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ベルリンの壁が崩壊しても解決しなかった問題
ベルリンの壁が崩壊してから、先日で34年を迎えた。
当時、壁が崩壊してから数ヶ月の間に欧州の社会主義体制が次々と連鎖的に崩壊。これによって東西冷戦も終結。世界史に刻まれる大きな出来事だった。
でもいま振り返って考えると、壁は崩壊したものの、だからといって壁が建設されたそもそもの原因が解決した訳ではなかった。
「そもそもの原因」とは何か?
それは、人というものは「富の格差」に不満を持つもので
まずは声をあげてみる
当時はまだ、コロナ禍の真っただ中だった。
僕はドイツで生活していた。コロナが広がってから初めて迎える冬の足音が大きくなるにつれて、感染者が爆発的に増加。そんな状況を目の当たりにして、みんなが身構えていた。あれは2020年秋のこと。
そんな中、ドイツ政府はコロナ対策のため、2020年11月から「劇場・オペラ座・コンサートホール」等を閉鎖すると発表した。
それが発表された数日後の週末。
市内を
日本は自助社会か公助社会か
このテーマについては、僕がnoteを始めてからず〜〜っと投稿したいと思っていた。メモは何年も前に作成済みだったけど、なかなか投稿できるレベルまで整理できていなかった。今回ようやく記事にしてみる。
この記事でテーマにしていることが何かといえば、日本の社会は他国と比較したときに、
「自助社会=自分の身は自分で守る社会設計」なのか。
それとも、
「公助社会=社会全体でお互いに支えあっていこうとい
アウトバーンは自由の象徴
今回は、前回投稿した「アウトバーンまとめ」の続きで、社会的な視点からの話。
まず、ざっと前回のおさらいをすると・・・、アウトバーンとは、ドイツ版の高速道路。
元々は今から100年近く前の時代に、ドイツ全土に張り巡らされた。目的は「休日に国民みんなが家族で車に乗ってピクニックに出かけられる暮らしを実現する」というコンセプトを実現するため。通行料は無料。6割くらいの区間は速度制限が無いと言われてい