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#35歳からはじめる自撮り

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自己肯定感を持つに至ったトピックと、ライフハック術としての自撮りについてのマガジンです。
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本日は井之頭五郎さんをお招きしたいと思います。

本日は井之頭五郎さんをお招きしたいと思います。

もちろん井之頭 五郎は架空の人物だし、演じた松重 豊さんとも、わたしは知り合いでもなんでもないのだが、まあ聞いてほしい。
「孤独のグルメ」が好きだ。
原作も読んだうえで、繰り返しドラマも見ているし、先のシーズンではなんと!わたしの住んでいる富山にも来てくれた。
ここではドラマファンの親しみとして、松重 豊さん演じるキャラクターをゴローちゃんと呼ぶ。

ゴローちゃんはひとたびお腹が空くと、おいしいも

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「じぶんをきらい」と思ったら。

「じぶんをきらい」と思ったら。

それが何年何月何日何時何分かは、覚えていないんだけど。
その頃、自分の好かれなさや生きにくさを自覚していたのは、たしかで。

手の届かない背中と服の隙間に1本の髪が挟まっているような、むずがゆい居心地の悪さは、ほかの人より肉付きのよい大きなからだのことだったり、容姿や可愛げのなさを理由に、女であることをばかにしてくるかもしれない人々に気が許せないことだったり、周りにいる明るく可愛くふるまうひとを、

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同意とか、合意とか、以心伝心なきわたし達。

同意とか、合意とか、以心伝心なきわたし達。

ずっと前から滋賀県大津の暮らしのファンで、愛犬やご家族にまつわるエッセイを拝読している、村井理子さんは翻訳者でもある。
訳書新刊のタイトルが「射精責任」と聞いて、アツくならざるを得ない。
おれたちの村井理子ォォォ!(敬称略)

あるとき地続きの話なのだと知る

プロ野球選手の性的暴行への市井の反応と、わたしは昔から何で「デートや婚活で割り勘派」なのか、関連性を感じられなかったトピック同士が、急に線

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恋愛をおやすみしてみた結果。

恋愛をおやすみしてみた結果。

恋とは、わたしにとって遠く、なじまないものであった。
さまざまな体験を見聞きしても、「わたしのような」価値観のひとと出会えたことがないので、恋や愛はわたしのものではない気がしていた。
先日、友人のカードリーディングに付き合ったとき、わたしは恋について聞いてみた。
広げられたカードたちは存分に語りだし、そして言葉を集めて指し示したストーリーは、もれなくわたしだったのだ。

現在地を知るための占い

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「ビリーアイリッシュみたいにしてください」と言った。

「ビリーアイリッシュみたいにしてください」と言った。

ハイブリーチの髪に憧れていた。
色とりどり、ときにハッと鮮やかな色をまとえる楽しみ。
うっとりする美容系リール動画の数々に触発され、よし!インナーカラーでやってみよう、と最初は、わたしが高校生の頃に亡くなってしまったギタリストの彼のような赤みのあるピンクの頭にした。

そして、つぎは何色にしようかと仲間に相談をした。
数多ある色から選ぶ会議は、オンラインで、ある一室とつないで行われた。
コロナ禍は

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バウンダリーを引いたら、べつにだめじゃない自分に出会えた。 | 吉本ユータヌキ「気にしすぎな人クラブへようこそ」

バウンダリーを引いたら、べつにだめじゃない自分に出会えた。 | 吉本ユータヌキ「気にしすぎな人クラブへようこそ」

41歳、ここに至るまでのわたしの半生は、メンタルの乱高下によって消費してきた時間がありました。完全に閉じてしまったことも数年あって、そして今がある。
スムースじゃない人生だったけど、捉え方を変えれば全て納得のいく出来事だったように思えています。

今回は書評も交えて、過去のわたしについてもお話するのですが、本著は、その人のなかにある答えを創造するサポート、コーチングによって、物事の見方が変わった、

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35歳からはじめる自撮りの撮り方

35歳からはじめる自撮りの撮り方

と、いってもこれらは親しい美容師とカメラマンの方の教えを、ただ実直にしてきたのでノウハウというほど大仰なものではありません。

● スマホは、目線より上の斜めの画角
● 照明は顔の左から当てる

てきとうな照明がなかったら、昼間のあかるい窓辺で。
ただ、それだけなのです。

Tシャツ:WE WILL、スカーフ:NARACAMICIE、眼鏡:MASAHIRO MARUYAMA

カメラアプリは立ち上

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35歳からはじめる自撮り、やってみよう

35歳からはじめる自撮り、やってみよう

前回は「自撮りとは、自分の顔を見る機会を増やす」というお話を簡単にしました。
スマホを自分に向ける、って動作としてはおどろくほど簡単でしたね!

