こきち

コピーライター兼プロダクトマネージャー。 Webサービスとかプロダクトとかつくってます…

こきち

コピーライター兼プロダクトマネージャー。 Webサービスとかプロダクトとかつくってます。 そこそこ業界歴は長いですが、パパ歴は0年目。 もうすぐ子どもが生まれるにあたって、 育児の奮闘を記録すべくnoteをはじめました。

最近の記事

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子育てパパのホンネは、なかなか聞けない。

noteを始めることにしてみた。 それは、僕に起きた人生の転機を何か言葉にしておきたいと思ったから。 その転機は、子ども。そう、父親になるのだ。 正確に言えば、まだ妻は妊娠中だから”育児”ではないのかもしれない。ただ、現時点で言葉にしたいことはいくらでもある。だから、生まれるまでと、そして生まれたあとも、その奮闘の跡を残そうと思った(生まれたら忙しくてそれどころじゃなくなるかもしれないけれど…) そして、もう一つnoteをはじめようとした理由がある。育児に関する書籍にし

    • あっという間の、ハーフバースデー。

      前回書いた記事から、4ヶ月が経とうとしている。そして、息子が生まれてから、6ヶ月が経とうとしている。なぜこんなにも期間が空いていたのかといえば、小さな命にただただ翻弄される毎日を過ごしていたからだ。 詳しくはおいおい記事にしたいと思っているのだけれど、ダイジェストを記すとしたら、以下のような流れになる。 6月:夜が訪れる恐怖を味わう。新生児あるあるだとは思うのだけど、とにかく夜に授乳の頻度がヤバイ。2時間に1回はギャン泣き。しかも母乳をあげても飲むのが下手くそすぎてめっち

      • 僕も、きちんと愛されて生まれてきた。

        これまで記事に書いてきた通り、6月に無事子どもが生まれた。約3200gの、元気な男の子だ。「女の子がいい」と生まれる前はさんざ思っていたのだけれど、いざ生まれてみると息子にメロメロ。これが女の子だったらどうなっていたことか。仕事も何もかも放棄してべったりしかねなかっただろう。 ただ、生まれる前まで、僕には漠然とした不安があった。それは「自分の子どもを愛せないのではないか」という不安。なにせ僕は、コンプレックスだらけの人間だ。そんな僕のDNAを受け継いだ人間なんて、存在しない

        • 出産立ち会いに否定的な夫が、実際に立ち会った話

          出産の立ち会いに乗り気でなかった僕の心情については前回の日記を参照していただくとして。今回は、出産当日についての話になる。 なかなか陣痛の来ない妻だったが、妊娠37週を超えた段階で誘発剤の投与が決定。妻が分娩室に移動し、本格的な陣痛が訪れたタイミングで病院に呼び出される。すでに分娩台にいる妻は非常に苦しがっていたが、「赤ちゃんの産声を録音して!絶対ね!」とのたまう。意外と余裕あるな。 子宮口が広がり、もうすぐで赤ちゃんが産まれるというタイミングになると、妻のいきる声もいっ

        • 固定された記事

        子育てパパのホンネは、なかなか聞けない。

          夫は、出産に立ち会うべきか。

          僕はもともと、出産に立ち会うつもりはなかった。 理由は至極単純。血や臓器を見るのが苦手だから。健康診断で採血するときは、常に明後日の方向を向いている。医療ドラマの手術シーンも苦手だ。『TOKYO  MER』は毎週観ているが、手術シーンはやはり明後日の方向を向いている。『救命病棟24時』的な番組は、だいたい観れない。 出産前には親族をはじめいろいろな人に「出産には立ち会うの?」と聞かれたが、そのつもりがない旨を伝えると「えー!せっかくの機会なのに」と立ち会わないことに理解を

          夫は、出産に立ち会うべきか。

          リアルな、出産にかかるお金の話。

          出産にはお金がかかる。 それは、前々から覚悟していたことではあった。ただ、実際にはいくつかの想定外の出費が重なり、「あわわわわ…」となってしまうこともあった。 そもそも病院選びは重要だ。出産にかかる費用は病院によってもまちまち。ウチの場合、なるべく快適かつ安心できる環境で産んでほしかったので、出産手当一時金におさまらなくても出産時に問題が起きても対処してもらえる総合病院を探した。そんな中、妻が選んだのはとある公立病院だった。 出産費用は50万円弱くらい。まぁ、自己負担が

          リアルな、出産にかかるお金の話。

          ネガティブな情報と、どう向き合うか。

          予定日より1ヶ月早く破水したものの、1週間経っても陣痛の来ない入院中の妻。僕のみならず、臨時的に同居中の義父母もその状態を訝しがっていた。しかし、コロナ中なもので見舞いどころか、医師の先生に話を聞くこともできない。今でこそ軽口を叩けるが、当時は心中穏やかでなかった。 となると、頼れるのはネットの力のみである。前期破水について、アレコレ調べてみる(もちろん、それまでも何度も調べてはいるのだけども)。 すると目に飛び込んでくるのは、どれも不安を煽るような内容ばかりだ。前期破水

          ネガティブな情報と、どう向き合うか。

          在宅勤務のマスオさん

          妻が前期破水となり緊急入院したものの、その当日には産まれず、とりあえず妻の実家に宿泊させてもらうことになった…というのが前回までの話。今回もその続編。 ―― 破水したらすぐに子どもが産まれる そう思っていた時代が、僕にもありました。 金曜の夜に破水した妻。しかし土曜になっても息子は産まれることはなく、日曜になっても産まれる気配が一向になかった。結論を先に言えば、破水から約2週間、息子は子宮の中に居座ることになるのだ。 もちろん、いつ産まれるかなんてのはその時点では誰に

