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つわりを、乗り越えた。

話がちょっとくだらない方向へと進んでしまったのだけど、そんな風に余裕を持って語れるのも妻のつわりが落ち着き、僕の負担が大分減ったから。苦手分野である掃除は妻がやってくれるようになったし、食事の用意にしても手伝ってもらえるようになった。ただ、ここまで余裕が出てきたのにも、微々たるものだけど僕ら夫婦なりの工夫があった。そこで今回は、つわりを乗り越えられた要因を改めて考えてみたいと思う。

そもそも、妻のつわりが落ち着いた。

人によっては出産するまで続くというつわり。妻の場合は幸運なことに、年末くらいから徐々につわりが落ち着き始めた。5ヶ月目に入ったくらいのときには、つわりで1日起きていられない…なんてことはほぼなくなった。

僕も、仕事が変わった。

転職ではなく、社内異動。コピーライターからとあるWebサービスのプロダクトマネージャーになった。ミッションはむしろ難しくなったのだけど、「作業」をすることが減った。どちらかというと締め切りが長く考える仕事が増えたため、常に締切に追われるようなことが少なくなったのだ。

自分に完璧を求めるのをやめた。

今まで「ちゃんと栄養とってもらわないと!」という想いが強すぎて、食事は毎日手づくりだった。料理自体は嫌いじゃないのでそこまで苦ではないものの、とにかく仕事の時間が減ることがきつかった。なので、本当に忙しいときは「今日はウーバーでいい?」と、甘えることにした。1週間に1回でも食事をつくる機会が減るだけで、だいぶ楽になった。

時間を買うようにした。

食事をつくる上で一番のネックだったのが、実は食材の買い出しだった。ご飯をつくる前にスーパーに行って、献立を考えながら買い物して…みたいなことをやってるとそれだけで1時間は消費されてしまう。そこから手の込んだものをつくると、さらに1~2時間はかかる。なので、これを解決するために、パルシステムを導入した。ネットスーパーなども色々検討したのだけど、「おかずセット」みたいなものが充実しているという理由で、パルシステムに決定。おかげで晩ご飯をつくる時間が1時間以内で済むようになった。すごく楽。そして美味しい(回し者ではござらん)。

土日に平日の準備をしておく。

パルシステムは1週間に1回の配達。つまり、1週間分をまとめて注文する必要がある。なのでそのタイミングで、いっそ1週間分の献立をつくっておくことにした。すると、まぁ平日の晩ごはんづくりが捗る。献立に悩む時間がなくなるので、初動が速い。結果、炊飯器のスイッチを入れて炊きあがる頃には大体の料理ができている…というスピード感で料理ができるように(パルシステムのおかげや…)。ちな、これが献立表。雑いので恥ずかしいけども…。

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率直に気持ちを伝えた。

まぁ一番はここかもしれない。仕事とのバランスを取るのにあまりに辛い想いをしたので、そのことを妻に話した。「できることだけでいいから、家事を手伝ってほしい」と。といってもたとえば「食事の前にお箸を並べたり、ドレッシングを出しておいてもらう」とか「自分の洗濯物は自分でたたんでもらう」とかそのくらい。何にしても「自分だけ家事をやってる感」を感じてしまうと(僕の心が狭いので)「なんで自分だけ!」と思ってしまいやすい。なので、妻がつわりでも無理のない程度に役割を持たすことで、僕のメンタルが保たれた。そして、先日も書いたけど「手伝わせる気はないから、『何か手伝おうか?』って聞いほしい」ということを要望しました。僕自身、「察してよ」と言われても無理な人間なので、言ってもらいたい言葉を要求しました(笑)。

こうした工夫と、つわりや仕事のタイミングが重なり、夫婦関係崩壊と僕の発狂という危機を回避することができました。今では妻のおならでゲラゲラ笑い合うことができて、本当に幸せです。子どもが生まれたらまた地獄のような忙しさになる気もするけど、そのときにてんやわんやしないよう予行練習ができたのかもしれない…と、前向きにつわり期間を捉えるようにする。

※つわり期間でも、夫が家事を手伝わないのが割とスタンダードだった頃って、本当にママさんって大変だったんだな…と思います。僕の母親は「つわりのとき辛くて寝てたら仮病を疑われた」と、今でも父親の当時の態度を根に持っているようです。

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