では、

● スマホを目線より上の斜めの画角
● 照明は顔の左側から当てる(窓辺なら正面から光を受ける)

を意識して、内蔵のカメラアプリをタップして、インカメラに自分を写してみましょう。
ここで表情が固いのも、いまいちと思うのも、あたりまえ体操です。

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35歳からはじめる自撮り、自然な表情のつくり方。

35歳からはじめる自撮り、自然な表情のつくり方。

前回までのおさらい

● スマホを目線より上の斜めの画角
● 照明は顔の左側から当てる(窓辺なら正面から光を受ける)
● ひと笑いしてみて顔をほぐす
● 一度、撮ってみる

顔をほぐして、自然な表情を作る、ということはどういうことなのか、お話します。

まず、自分の笑顔を作るため、最大限にできうる限りで口角を上げて、目も可能な限りに見開いた顔を見てみましょう。

せーのっ、めっちゃ不自然!!!

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39歳、思い立って31日間まいにち自撮りしてみた結果。

39歳、思い立って31日間まいにち自撮りしてみた結果。

1月で39歳になりました。 #35歳からはじめる自撮り とコピーをつけたのには理由がありまして、撮りはじめたのが35歳のことなのです。
コピーをつけ、本格的に活動をはじめたのは昨秋頃からですが、四十路を手前に、31日間まいにち自撮りの写真と、なぜ自撮りをしてみようと思ったのか、について短文の連載をしました。(→ 1月1日の投稿 )

要約しますと

・わたしの自己肯定感の低さは母親との関係性、生育

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すぐ始められてZOOMで差がつく「笑顔」の話。

すぐ始められてZOOMで差がつく「笑顔」の話。

もとかわ ひろこちゃんの話を聞いていました。
舞台女優ならではの、見られる目を意識した「ZOOM映え」のお話。
普段、ほっこりやさしい彼女がビシバシと添削していくギャップが、めちゃくちゃ可愛かったのは、いつまでも心に秘めておくとして、印象にブーストをかけられる「笑顔」は私たちに平等に備わってるものでありながら、気づかれていない武器と言えるかもしれません。

「笑顔」は何からできてる?

私の思う「

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「35歳からはじめる自撮り」を、私が始めた理由。

「35歳からはじめる自撮り」を、私が始めた理由。

1日1回、カメラロールいっぱいの私を見るのがルーティンです。

推しブランドを推すため、自撮りのはじまり継続的に自撮りをはじめるきっかけは「幸福洗脳」でした。
「幸福洗脳」とは、YouTube大学の中田敦彦さんが2018年に始めたアパレルブランド。

1枚 10,000円超のTシャツはファッショントレンドに関心のある人から見れば、よくある価格帯ではありますが、そこに人々がぎょっとするメッセージを込

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自撮りは「行為」ではなく「ツール」だと思う。

自撮りは「行為」ではなく「ツール」だと思う。

およそ自撮りというものは、

・青春が満ち足りている若者がやるもの
・"映え"、ナルシシズムの象徴
・旅行の思い出、非日常の高揚感

と思われがちです。
この列挙した内容だけでも「自己肯定感」のハードルがあることは、なんとなく見えてくるかと思います。
年齢の移ろい(あるいは虚い)と共に、明るく楽しく過ごしたい人にこそ私は自撮りをおすすめしています。
なぜなら、そもそも写真になど映りたくなかった私の

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39歳、ミスコンに出る。 #とは

39歳、ミスコンに出る。 #とは

なにを言っとるんだ、お前は。
というツッコミを受けたら、それはもう傷つき、打ちひしがれ
咽び泣いていたんだろう。以前の自分なら。
いや、そもそもミスコンに出る、という選択肢そのものがなかったはずだ。
私や、私のようにふくよかな体型の人が表に出ることを
社会が歓迎していないことを、なんとなく察して受け流していたことと思う。

きらめきが飛びこんできた。2021年3月末日。
日課のインスタ巡回をしてい

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