          在宅勤務のマスオさん

          水は破れる。されど産まれず。

          前回の投稿から、またしても1ヶ月以上が空いてしまった。予定日の1ヶ月前に妻が前期破水となり、緊急入院した…というのがざっくりとした振り返り。詳しくはこちらをば。 前期破水なんて言葉を聞いたこともなかった人間からすると、妻の容態もお腹の子の状態も気がかりだ。しかし、世の中はコロナで緊急事態宣言中。新生児が生まれる病院に、夫といえどおいそれと入れるわけにはいかない。 てなもんで病室には入れてもらえず、先生の話も聞けない。できたのは、妻から依頼された入院グッズを、受付経由で渡し

          水は破れる。されど産まれず。

          前期破水。

          「破水した」 妻からそう連絡があったのは、予定日のちょうど1ヶ月前だった。本業と副業の作業が重なりあっぷあっぷしていたこともあり、最初に聞いたときは何を言っているのかよくわからなかった。 だって予定日1ヶ月も先だし。この先しばらくないだろう独身気分を味わうために、週末は溜めていたアニメをお酒片手に観ようとしてたくらいだし。 そのとき妻は、僕のいる自宅から1時間以上かかる実家に帰省していた。夜だったが、幸いまだ電車のある時間。とりあえず「今から行くよ」と声をかけたものの、

          前期破水。

          妻のお腹が愛しい。

          久しぶりの記事になってしまった。 ここ最近は大きなドラマもないまま、妻のお腹は順調に大きくなっている。6月末が出産予定日なのでパンパン。しかし、お腹の子はあと1kgくらい重くなり、お腹はまだこれからさらにパンパンになるというのだからすごい。 そして、この大きくなったお腹が、本当に愛しい。暇さえあれば僕は妻のお腹をさすっている。そこに反応するようにお子がぐいんと動くと、「ひゃおう!」とよくわからない奇声をあげている。30分で仕事に対する集中力が切れるのでそのたびにリビングに

          妻のお腹が愛しい。

          つわりを、乗り越えた。

          話がちょっとくだらない方向へと進んでしまったのだけど、そんな風に余裕を持って語れるのも妻のつわりが落ち着き、僕の負担が大分減ったから。苦手分野である掃除は妻がやってくれるようになったし、食事の用意にしても手伝ってもらえるようになった。ただ、ここまで余裕が出てきたのにも、微々たるものだけど僕ら夫婦なりの工夫があった。そこで今回は、つわりを乗り越えられた要因を改めて考えてみたいと思う。 そもそも、妻のつわりが落ち着いた。人によっては出産するまで続くというつわり。妻の場合は幸運な

          つわりを、乗り越えた。

          妻のおならが、止まらない。

          このnoteは妻に内緒で書いている。自身の預かり知らぬところで「放屁が止まらない」と不特定多数の人々に暴露される妻を不憫とは思うものの、僕からすれば口の軽い夫と結婚した自分を恨んでくれとしか言えない。 もちろん、おならが止まらなくなったのは妊娠してからである。それまで、妻のおならを聞いたことはなかった。きっと、したいときがあってもトイレなどで済ませていたのだろう。僕も仲の良い男友達の前であったとしても人前でおならをしない質なので、空気清浄機いらずのカップルであった。 しか

          妻のおならが、止まらない。

          お子、妊娠13週目にして父を超える。

          「名前は親から子どもへの最初のプレゼント」だなんだと、世間一般的には言われるものだ。かくいう僕の名前も父親から一字もらっている。(申し訳ないことに)あまり気に入っているとは言えないが。 そんな想いがあるからか、子どもができる前から「自分に子どもが生まれたら、どんな名前をつけようか」と妄想するのが好きだった。無料の姓名判断サイトなどで、考えた名前の運勢を占ったり。 女の子がほしいということと、女の子につける名前の漢字のほうが美しいものが多いという理由から、もっぱら女の子の名

          お子、妊娠13週目にして父を超える。

          欲しい言葉は、「ありがとう」じゃない。

          つわりの妻の分も、料理や洗濯、掃除などの家事をしていたってのが、前回まで話した部分(ちょっと日が空いたのでおさらい)。 で、まぁそんな生活をしているものだから、もはや満身創痍なわけで。「本音を書く」というコンセプトで記事を書いているので書き殴らせてもらえば、「つわりで大変」という妻の状況を頭で理解できていても、内心ではやはり「少しは手伝ってよ…」というイライラが心を支配していた。 今思えばどうってことないのだけど、当時は仕事もあまりうまく回っていない状態だったこともあり、

          欲しい言葉は、「ありがとう」じゃない。

          つわり、急襲。

          つわりの重さは、人によるという。なかには、出産までほとんどつわりがない…なんてケースもあるようだ。そこでいうと僕の妻は、限りなく重い方だった。日によって体調は変わるものの、ソファの上から一歩も動くことができないことも、珍しい話ではなかった。 妊娠が発覚してからというもの、料理をはじめ洗濯や掃除はすべて僕の役割となった。しかも、折しも引っ越したばかり。妻に手伝ってもらえない分、開梱作業も進まない。もともと僕はキレイ好きではないのだけれど、さすがにダンボールや中途半端に開梱され

          つわり、急襲。