出ん出ん虫

出ん出ん虫は、果てしなく広がる”見知らぬ世界”に興味津々、怖さを乗り越え「冒険の旅」に…

出ん出ん虫

出ん出ん虫は、果てしなく広がる”見知らぬ世界”に興味津々、怖さを乗り越え「冒険の旅」に出ます!

記事一覧

2023年夏 北海道利尻島&礼文島サイクリングと登山の旅(利尻山登山編)

 利尻山(りしりざん)は山登りをする人には言わずと知れた最北の日本百名山。国土地理院の地図では括弧付きで利尻富士と書かれています。標高は北峰1719m、南峰1791mで南…

出ん出ん虫
2週間前
13

2023年夏 北海道利尻島&礼文島サイクリングと登山の旅(概要編)

 四国瀬戸内サイクリング旅と同様、2023年夏に実施したこのサイクリング旅も、記録を書きかけたまま時が過ぎてしまいました。遅ればせながら、従来同様、概要編とトピック…

出ん出ん虫
3週間前
3

四国瀬戸内サイクリング旅 2023年春 (しまなみ海道編)

 今回のサイクリング旅のハイライト。昨日とは打って変わって快晴。絶好のサイクリング日和となる。  しまなみ海道は、愛媛県今治市から広島県尾道市を、瀬戸内海に浮か…

出ん出ん虫
1か月前
18

四国瀬戸内サイクリング旅2023年春 (石鎚山登山編)

 四国には、日本百名山が二座。愛媛県の石鎚山(1982m)と徳島県の剣山(1955m)。四国で一番高い山であり、かつ西日本の最高峰でもあるのが石鎚山である(剣山は西日本第二位…

出ん出ん虫
1か月前
6

四国瀬戸内サイクリング旅 2023年春 (丸亀市猪熊弦一郎現代美術館編)

 四国瀬戸内サイクリングの初日の終着地丸亀市で訪れたのは、猪熊弦一郎現代美術館。駅前にあった。まずその建物の姿が素敵だった。到着が午後5時ごろになってしまったの…

出ん出ん虫
1か月前
7

四国瀬戸内サイクリング旅 2023年春 (香川県を代表する観光スポット編;金刀比羅宮と丸亀城)

 高松さぬき空港が、高松市街からかなり離れた南部にあることが分かり、昨年のサイクリング旅の途中で立ち寄った高松市内へ向かうことをやめて、空港からほぼ西の方向にあ…

出ん出ん虫
1か月前

2023年春、四国瀬戸内サイクリング旅(概要編)

 昨年2023年に実施したこのサイクリング旅も、記録を書きかけたまま時が過ぎてしまった。今年2024年にすでに投稿したサイクリング旅(「利根川下流・・・」、「京奈和自転…

出ん出ん虫
1か月前
7

今年(2024年)の東京大学学園祭『五月祭(ごがつさい)』つまみ喰い見学体験記

第97回五月祭が去る2024年5月18日(土)、19日(日)に開催された。初日の18日は5歳の孫を連れて、二日目最終日の19日には、外国人への日本語支援活動で知り合った(私が…

出ん出ん虫
1か月前
5

京奈和自転車道(京都〜奈良〜和歌山)を辿るサイクリング旅 2024年春 【トピックス編】

1. 京都奈良の仏閣訪問1)平等院  先日からの雨も朝方に上がり、昼頃には春には少し強すぎる陽射しがさすようになっていた。好天に恵まれたこともあり、表参道の鳥居…

出ん出ん虫
2か月前
15

京奈和自転車道(京都〜奈良〜和歌山)を辿るサイクリング旅 2024年春 【概要編】

 学習支援活動(注1)がお休みになる年度末の3月末から4月初めの期間が、季節的にもサイクリングの絶好のタイミングである。昨年の秋に初の九州サイクリングを構想して…

出ん出ん虫
2か月前
6

2024年、新しい年が始まって早々に・・・

株式相場最高値と世の中は浮かれているが、記録的な円安で、円の価値は激減していることとリンクさせないで浮かれている。現実は、かなりの株(国内)を持っていても、ドル…

