暇やな~~。せや!今まで読んだ作品の感想一言で述べてこ!vol.2

めんどいからフォーマットは適当にするで

㊶人形の家 ヘンリク・イプセン/原千代海 岩波書店
映画と併せて読んだ。立ち上がれ女性たち!

㊷孤独の発明 ポール・オースター/柴田元幸 新潮社
オースターってちょっとちいかわなとこあって可愛いと思うんだ

㊸神曲 地獄編 ダンテ・アリギエーリ/三浦逸雄 KADOKAWA
第二十八歌「言葉というものは本当に舌足らずなものだ。」

㊹神曲 煉獄編 ダンテ・アリギエーリ/三浦逸雄 KADOKAWA
第十六歌

㊺神曲 天国編 ダンテ・アリギエーリ/三浦逸雄 KADOKAWA
難易度が全然天国じゃない。

㊻The Buried Giant Kazuo Ishiguro Random House
ダークファンタジーRPG系ディストピア小説。
兄弟の絆がアツい

㊼ねじの回転 ヘンリ・ジェームズ/土屋政雄 光文社
気味悪め。幽霊。鏡。自己同一性。

㊽痴人の愛 谷崎潤一郎 中央公論新社
語り手もナオミもきもいし腹立つけどわかる

㊾蒲団/一兵卒 田山花袋 岩波書店
主人公に腹立ってしまう

㊿檸檬(他短編集) 梶井基次郎 KADOKAWA
檸檬は夏に読みたいよね。五感がくすぐられるいい作品

大変だ。〇の中に数字入ってるやつ50までしか出てこない
一旦リセットしてまた①から

①カラマーゾフの兄弟 ドストエフスキー(略称表記) 新潮社
上巻p.102、中巻p.103が好き
今まで見聞きしてきたことをひとまとめの思想のようなものにしてくれた文献の一つ。みんな読んだらきっと世界は平和

②ギリシア神話の森 丹羽隆子 彩流社
ある程度勉強のつもりで手に取ったけど、やっぱり神話ってトンチキで普通におもしろい。美の女神アフロディーテは、ウラヌスの切り落とされた男根が大海に着水した際に跳ね上がったしぶきの白い泡から生まれたみたいな下りとかアイロニーがすぎる。

③ダロウェイ夫人 ヴァージニア・ウルフ/富田彬 角川書店
意識の流れ金字塔でした。好き

④This isnt the Sort of Thing That Happens to Someone Like You.  Jon McGregor  Bloomsbury 
卵恐怖症の話(タイトル忘れた)とthat color が好き

⑤The Complete Short Stories of Ernest Hemingway   Ernest Hemingway  Scribner Macmillan  
マチョ~~~

⑥失われた時を求めて1 マルセル・プルースト/鈴木道彦 集英社
p.186-7, p.376-81
頁を重ねるごとに自分が作品と融合していく。宙ぶらりんになってた思念が全て言葉に昇華されてすっきりって感じ

⑦失われた時を求めて2 マルセル・プルースト/鈴木道彦 集英社
スワンッッ

⑧Light in August   William Faulkner  Vintage Books UK
Christmasが一番好き

⑨Handmaid's Tale  Margaret Atwood  Anchor Books 
蟹工船級のトラウマ

⑩蟹工船 小林多喜二 集英社
それで思い出したけどこいつは青少年期に読んで比喩とかじゃなくて本気で吐いた。何かを読んで嘔吐したのは後にも先にも蟹工船、とゴールデンカムイだけだ。

⑪言葉と無意識 丸山圭三郎 講談社
「「「「「「「「「「「「「「「」」」」」」」」」」」」」」」
本壊してしまった。破けたとかじゃなくてマジで破壊してしまった。図書館のやつなのに。無論恣意的にやったわけではない。大丈夫だったのかなあれ

⑫A Streetcer Named Desire  Tennessee Williams/Arthur Miller  New Directions
南部ウ

⑬カンバセーション  マーガレット・アトウッド/加藤裕佳子 松籟社
アトウッド頭良すぎ

⑭Animal Farm   George Orwell/Julian Symons   Everymans Library
僕はさしずめ猫かな。

⑮ビル・エヴァンスについてのいくつかの事柄 中山康樹 河出書房新社
めちゃくちゃ不遜なこと言いますけどね、ラファ×エヴァなんすよ。わからない人はかえっておうちのひとにきいてみようね。あとほんとに誰か供給をくれ

⑯エイフェックス・ツイン、自分だけのチルアウトルーム マーク・ウィーデンバウム/坂本麻里子 Pヴァイン
Jon Mcgregorがselected ambient worksを執筆用BGMにしてるってのは耳よりだった。

⑰権力はいかにしてつくられるか 入谷敏男 新潮社
まあ参考になった

⑱フーコーその人その思想 ポール・ヴェーヌ 筑摩書房
生きなければならないのだ

⑲嘘の歴史 ジャック・デリダ/西山雄二 未来社
嘘ってなんだ?

