僕も、きちんと愛されて生まれてきた。
これまで記事に書いてきた通り、6月に無事子どもが生まれた。約3200gの、元気な男の子だ。「女の子がいい」と生まれる前はさんざ思っていたのだけれど、いざ生まれてみると息子にメロメロ。これが女の子だったらどうなっていたことか。仕事も何もかも放棄してべったりしかねなかっただろう。
ただ、生まれる前まで、僕には漠然とした不安があった。それは「自分の子どもを愛せないのではないか」という不安。なにせ僕は、コンプレックスだらけの人間だ。そんな僕のDNAを受け継いだ人間なんて、存在しない