ぼんくら

たのしくやってこ

ぼんくら

たのしくやってこ

記事一覧

絶妙に小気味良いリズムのデスボイスが隣室から聞こえてくるのだが?

マキシマム・ザ・ホルモンのFみたいな感じ。 さてはやってんな、バンド(と書いて青春。とか言いだす笑) 高校生だった頃。ほんの少しの期間、軽音部に所属していた。知人…

ぼんくら
6日前

How do you do???

おうちだいすきっ子倶楽部なのだ。ヘケッ 我が城に篭って好き勝手やる時間は格別に甘美である。自分と自分の持ち物以外に自分を干渉するものがない空間。さいこう! でも結…

ぼんくら
6日前

ゆぁむぃ

ねえ、髪切った方がいいかな? 夢の中で君はしきりと聞いてきたね。 顔も名前も知らない。性別も年齢もわからない。 でもすごく嬉しかったんだ、そうやって聞いてきてくれ…

ぼんくら
10日前

ぺゃんぐ

酒で酒を洗う日々。もうなんだかいつシラフでいつ酔いどれているのか判別がつかない。もともとすったもんだな暮らしではあるけど。 色々溶かしてた方がどうしたって生きや…

ぼんくら
12日前

うーに

顔を合わせばぶつかってしまう人がいる。 実の母である。 無論喧嘩や口論なんてするつもりは毛頭ないのだが、先方が自分の主張の絶対性を信じきっており、それをこちらに…

ぼんくら
2週間前

ツァリスト

そりゃ楽しく生きてなきゃ楽しくないさ。 望んで産まれたわけでもないけど。 かといって死にたいわけでもない。 どうせ生きてくんだったらなるべくご機嫌でいた方がまある…

ぼんくら
2週間前
1

here, there

空の青さにギョッとして、あわててブランケットに身を包んだ。 今日も一日が始まってしまった。 一日が終わっていく。刻一刻と終わっている。 漠然と何かしなくてはいけな…

ぼんくら
2週間前

Y君

蚊に刺された。三箇所も。 最悪だ。基本的に生物には慣れ親しんできた僕だが、蚊だけは本気で憎い。 実家にいた頃は、日々ありとあらゆる虫と遭遇したものだ。蝶々、バッタ…

ぼんくら
3週間前
1

しょーますとごーおんですっ

がばりと起きてすかさずスマホの画面で時間を確認。午前9時過ぎ、日曜日。 なんだ休みかと、一目散にベッドへ戻って目を瞑る。と、何やら聞き覚えのある声がする。 「え?…

ぼんくら
3週間前
2

ぷぃ〜〜〜〜???

本は買わずに借りる派。 どうも、ぽんこつ亭ぼんくらです。  単純にそんなとこに割くほど金がないからです。「そんなとこ」っていうと齟齬が生じるやもしれんのでもっと…

ぼんくら
3週間前
8

暇やな~~。せや!今まで読んだ作品の感想一言で述べてこ!vol.4

めんどいからフォーマットは適当にするでな ㊲蜘蛛女のキス マヌエル・プイグ/野谷文昭 集英社 インターテクストの鬼。こんな作品書けるの素直にすごすぎる。実は屈指の…

ぼんくら
1か月前
5

暇やな~~。せや!今まで読んだ作品の感想一言で述べてこ!vol.3

めんどいからフォーマットは適当にするで ㊹窓から建築を考える 五十嵐太郎/東北大学 彰国社 ル・コルビュジエ!る・こびゅるじえ?ル・コルビュジエ! ㊺イギリスの窓…

ぼんくら
1か月前
9

バイト日記

あんまりこういうこと口に出すべきじゃないんだろうけど、 僕のバイト先は閑古鳥が鳴きがちな居酒屋さんだ。 控え目な規模なのもあって、大体店長(キッチン担当)とバイト…

ぼんくら
1か月前
2

暇やな~~。せや!今まで読んだ作品の感想一言で述べてこ!vol.2

めんどいからフォーマットは適当にするで ㊶人形の家 ヘンリク・イプセン/原千代海 岩波書店 映画と併せて読んだ。立ち上がれ女性たち! ㊷孤独の発明 ポール・オース…

ぼんくら
1か月前
6

暇やな~~。せや!今まで読んだ作品の感想一言で述べてこ!vol.1

めんどいからフォーマットは適当にするで ①サロメ オスカー・ワイルド/福田恒存 岩波書店 ヨカナーンの首の絵描きたくなった。描いた。 ②デミアン ヘルマン・ヘッセ…

ぼんくら
1か月前
2

はた

、と背後が気になる時ありませんか? いや怖い話とかじゃなくてね、多分。 時折ピリリとくることがある。 一瞬何か刺されるような、それでいてこちらも刺しているような。…

ぼんくら
1か月前

絶妙に小気味良いリズムのデスボイスが隣室から聞こえてくるのだが?

