すずきたけし

書店員。偶にライターとかイラストレーター。読書は外文、映画は洋画、釣りは洋式毛鉤の海外かぶれ。ウェブマガジン『あさひてらす』にて小説《16の書店主たちのはなし》連載中。『偉人たちの温泉通信簿』挿画、『下戸の夜』(本の雑誌社)『夢の本屋ガイド』(朝日出版)などに寄稿。お仕事歓迎。

土とはまさしく、北海道で生きる人々のことである/【感想】『土に贖う』河﨑秋子

明治時代の札幌で蚕が桑を食べる音を子守唄に育った少女が見つめる父の姿。「未来なんて全て鉈で刻んでしまえればいいのに」(「蛹の家」)。昭和35年、江別市。蹄鉄屋の...

トリッキーで挑発的な構成で物語を読者に投げてくる/【感想】『嘘と正典』小川哲

零落した稀代のマジシャンがタイムトラベルに挑む「魔術師」、名馬・スペシャルウィークの血統に我が身を重ねる「ひとすじの光」、無限の勝利を望む東フランクの王を永遠に...

宿泊酷評レビュー観察から見えてきた10のこと

宿泊酷評レビュー観察から見えてきた10のこと googleMapにある宿泊施設の低評価レビューを観察してきました。それらをtwitterでツッコミながら遊んでいたのですが、 宿泊...

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北海道ツーリング

病院から出ると雨が降っていた。 目の前のアスファルトは溜まった雨水で鏡のようになり灰色の空を僕の足元に映していた。 病院の門の脇にある屋根付きのバス停まで行くと、...

私たちは人を想うとき、はたして正しく想えているのだろうか/【感想】『熱源』川越宗一

故郷を奪われ、生き方を変えられた。それでもアイヌがアイヌとして生きているうちに、やりとげなければならないことがある。北海道のさらに北に浮かぶ島、樺太(サハリン)...

旧作も傑作も駄作も分け隔てなく、楽しそうに記事にする雑誌だった/『映画秘宝』休刊に寄せて

総合カルチャーサイト、リアルサウンドさんに『映画秘宝』休刊について寄稿しました。