記事一覧
子どもにも教員にも求め続けられる『資質・能力』
『審議のまとめ』を読んでみた
文科省がまとめた「「令和の日本型学校教育」を担う質の高い教師の確保のための環境整備に関する総合的な方策について(審議のまとめ)」について、パブリックコメントを募集している。
令和の日本型学校教育」を担う質の高い教師の確保のための環境整備に関する総合的な方策について(審議のまとめ)https://www.mext.go.jp/content/20240524-mx
手で『見る』ということ 〜視覚特別支援学校の理科授業〜
以前から本を読んで興味を持っていた、筑波大学附属視覚特別支援学校の生物の授業。今回ダイアローグ・ラーニングの井上さんのご紹介で、手で触って観察するという武井洋子先生の生物の授業を見に行くことができた。
ものすごく勉強になったので、気付いたことや考えたことのメモとして書き残しておく。メモなので断片的で読みにくいかもしれないが、悪しからず。授業の本筋の詳しい内容や実践の背景については以下の本を読んで
働く教師の疎外と、本来性のワナ
「教師って大変な仕事なんですよね?」
最近、保護者や生徒にまで「教師って大変な仕事なんですよね?」とよく言われるようになった。以前は社交辞令的なノリで言われていたものが、最近のそれは感情がこもっている。本当に哀れむような、可哀想だという気持ちを込められた言葉を受け取ると、その場に居ても立ってもいられなくなる。
教師の仕事は大変かもしれない。忙しい。でも、だれかに可哀想と思われるくらい忙しいの
本当は授業なんて、失敗ばかりだ。
授業の様子が記事になった
2月、私が教えている生徒たちの様子を取材に、ライターさんとカメラマンさんが来た。理科の授業自体は「科学者の時間」という名前でやっているのだが、今回は他校の教員仲間とやっている、「探究理科」という取り組みを取り上げて頂いた。もうこの際名前などはどうでもよくて、自分たちが大事にしていることを、ここまでしっかり言葉にしてもらえたのは初めてで、出来上がった記事を読んだときはと
教員の仕事と時間、そしてブルシット・ジョブ
教員の働き方改革が進んでいないらしい。
教員の働き方を変えなければならないのは大いに賛成なのだが、「時間」を教員の仕事を測るものさしとして強調しすぎる最近のムードには慎重になるべきだと私は考えている。今回はその辺りの考えをまとめたい。
教員の仕事は時間では測れない
教員の働き方改革をめぐる動きのなかで、「定額働かせ放題」という言葉に代表される、勤務時間外の仕事には残業代を出すべきだという