マキシマム・ザ・ホルモンのFみたいな感じ。
さてはやってんな、バンド(と書いて青春。とか言いだす笑)

高校生だった頃。ほんの少しの期間、軽音部に所属していた。知人にどうしてもと頼まれ(東京事変のコピバンをやろうというのにキーボーディストがいなかったらしい)、二年生の半ばという中途半端な時期に入部した。部の人たちはすごく優しかった。(キーボード担当が誰ひとりとしていなかったから丁重に扱ってくれてい

もっとみる

How do you do???

おうちだいすきっ子倶楽部なのだ。ヘケッ
我が城に篭って好き勝手やる時間は格別に甘美である。自分と自分の持ち物以外に自分を干渉するものがない空間。さいこう!
でも結局そういう時こそなのだ。そういう時こそ、「今ここ」に眼前しないものの不在がより一層際立つのである。ゆえに、それらが己の一番内なるところに訪れるのだ。
六畳間が、僕の心が、湖が、あっという間に有象無象の幽霊で埋め尽くされる。
幼少期共に雑草

もっとみる

ゆぁむぃ

ねえ、髪切った方がいいかな?
夢の中で君はしきりと聞いてきたね。
顔も名前も知らない。性別も年齢もわからない。
でもすごく嬉しかったんだ、そうやって聞いてきてくれたこと。

君の胸の上で目覚める。
幸福な朝。
数々の嵐に見舞われたあとに、あたたかな砂浜に打ち寄せられたかのような心地だ。

君が僕の隣にいること。
僕を君の隣にいさせてくれること。
君が君の人生に僕の居場所を設けてくれているってなんて

もっとみる

ぺゃんぐ

酒で酒を洗う日々。もうなんだかいつシラフでいつ酔いどれているのか判別がつかない。もともとすったもんだな暮らしではあるけど。
色々溶かしてた方がどうしたって生きやすいのだよ。否、そうでもしないと生きていけんのだよ。内臓まで溶かしてる可能性は大いにあるのだがね、ゆるやかな自殺とはよく言ったものでね。
そんなに死にたい死にたいニンゲンではないけど、大義なことばかりでどうもいけない。息するだけで精一杯なの

もっとみる

うーに

顔を合わせばぶつかってしまう人がいる。
実の母である。

無論喧嘩や口論なんてするつもりは毛頭ないのだが、先方が自分の主張の絶対性を信じきっており、それをこちらにも飲ませようとしてくるのが僕にはどうしても納得いかないのだ。

だからといって、より強い言葉や思想をぶつけて抗うのはまったく馬鹿げている。馬鹿げているし、争いを加速させるだけだし、何よりそれは自分の主義美徳に反する。

だというのに、なん

もっとみる

ツァリスト

そりゃ楽しく生きてなきゃ楽しくないさ。
望んで産まれたわけでもないけど。
かといって死にたいわけでもない。
どうせ生きてくんだったらなるべくご機嫌でいた方がまあるいよ、きっと。

彩を加えたいとこは加える。
あとはいたずらに線を引いたり消したりしてれば気も紛れるさ。

なんだか疲れちゃったなって思ったら、帆を畳んでなんとなくぷかぷかするのもいいかもね。
気が向いたらまた張ればいいんだし。

何を追

もっとみる

here, there

空の青さにギョッとして、あわててブランケットに身を包んだ。
今日も一日が始まってしまった。
一日が終わっていく。刻一刻と終わっている。
漠然と何かしなくてはいけないのではないかという焦燥感にかられ、かといって何をするわけでもなく、結局何もしないうちに今日という一日が終わる。
ほら、少し目を離した隙にもう影がこっちからあっちへ移動している。飛行機だってもう何回通ったか知らない。
こうしてカーテンをほ

もっとみる

Y君

蚊に刺された。三箇所も。
最悪だ。基本的に生物には慣れ親しんできた僕だが、蚊だけは本気で憎い。
実家にいた頃は、日々ありとあらゆる虫と遭遇したものだ。蝶々、バッタ、カマキリ、セミ、カブトムシ、クモ、ハチ、ヤスデ、ムカデ、ゴキブリ、めっちゃでかいゴキブリ等、枚挙に暇がないのだが、その中でも一年を通して体感的に一番出くわす頻度が高いのが蚊だった。
言うても出るの夏だけじゃん?と思われるだろうが、一夏に

もっとみる

しょーますとごーおんですっ

がばりと起きてすかさずスマホの画面で時間を確認。午前9時過ぎ、日曜日。
なんだ休みかと、一目散にベッドへ戻って目を瞑る。と、何やら聞き覚えのある声がする。
「え?休日だからと言って、まだ寝るつもりなんですか?そうやって今日も何一つ生産的なことをせずに時間を無駄にするわけですね、あなたは。」

はあ〜〜うるせ〜〜〜

これだよ。こいつ。誰だよまじで。
人がせっかく優雅に二度寝と洒落込もうとしてるって

もっとみる

ぷぃ〜〜〜〜???