出ん出ん虫
3か月前
5

映画「大地のうた 三部作」サタジット・レイ監督 を紹介したい

*昨年夏頃に書きかけたままで、長い間放置してしまったが、改めて、読み直して体裁を整えたので、投稿しておきたい。 昨年(2022年)日本で公開されたインド映画「RRR」…

出ん出ん虫
4か月前
5

宮沢賢治のちょっと不思議な物語

宮沢賢治の物語童話といえば、「銀河鉄道の夜」や「注文の多い料理店」が思い浮かぶ。これらは、物語の筋、展開には、汲めども尽きぬ奥深さはあるけれど、決して難解とはい…

出ん出ん虫
4か月前
4

「本阿弥光悦の大宇宙」を覗いたら・・・

事前の知識なし、先入観なしで「船橋蒔絵硯箱」を見て、美しいと思うだろうか?本阿弥光悦の代表作品で、国宝である。 https://emuseum.nich.go.jp/detail?langId=ja&webV

出ん出ん虫
4か月前

2023年はどんな年であったか(自分の備忘録のために)

(大晦日に書き始めたものの、除夜の鐘が鳴ってしまい、ほぼ完成した状態で中断したままだったものに書き継いだものなので、2024年1月1日起草の体裁にて)  新型コロナは…

出ん出ん虫
4か月前
4

利根川下流・2024年新春ミニサイクリング旅(一泊二日)

 関東地方を流れる主要な川といえば、利根川、荒川とその支流ともいえる隅田川、江戸川、多摩川であろう。このうち、荒川は、私が暮らす地域から近く、日々のトレーニング…

出ん出ん虫
5か月前
3
2023年夏 北海道利尻島&礼文島サイクリングと登山の旅(利尻山登山編)

2023年夏 北海道利尻島&礼文島サイクリングと登山の旅(利尻山登山編)

 利尻山(りしりざん)は山登りをする人には言わずと知れた最北の日本百名山。国土地理院の地図では括弧付きで利尻富士と書かれています。標高は北峰1719m、南峰1791mで南峰が最高地点なのですが、北峰から鞍部を挟んだ南峰までの約250mの道は崩壊が進んでいて、一般登山者は辿り着けません。そのため、一般的には利尻山登山は北峰を山頂とみなしているようです。これは鳥取大山の場合と同じ状況です(注参照)。

もっとみる
2023年夏 北海道利尻島&礼文島サイクリングと登山の旅(概要編)

2023年夏 北海道利尻島&礼文島サイクリングと登山の旅(概要編)

 四国瀬戸内サイクリング旅と同様、2023年夏に実施したこのサイクリング旅も、記録を書きかけたまま時が過ぎてしまいました。遅ればせながら、従来同様、概要編とトピックス編に分けて投稿させていただきます。

 利尻富士は、日本百名山の最北の山であるばかりでなく、美しい姿と、海抜に近い場所を出発点とした山頂(1700メートルを超える)までの厳しい上りで知られ、山登りを愛する人間にとって、一度は登りたい憧

もっとみる
四国瀬戸内サイクリング旅 2023年春 (しまなみ海道編)

四国瀬戸内サイクリング旅 2023年春 (しまなみ海道編)

 今回のサイクリング旅のハイライト。昨日とは打って変わって快晴。絶好のサイクリング日和となる。
 しまなみ海道は、愛媛県今治市から広島県尾道市を、瀬戸内海に浮かぶ大小6つの島にかかる6つ(あるいは7つ)の橋によって結ぶ、自動車専用道、ならびに併設された自転車・歩行者専用道路のことをいう。

 予定より15分遅れて、今治駅前の宿所(しまなみ温泉「喜助の宿」)を7時45分に出発。しまなみ海道の最初の橋

もっとみる
四国瀬戸内サイクリング旅2023年春 (石鎚山登山編)

四国瀬戸内サイクリング旅2023年春 (石鎚山登山編)

 四国には、日本百名山が二座。愛媛県の石鎚山(1982m)と徳島県の剣山(1955m)。四国で一番高い山であり、かつ西日本の最高峰でもあるのが石鎚山である(剣山は西日本第二位)。昨年(2022年)6月に、山陰地方サイクリング旅の途上で、やはり百名山の一つであり、中国地方第一の高峰大山(だいせん)に登ることができた。
https://note.com/dendenboken/n/nee73bc0ef

