めも。フェルナンド・デル・パソ『帝国の動向』(水声社/寺尾隆吉=訳)2月上旬発売。19世紀のメキシコ皇帝夫妻を描きだした880頁の長編小説。仰向けで読むのは危険なので、俯せで読む方がよさそう。「フィクションのエル・ドラード」最長かな。
http://www.suiseisha.net/blog/?p=13858

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紀行、“奥の細道”研究:メキシコの大詩人、オクタビオ・パスが見た“奥の細道”

 奥の細道とは、俳人、松尾芭蕉が、崇拝する先輩俳人、西行の500回忌である1689年に、門人の河合曾良と共に江戸を発ち、奥州、北陸道を巡った紀行である。同作は彼のマスターピースであり、日本国内のみならず、国外にもその読者を持つ。台湾の李登輝元総統は、2007年に来日し、東北を中心に同書所縁の地を巡っている。また、メキシコ出身のノーベル賞受賞詩人、オクタビオ・パスも、同書のスペイン語訳を書いている。

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★中米旅行記 10日目 ”大詩人、ルベン・ダリオの足跡を辿る” レオン in ニカラグア 残り記事11日分!

2013年10月13日
 この日はレオンにて、午前から昼過ぎまでにツアーで付近の火山を訪れ、午後からレオン大聖堂を訪れる予定であった。このレオンと言う町は、レオン大聖堂で知られる他、19世紀に活躍したニカラグア出身の大詩人、ルベン・ダリオが育った町でもある。当記事では、彼が母国の印象を記した旅行記的著作、“ニカラグァへの旅”への言及も幾つか差し挟んで行きたい。
 朝9時、私はイスラエル人を大半とし

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★中米旅行記 2日目 ”大作家、ミゲル・アンヘル・アストゥリアスの眼を通して見るグアテマラ” アンティグア in グアテマラ 残り記事19日分!

 2013年10月4日
  グアテマラを代表し、ノーベル賞受賞者でもある大作家、ミゲル・アンヘル・アストゥリアスは、グアテマラ国内の多くの土地の文化に関して書いている。当記事では当地への理解を深める為、彼の短編集、“グアテマラ伝説集”収録作品への言及を幾つか差し挟んで行きたい。
 13時半LA発の飛行機に乗り、約6時間かけてグアテマラの首都、グアテマラシティへ移動した。上空から眺める首都は、空港の

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記憶力に関する作品

ボルヘスの「記憶の人、フネス」(『伝奇集』岩波文庫)には、記憶力が凄いフネスさんが登場する。

悲劇的な人物として描かれているが、「バベルの図書館」然り、知性偏重的な作品にも思える。

 

ヒッチコックの『三十九階段』(1935)では、ミスター・メモリーという記憶の達人が出てくる。

ラストの台詞が忘れられない。

 

公認心理師・長谷川博一氏の『殺人者はいかに誕生したか』(新潮社)には、記憶

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『アフリカの海岸』/カオの本棚より

本好きがお気に入りの一冊をダシににじり寄ってくる"カオの本棚より"、2021年のスタートはこれ⇩⇩⇩”旅”を感じる一冊です!

「アフリカの海岸」ロドリゴ・レイローサ/杉山晃訳/現代企画室/2001年発行

「徘徊」と友人には言われるのですが、目的も無くひたすら歩く癖があります。散歩とかウォーキングと言ってほしいものですが、僕からはヘルシーさなんて1㎜も感じてもらえないので「徘徊」としましょう。

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あなたに良いことがありますように
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ホセ・ドソノ『夜のみだらな鳥』鼓直訳

 なにかに取り憑かれるということがある。取り憑いているものは現実でも実在でもない。そのように取り憑かれてあることを描こうとすれば、それが誰もが知る現実世界の原則に従うことはない。想像力と言い習わされているものの一端はこうしたオブセッションにあるのだろう。

 語り手が取り憑かれているのは絶対的な上下関係とセックス、いや、並列されるというよりも、勃起可能性及び妊娠可能性を通した上下関係なのだと思う。

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「ラテンアメリカ文学のマジックリアリズムってなんなんだ?」という率直なツッコミに共感しました

私が有料購読している音楽誌LATINAさんのマガジンで「私が選ぶラテンアメリカの本」という特集をやっているのですが、

↑こちらの回で、ラテンアメリカ文学を語るときのキーワード「マジックリアリズム」について「どうも腑に落ちていない」と言い、続けて、

そういえば、現地の人たちは、ラテンアメリカ文学を語るときに、敢えてマジックリアリズムを強調してない。それは彼らの方が小説よりもマジックリアリズムだか

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¡Gracias de corazón!
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大西書評堂#4「造花のバラ」と「青い花束」

ガルシア=マルケス「造花のバラ」(桑名一博訳)

・あらすじ
 初金曜日で、ミサに行く日だった。
 夜明け前、ミナは袖のない服を着て、取り外しのできる袖を探していた。見つからなかったので盲のおばあさんに尋ねると、昨日洗って、いまは風呂場にあるとのことだった。
 ミナは「私のものに手をつけないで」とおばあさんに文句を言った。おばあさんはミサへ急ぐようにミナへ言った。が、ミナは袖が乾いていないためにミ

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【ラテンアメリカ文学好きならきっと伝わる】ペルーのデモを巡る報道で知ったこと

ペルーでの大統領退陣要求デモを巡るCNN記事について、ラテンアメリカ文学好きなら伝わる話と思いますが、

そろそろ85歳になるはずのバルガス・リョサがまだまだ元気そうだと、この報道のおかげでわかってよかった。おじいちゃんまだまだ活躍しそうだ。

ラテンアメリカ文学黄金世代の最後の一人かもしれん人ですので、長生きしてほしいけど、ちゃんと政治が熱くなると出てくるこの人はやはり偉い。

※引用元は以下▼

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