まれる前まで、僕には漠然とした不安があった。それは「自分の子どもを愛せないのではないか」という不安。なにせ僕は、
出産立ち会いに否定的な夫が、実際に立ち会った話
出産の立ち会いに乗り気でなかった僕の心情については前回の日記を参照していただくとして。今回は、出産当日についての話になる。
なかなか陣痛の来ない妻だったが、妊娠37週を超えた段階で誘発剤の投与が決定。妻が分娩室に移動し、本格的な陣痛が訪れたタイミングで病院に呼び出される。すでに分娩台にいる妻は非常に苦しがっていたが、「赤ちゃんの産声を録音して!絶対ね!」とのたまう。意外と余裕あるな。
子宮口が
夫は、出産に立ち会うべきか。
僕はもともと、出産に立ち会うつもりはなかった。
理由は至極単純。血や臓器を見るのが苦手だから。健康診断で採血するときは、常に明後日の方向を向いている。医療ドラマの手術シーンも苦手だ。『TOKYO MER』は毎週観ているが、手術シーンはやはり明後日の方向を向いている。『救命病棟24時』的な番組は、だいたい観れない。
出産前には親族をはじめいろいろな人に「出産には立ち会うの?」と聞かれたが、その
在宅勤務のマスオさん
妻が前期破水となり緊急入院したものの、その当日には産まれず、とりあえず妻の実家に宿泊させてもらうことになった…というのが前回までの話。今回もその続編。
―― 破水したらすぐに子どもが産まれる
そう思っていた時代が、僕にもありました。
金曜の夜に破水した妻。しかし土曜になっても息子は産まれることはなく、日曜になっても産まれる気配が一向になかった。結論を先に言えば、破水から約2週間、息子は子宮の