本は買わずに借りる派。
どうも、ぽんこつ亭ぼんくらです。

 単純にそんなとこに割くほど金がないからです。「そんなとこ」っていうと齟齬が生じるやもしれんのでもっとちゃんと言うと、恥ずかしながら当方酒タバコに全ツなもので他のことにあまり構ってられんのです。決して本の価値を低く見積もっているわけではなく、この2つの嗜好品を欠くのだけは死活問題ゆえに、それら以外で金のかかる物についてはそういう言い草にな

もっとみる

暇やな~~。せや!今まで読んだ作品の感想一言で述べてこ!vol.4

めんどいからフォーマットは適当にするでな

㊲蜘蛛女のキス マヌエル・プイグ/野谷文昭 集英社
インターテクストの鬼。こんな作品書けるの素直にすごすぎる。実は屈指の好き作品である。惜しむらくは原文で読む能力が今の僕には無いのと、最後訳者あとがきと三浦しをんの解説まで勢い余って読んじゃったこと。ありゃ蛇足も蛇足だった。油断大敵火がぼうぼうってな

㊳罪と罰 上 ドストエフスキー/米川 正夫 KADO

もっとみる

暇やな~~。せや!今まで読んだ作品の感想一言で述べてこ!vol.3

めんどいからフォーマットは適当にするで

㊹窓から建築を考える 五十嵐太郎/東北大学 彰国社
ル・コルビュジエ!る・こびゅるじえ?ル・コルビュジエ!

㊺イギリスの窓文化 三谷康之 開文社出版
窓の一つ一つに何らかの文学作品や映画が結び付けられてておもろかった

㊻ギリシア神話 中村善也/中務哲郎 岩波書店
北欧神話とかも載っててリーズナブル

㊼失われた時を求めて4 マルセル・プルースト/鈴木道

もっとみる

バイト日記

あんまりこういうこと口に出すべきじゃないんだろうけど、
僕のバイト先は閑古鳥が鳴きがちな居酒屋さんだ。

控え目な規模なのもあって、大体店長(キッチン担当)とバイト一人(ホール担当)の体制で回す。
あまつさえ人が来ないというのに近頃の恐竜騒動でさらに客足が途絶える云々と店長がぼやく。ぼやき芸は彼の十八番なのである。
店内の壁かけテレビでちょうどそんなニュースが流れていた。
暴れ恐竜、未だ捕まらず

もっとみる

暇やな~~。せや!今まで読んだ作品の感想一言で述べてこ!vol.2

めんどいからフォーマットは適当にするで

㊶人形の家 ヘンリク・イプセン/原千代海 岩波書店
映画と併せて読んだ。立ち上がれ女性たち!

㊷孤独の発明 ポール・オースター/柴田元幸 新潮社
オースターってちょっとちいかわなとこあって可愛いと思うんだ

㊸神曲 地獄編 ダンテ・アリギエーリ/三浦逸雄 KADOKAWA
第二十八歌「言葉というものは本当に舌足らずなものだ。」

㊹神曲 煉獄編 ダンテ・

もっとみる

暇やな~~。せや!今まで読んだ作品の感想一言で述べてこ!vol.1

めんどいからフォーマットは適当にするで

①サロメ オスカー・ワイルド/福田恒存 岩波書店
ヨカナーンの首の絵描きたくなった。描いた。

②デミアン ヘルマン・ヘッセ/実吉捷郎 岩波書店
思わせBL。5章くそ好き

③温室 ハロルド・ピンター/喜志哲雄 早川書房
くそ好き

④斜陽 太宰治 新潮社
当たり前のように暗い

⑤お伽草紙 太宰治 新潮社
思い出の短編

⑥人間失格 太宰治 新潮社
葉ち

もっとみる

はた

、と背後が気になる時ありませんか?
いや怖い話とかじゃなくてね、多分。

時折ピリリとくることがある。
一瞬何か刺されるような、それでいてこちらも刺しているような。
文字違いかなもしかして。
指す指される?
わからん。

僕のことを存在たらしめる何かが、通りすぎている気がすることがあるんだ。
そうは言っても実際にその姿を目撃したことは全くないんだけどね。
そもそも姿形のあるものなんだろうか。(言葉

もっとみる