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一語の宇宙 | good | (十分な)




はじめに


 「good」のように、簡単な単語ほど様々な意味を帯びるものです。難しい単語を知ることと同じくらい大切なのは、簡単な単語を使いこなすこと。

 「good」は「良い」と覚えていれば、たいていの場合はなんとかなるが、「十分な」という意味で用いられることも多い。

 例えば「a good hour」と言えば、
「良い時間」ではなく、たいていの場合「たっぷり1時間」という意味になる。

 なぜ「良い時間」と誤訳しやすいのかというと、日本語でいう「時間」には、

①1時間(60分)という意味
②「時(とき)」という意味

があるからだろう。

「良い時間」と言いたいのなら英語では「a good time」と言えばいい。


「good」(「十分な」)の用例

⚠️リーダーズ英和辞典(研究社)に依ります。


a day's work (たっぷり1日かかる仕事)

a good chance of winning
(十分な勝機)

have a good laugh
(思う存分笑う)

a good while
(長い間)


「good and 形容詞」十分に~

⚠️この用法の場合、発音は
「グッド アンド  ~」ではなく
グドゥン ~」となります。


good and tired
(グドゥンタイアード)
とても疲れて

good and hungry
(グドゥンハングリィ)
腹ペコで

good and angry
(グドゥンアングリ)
かんかんに怒って

good and early
(グドゥンア~リ)
とても早く

good and ready
(グドゥンレディ)
すっかり用意ができて

そのほか
the better part of ~」は、
~の大半は、~のほとんどは」という意味である。


一語の宇宙」では、英単語を1つ取り上げてエッセイを書きます。
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