マガジンのカバー画像

学び

475
運営しているクリエイター

#英語がすき

一語の宇宙 | 感覚的な | sensuous

一語の宇宙 | 感覚的な | sensuous

#sensuous [センシュアス]

「リーダーズ英和辞典[第3版]」(研究社)によれば、「sensuous」という形容詞の意味は次のとおり。
#sensuousの語源

一般的に、単語の語源は諸説があり、いつ誰が最初に使用し始めたのかを特定するのは難しいことです。

しかし、「sensuous」という単語は、「失楽園」で知られるミルトンによって作られた言葉であると言われています。

Me

もっとみる
一語の宇宙 | 簿記 | bookkeeping

一語の宇宙 | 簿記 | bookkeeping

「簿記」のことを英語では「bookkeeping」という。

 よく言われた「簿記」の語源に次のようなものがある。

「bookkeeping」、「ブックキーピーング」、、、「ボッキー」、→「ぼき」。
これが日本語の「簿記」という言葉になったとか。
しかし、これは嘘っぽい。事実ではないらしい。

 現代の簿記は
「複式簿記」(double entry bookkeeping)と呼ばれる。
 簡単に

もっとみる
一語の宇宙 | doubt (疑う)

一語の宇宙 | doubt (疑う)

doubt [ダウト]。「疑う」という意味。
この単語については、私がnoteをはじめてすぐの頃にも書いたことがある。

ドイツ語を学習しているときに、
zwei [ツヴァイ](「2」という意味)と
zweifeln [ツヴァイフェルン](「疑う」)というつづりが似ているな、と思った。

その時に英語の
double[ダブル]と
doubt[ダウト]が関係あることに気がついた。調べたら、この2つの

もっとみる
一語の宇宙 | 何か | something

一語の宇宙 | 何か | something

「something」は「何か」という意味。

今回の記事では、文法的なことを書く。
英語ではいっぱん的に、名詞を修飾する「形容詞」は名詞より前に置かれる。

「新車」なら「a new car」のように、carという名詞の前にnewという形容詞が置かれる。

しかし、「何か新しいもの」と言う場合、new something とは言わず、
「something new」となる。なぜか?

限定詞とは

もっとみる
一語の宇宙 | manicure 💅マニキュア💅

一語の宇宙 | manicure 💅マニキュア💅


マニキュア💅。

英語では、「manicure 」とつづる。

「manicure」の「mani」の部分は、「手」を意味する。「cure」の部分は「ケア」を意味する。

だから、「manicure」は「care of the hands」(手のケアをするモノ)というのがもともとの意味だ。

関連する単語を挙げておこう。

語根 manu-[手👍️]

「manual」(マニュアル)と言えば

もっとみる
一語の宇宙 | 再帰代名詞 | themself / themselves

一語の宇宙 | 再帰代名詞 | themself / themselves



英語をはじめとするヨーロッパ系の言語を学ぶとき、初期の段階で丸暗記しなくてはならないことがある。

「人称代名詞」は繰り返し出てくるので、きちんと覚えておかないと、学習が遅々として進まなくなる。

英語を学びはじめたとき、誰でも
「アイ・マイ・ミー」と暗記したはずだ。

「主格、所有格、目的格、所有代名詞、再帰代名詞」の順番に並べて復習してみよう。

人称変化

所有格と再帰代名詞

一応全部

もっとみる
一語の宇宙 | ~を避けて | around

一語の宇宙 | ~を避けて | around

「around 」という単語を覚えるときには、「about」という単語とセットで覚えておくと良い。

「about」も「around」も、「約、およそ」という意味では同じだが、厳密に言うと違いがある。

「ある地点のまわり」とか
「およそ○○」という場合、
「about」は「その地点自体を含む」。
それに対して「around」という場合、
「その地点自体は含まない」。

例えば、厳密に言うならば

もっとみる
一語の宇宙 | not (~ではない)

一語の宇宙 | not (~ではない)

「not」。
英語を学び始めた初期の頃に学ぶ。
この単語が1つあるだけで、正反対の意味になるから、非常に大切な「否定」の言葉だ。

しかし、「否定する」のはけっこう大変なことだ。考え出すと、想像以上に厄介な代物に思えてくる。

(1) 次の文を否定文にしなさい!

中学1年生の頃から、
「次の文を否定文にしなさい」なんていう問題をやらされる。

「I have a dog. 」を否定文にするなら

もっとみる
一語の宇宙 | 来た見た勝った | "veni, vidi, vici"

一語の宇宙 | 来た見た勝った | "veni, vidi, vici"

「veni, vidi, vici」はラテン語だが、有名なフレーズなので、英和辞典にも掲載されていることが多い。
元老院に対するジュリアス・シーザーの簡潔な戦況報告の言葉。
意味は「来た、見た、勝った」。

英訳されると、
I came, I saw, I conquered.

リーダーズ英和辞典によれば、
「veni, vidi, vici」の(英語としての)発音は、
「ウェイニ ウィーデ

もっとみる
一語の宇宙 | pyramid (金字塔)

一語の宇宙 | pyramid (金字塔)

 ピラミッド(pyramid)といえば、エジプトにあるクフ王などの墓のことを思い浮かべる。
 あまりにも有名だから、「人口ピラミッド」とか「ピラミッド型」というように比喩的にも頻繁に使われる言葉だ。

 「ピラミッド」という言葉は、そのままカタカナのまま用いられることが多いが、日本語では「金字塔」と言う。

 偉大な業績を成し遂げたことを「金字塔を打ち立てた」ということがありますが、「金字塔」とは

もっとみる
一語の宇宙(10) | curvy(ボッキュボン)

一語の宇宙(10) | curvy(ボッキュボン)

「curvy」(カーヴィ)とは、curve(カーヴ、曲線)の形容詞で、「曲がりくねった」という意味。
とくに、女性に対して使うと「曲線美の~、ボッキュボン」(谷間とクビレがある)という意味合いになる。

 長い単語ではないし、わりと良く聞く表現なので覚えておくといいかもしれない。

 とかいっても、私のようにもっぱら日本国内で、主に書籍から英語を学んでいると、「curvy」という単語にはあまり出会

もっとみる
一語の宇宙(9) | 夏至 | summer solstice

一語の宇宙(9) | 夏至 | summer solstice

今年は6月21日(金)が夏至。

「summer solstice 」とは「夏至」のこと。
「winter solstice」と言えば「冬至」のこと。
だから、「solstice」に対応する日本語は「至」(し)。

「至」とは、太陽が赤道から北、または南にもっとも離れた時のことを意味する。

「sol」(太陽)と動詞「sistere」(静止する)を語源にしている。

私はたまに、「equinox」

もっとみる
一語の宇宙(8) | girl

一語の宇宙(8) | girl

 簡単な単語ほどイロイロな意味を帯びることが多い。
 たとえば「girl」という言葉。ふつう「女の子」と訳される。

 いくつかの辞書で「girl」という単語をひいてみると、だいたい次のような語釈がついている。

①子どもから大人になるまでの女性。
→これは日本語の「女の子」とほぼ同じだろう。

②独身の女性。

③オフィスで働く女性。

④(知り合いなどの)娘。

⑤(男性から見た)女性の恋人。

もっとみる