もっとみる
四国瀬戸内サイクリング旅 2023年春 (丸亀市猪熊弦一郎現代美術館編)

四国瀬戸内サイクリング旅 2023年春 (丸亀市猪熊弦一郎現代美術館編)

 四国瀬戸内サイクリングの初日の終着地丸亀市で訪れたのは、猪熊弦一郎現代美術館。駅前にあった。まずその建物の姿が素敵だった。到着が午後5時ごろになってしまったのだが、6時まで開館していたため、入館者がほとんどいない展示室をほぼ1時間ゆっくり見学できたのはとても嬉しい誤算だった。

 猪熊弦一郎のことは名前を聞いたことがあるくらいで、その作品、作風についてほとんど事前の知識はなかった。作品を鑑賞し終

もっとみる
四国瀬戸内サイクリング旅 2023年春 (香川県を代表する観光スポット編;金刀比羅宮と丸亀城)

四国瀬戸内サイクリング旅 2023年春 (香川県を代表する観光スポット編;金刀比羅宮と丸亀城)

 高松さぬき空港が、高松市街からかなり離れた南部にあることが分かり、昨年のサイクリング旅の途中で立ち寄った高松市内へ向かうことをやめて、空港からほぼ西の方向にあたる金毘羅宮へ向かった。時間に余裕があれば、やはり昨年望みを達せられなかった、源平合戦の歴史的古戦場である「屋島」へ登りたかったのであるが、これは諦めた。

 金刀比羅宮といえば、映画「二十四の瞳」(木下恵介監督1954年)の一場面を思い出

もっとみる
2023年春、四国瀬戸内サイクリング旅(概要編)

2023年春、四国瀬戸内サイクリング旅(概要編)

 昨年2023年に実施したこのサイクリング旅も、記録を書きかけたまま時が過ぎてしまった。今年2024年にすでに投稿したサイクリング旅(「利根川下流・・・」、「京奈和自転車道・・・」)とは順番が逆になってしまったが、従来同様、概要編とトピックス編に分けて投稿しておこうと思う。

 四国一周の旅は、「お遍路」という特別の意味合いがある。「お遍路」をするかしないか、するとしたらどういう形で実施するかは、

もっとみる
今年(2024年)の東京大学学園祭『五月祭(ごがつさい)』つまみ喰い見学体験記

今年(2024年)の東京大学学園祭『五月祭(ごがつさい)』つまみ喰い見学体験記

第97回五月祭が去る2024年5月18日(土)、19日(日)に開催された。初日の18日は5歳の孫を連れて、二日目最終日の19日には、外国人への日本語支援活動で知り合った(私が何度か先生役をした)中国系マレーシア人のITエンジニアK君を案内して回った。

初日の土曜日は、初夏の強い陽が射して25度は優に越える夏日になった。屋台が並ぶ通路は昼前から人の波でごった返している。
子供向けの展示やイベントも

もっとみる
京奈和自転車道(京都〜奈良〜和歌山)を辿るサイクリング旅 2024年春 【トピックス編】

京奈和自転車道(京都〜奈良〜和歌山)を辿るサイクリング旅 2024年春 【トピックス編】

1. 京都奈良の仏閣訪問1)平等院

 先日からの雨も朝方に上がり、昼頃には春には少し強すぎる陽射しがさすようになっていた。好天に恵まれたこともあり、表参道の鳥居に到着した11時ごろには、外国人観光客が溢れていた。拝観入場の列は短かったが、鳳凰堂の内部観覧は1時間半の待ち時間と告げられ、これは断念した。鳳凰堂の姿は、写真ではお馴染みだが、前面にある池越しに見る実物の姿は、思ったよりかなり小ぶりだっ

