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催眠・催眠療法・他心理療法について

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#顕在意識

私のコミュニケーションレベルの体験から―コミュニケーションの段階と方向性

私は、幼少期から、表面的には例え真逆のことを言って対立しているような人たちの両言い分も、大抵、「全く同じこと」を言っているようにしか思えなかった。

わかりやすいあからさまな例でいえば、例えばだが、
一神教と多神教の宗教対立などであっても、本当に例えて言うなら、
A「カブトムシには角があるんだ!」
B「いいや、カブトムシには一本の角があるんだ!」
A「だからカブトムシには角があるんだと言っているだ

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人間の困ったところは、自分の言動行動人生の目的に気付けていないこと

人間の困ったところは、何がしたいのかわからないことだ。-マリリン・ファーガソン

アメリカの心理学者の言葉です。

まさにそうだと、思いませんか?

何がしたいのか、自分でもわかっていないのが、人間なのです。

何がしたいのか、自覚はしている人もいるでしょう
しかし、ふとした時に、自分は本当に何がしたくて今ここでこうしているのか、今これをやっているのか、わからなくなったり…
やりたいことはあるのに

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あなたの中にある”志”に、あなたが気付くこと―それ自体が人生

人間、志を立てるのに遅すぎると言うことはない。-ボールドウィン

あなたには、志がありますか?

…もしかしたら、何やら人生の大きな志を掲げている人もあれば、
これは私の人生における志だけれど、これは、小さな志として…、などと、大小管理で自分の中に複数志を自覚している人もいるかもしれません。

私は、志、というものは、「気付く」もの、「自覚する」ものであると、思っています。
これも、あくまでわざわ

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病気という概念はない―パート2

以前、ヒポクラテスの名言を借り、病人の概念は存在しても、病気の概念は存在しない、という記事を書いた。

そしてその中で、
私は”症状を診断された方がそこから抜け出す”クライアントには、しばしばセラピストとしての見立てを伝える。
見立て、というのも難しい概念だが、私の場合はもちろんのこと「表面的な病気の名前」ではない。だから、「病気の概念」自体はそもそも存在しない、その場のルールによっていかようにで

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自分、人間関係、世界…外界に対して疑問や不快を持ったことのある人たちへ

自身の五感の性質、システムを勘違いしているがために、人間関係や人生で嫌な思い苦しい思いを自分から引き寄せてしまっている人が、そしてそれを相手との関係のせいだ、相手がいるからこうなっている、環境に振り回されてこうなっているのだ、と思い込んでしまっているがゆえに更に本人に不利で不要な苦しみや不快な感情を引き受け背負いこんでいる人が、あまりにも、あまりにも、あまりにも多い。

…まあ…五感だけでなく、自

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”言語”は”ヒト”そのもの/語学と心理

ここ最近、朝、ラジオをつけっぱなしにしていると、おおまかに
古楽の番組
中学英語1
中学英語2
英語のみで進行する中高生英語
ニュースと音楽
高校生英語
ビジネス英語

と、毎朝英語番組が立て続く。

朝食の準備をしに共用部へ出たり事務作業で日本語脳をひたすら働かせていたりなどするので、聞き流し状態なのだが、面白いこともあるし、少しは世情に触れておく意図もあって、流したままにしている。
それに、実

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「目標」と「願い事(夢)」の違い、知っていますか?

計画のない目標は、ただの願い事に過ぎない―サン=テグジュペリ

目標、と、願い事、は、明確な違いがあります。

これを、催眠療法士的視点から言うと、潜在意識・顕在意識ともに一致した目標志向であるかどうか、とでも表現できるかもしれません。

サン=テグジュペリとまったく違い夢のない言い方となる気がしますが…

願い事というのは、実は、本人、その願い事の内容の実現は望んでいません。

顕在意識では、

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私が催眠を伝え広めて行こうとする理念

私は、来年2024年より本格的に、催眠療法や催眠をベースとしたカウンセリングや心理療法などについて、米国催眠療法協会の資格認定講座を含めた養成システムを始動させていこうとしています。

現在、各種資料も制作中ですが、今までのWebsiteを、今までセラピストとしてクライアントさんを受け容れていたWebsite「セラピールーム」から「心・身・魂の療術研究所」というトレーニングルームを併設し、そちらで

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ピアノレッスンにおけるエリクソン手法?

本日は音楽の話。…いや、心理の話か?

ピアノレッスンに来ている女の子がいる。
もうすぐ中学にあがるので、今後もやるかどうかはわからないが、一旦ピアノレッスンをやめるという。
運動部に入る予定や塾に通う予定もあるようで、多忙となる見込みだ。

そのため、私は子供のレッスンをちらちらと断続的に引き受けながらも大人数をいっぺんに引き受けたこともないため発表会を行ったことがないが、その子の記念、そして今

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”まっすぐ”歩く、ということ―道のまっすぐ、人生のまっすぐ

本日も、ふと思ったことをつらつらと綴りますが。

実はこの記事は、障碍理解・マイノリティ理解という方面からと、心理セラピストとしての観点から、両方から書きたい。
そのため、題名を「白杖使用者の冒険」などにできないわけなのですが。

白杖を携行して外を歩いていると、ありがたいことに、やはりお声がけいただくことがあります。
また、駅の中などでどなたかにこちらから道を尋ねる場合もそうなのですが、
「まっ

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エリクソン催眠の心理臨床的利用法とマーケティング的利用法

現在、催眠療法士のトレーナー養成コースの最終課題、プレゼンテーションの構想になかなか悩んでいる。

いや、別にそんなことを記事としたいわけではないのだが、実はそんな中で、ふと気付いたことがある。
厳密に言えば、気付いてはいたし、寧ろそれがために私は今まで生きてきた中で苦労していたのだが、言語化してはっきりと浮かんできた気付きがあった。

それが、エリクソン催眠の心理臨床的利用法とマーケティング的な

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とあるセッションにて―初歩、初心が役に立つ時

私のクライアントさんの中に、
本人は本気で自分の人生・問題と向き合って解消していきたい、セラピーして欲しい!と口では言っているのだけれども、実際のところカウンセリングの時間にもセラピーセッションの時間にも、どうにもまだうまく集中できない人もおられる。

今日のクライアントさんもその1人だが、
このひとは、私の専門が催眠であることを知っているし、催眠療法を望んでいるひとりでもあった。
ただ、私はこの

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体細胞療法・描画療法

…と、題をつけてはみたが、ただの日常記録である。
ただ、催眠療法の中でも少し認知度の低い、簡単に言えば少し珍しい手法、また、催眠療法における身体的アプローチ、催眠療法による整体、と言ってもいいかもしれない、そんな手法にご興味のある方には、面白く読んでいただけるかもしれない。
そして、催眠療法自体の効果だけでなく、潜在意識と顕在意識の意図的な行き来が頻繁になると、どのようなことが起こるのか、興味のあ

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