『吹きさらう風』訳者あとがき
近年、ラテンアメリカの女性作家の活躍が目立ち、日本でもマリアーナ・エンリケス(『わたしたちが火の中で失くしたもの』安藤哲行訳・河出書房新社、『寝煙草の危険』宮崎真紀訳・国書刊行会)やサマンタ・シュウェブリン(『七つのからっぽな家』 見田悠子訳・河出書房新社、『口のなかの小鳥たち』松本健二訳・東宣出版)の翻訳紹介が進んでいます。
アルゼンチンのセルバ・アルマダも、国際的に注目されている作家の一人です。このたび、宇野和美さんの翻訳で、この作家の『吹きさらう風』という作品を刊行