もっとみる
京奈和自転車道(京都〜奈良〜和歌山)を辿るサイクリング旅  2024年春 【概要編】

京奈和自転車道(京都〜奈良〜和歌山)を辿るサイクリング旅 2024年春 【概要編】

 学習支援活動(注1)がお休みになる年度末の3月末から4月初めの期間が、季節的にもサイクリングの絶好のタイミングである。昨年の秋に初の九州サイクリングを構想していたが、コロナ罹患や母の死去で実行できなかった。さらに、この春は、諸事情が重なり、6日間が旅に当てられる最長の日程となってしまったため、九州旅は断念した。もう一つの目標である、四国の太平洋側サイクリングも、同様に日程的に厳しいと判断。迷った

もっとみる
2024年、新しい年が始まって早々に・・・

2024年、新しい年が始まって早々に・・・

株式相場最高値と世の中は浮かれているが、記録的な円安で、円の価値は激減していることとリンクさせないで浮かれている。現実は、かなりの株(国内)を持っていても、ドルベースでは4年前より大幅に資産は減っているはずだ。
学生時代の友人が、一昨年、円が急激に安くなる直前に、1000万円(!)、一気にドルに替えていたが、いい勘とといい度胸だった。しかし、四六時中、円ドルレートを気にする人生を送っているようだっ

もっとみる
映画「大地のうた 三部作」サタジット・レイ監督 を紹介したい

映画「大地のうた 三部作」サタジット・レイ監督 を紹介したい

*昨年夏頃に書きかけたままで、長い間放置してしまったが、改めて、読み直して体裁を整えたので、投稿しておきたい。

昨年(2022年)日本で公開されたインド映画「RRR」が、2023年夏の現時点でも、大ヒットが続いている。夏からは日本語吹き替え版もリリースされ、ロングランが続きそうだ。実はわたしはまだ観ていない。

インド映画は、日本ではまだまだ馴染みが薄いが、映画制作の本場である米国のハリウッド映

もっとみる
宮沢賢治のちょっと不思議な物語

宮沢賢治のちょっと不思議な物語

宮沢賢治の物語童話といえば、「銀河鉄道の夜」や「注文の多い料理店」が思い浮かぶ。これらは、物語の筋、展開には、汲めども尽きぬ奥深さはあるけれど、決して難解とはいえないだろう。

「セロ弾きのゴーシュ」も広く知られている作品の一つだ。

中村哲さんが、宮沢賢治の「セロ弾きのゴーシュ」を引き合いに出して、彼の偉大な業績の実現を支えた気持ちを説明していた。

セロが下手くそと言われて、一所懸命練習に取り

もっとみる
「本阿弥光悦の大宇宙」を覗いたら・・・

「本阿弥光悦の大宇宙」を覗いたら・・・

事前の知識なし、先入観なしで「船橋蒔絵硯箱」を見て、美しいと思うだろうか?本阿弥光悦の代表作品で、国宝である。

https://emuseum.nich.go.jp/detail?langId=ja&webView=&content_base_id=100195&content_part_id=0&content_pict_id=0

東京上野で開かれている特別展「本阿弥光悦の大宇宙 ”始めよう

もっとみる
2023年はどんな年であったか(自分の備忘録のために)

2023年はどんな年であったか(自分の備忘録のために)

(大晦日に書き始めたものの、除夜の鐘が鳴ってしまい、ほぼ完成した状態で中断したままだったものに書き継いだものなので、2024年1月1日起草の体裁にて)

 新型コロナはつかの間収束の様相。国内は、表面的には平穏な日常の光景が戻ってきたように見える。しかし、世界の様相は混迷を極めている。2年近く続くロシアのウクライナ領土侵略戦争がこう着状態で、日々、ロシアによるウクライナの都市への攻撃で人命が失われ

もっとみる
利根川下流・2024年新春ミニサイクリング旅(一泊二日)

利根川下流・2024年新春ミニサイクリング旅(一泊二日)

 関東地方を流れる主要な川といえば、利根川、荒川とその支流ともいえる隅田川、江戸川、多摩川であろう。このうち、荒川は、私が暮らす地域から近く、日々のトレーニングや運動のために走っている川である。何年か前には、河口から熊谷までロードバイクで走ったことがある。河口付近は自転車で走るようなルート整備ができていない江戸川も、河口から野田まで走ったことがある。多摩川は、さらに身近な川で、何年か前にフルマラソ

もっとみる