⑳言語/性/権力 橋爪大三郎 春秋社
ちょっと時代錯誤的な表現が目立ってた気がするけど社会学的観点から諸問題に切り込んでてなるほど~だった

㉑知っておいしいスパイス辞典 実業之日本社
個人的にハラペーニョ祭りが大ヒットだった

㉒カレーの基本 エイ出版社
この日の夜作ったのはシチュー

㉓失踪者 フランツ・カフカ/池内紀 白水社
ジャームッシュのパーマネントバケーションてもしかしてこれが土台にあったんじゃなかろうか

㉔失われた時を求めて3 マルセル・プルースト/鈴木道彦 集英社
以下はげどうポインツ
私たちはだれしも現実を堪えられるものにするために、自分の心に若干のささやかな狂気を培うことを余儀なくされる。(348)
人が言葉の中にこめる真理は、まっすぐに自分の道を切り開いてゆくわけでもないし、また有無を言わせぬほど明確なものでもない。それと同じ種類の真理が言葉の中に形成されるまでには、かなりの時間の流れることが必要だ。(393)
つまり人は、自分が言う必要を感じたこと、相手には分からないであろうことを言うのであって、結局は自分自身のためにしか語っていないのである。(397)

㉕パール・バック短編集 パール・バック 英宝社
祖父の愛著なので読んでみたけど、全てがハッピーエンドもハッピーエンドで逆に不条理か、とさめざめ泣いた

㉖審判 フランツ・カフカ/池内紀 白水社
読むたびに異なる味わい。近頃読み直して光って見えたのは
支配と権力、差異、断片、認識とか。
カフカがおもろいのは突飛な設定に反して文体がものすごく冷静で論理的かつ「現実的」であること。まあ原文で読んでないから滅多なこと言えませんけど

㉗存在と苦悩 アルトゥル・ショーペンハウアー/金森誠也 白水社
月と孤独と意志。ショーペンハウアーは実は結構かわちい系なんじゃないかと思う

㉘読書について アルトゥル・ショーペンハウアー/鈴木芳子 光文社
著作と文体十二章は必読

㉙幸福な死 カミュ/高畠正明 新潮社
同じ不条理系でくくられることが多いけど、ベケットが文字で全てを表せないことについて憤りや諦観を示しているのに対してカミュカミュは全てを文字で表す作業に徹底的に向き合った作家だったのではなかろうかと思った。

㉚禅 稲葉稔 創元社
この本での実りは巻末に付随した座禅の組み方だった。

㉛江戸の居酒屋 伊藤善資 洋泉社
川崎大師の近くの多摩川のとこで東西酒豪合戦みたいな催しがあったらしいけど、やっぱり酒バカって今も昔も変わらずいるのな。期待通りのおもしろさでした。

㉜Never Let Me Go  Kazuo Ishiguro  Faber&Faber UK
比較的さっぱりとした文体に反して物語の構成が入り組んでて、エッチだった(?)めっちゃディテールに凝った編み物って感じ。脱帽。

㉝若い藝術家の肖像 ジェームズ・ジョイス/丸谷才一 集英社
スティーヴンが自分の殻を破って海に飛び込んでいく場面、感無量だし映像として最高に美しくて大好き

㉞ユリシーズ1 ジェームズ・ジョイス/丸谷才一 集英社
難しいのかどうかすらわからんかったけどもとりあえずクランリー×スティーヴン←マリガンてことだけは把握したごめん怒んないですみません

㉟ユリシーズ2 ジェームズ・ジョイス/丸谷才一 集英社
ブルームのターン!オレンジと石鹸と色と欲の香り!

㊱ユリシーズ3 ジェームズ・ジョイス/丸谷才一 集英社
前巻から続く十四章キルケと十七章の質疑応答文くそ好き。

㊲New York Trilogy  Paul Auster    Faber&Faber  
自我とか意識したくないよなあ。臆せずに言えばわかりすぎて刺激には欠けるが読んでて心地いいというか安心して読める本だった。カニ。

㊳ドン・キホーテ1 ミゲル・デ・セルバンテス・サアベドラ/会田由 晶文社
かの有名な羊の群れのシーンとか、現代日本人の僕が読んでも遜色ない面白さだった。

㊴偽窓 レーナ・クルーン/末延弘子 新評論
タイトルに惹かれるがままに手に取ってみた。まあ悪くはなかった

㊵ドン・キホーテ2 ミゲル・デ・セルバンテス・サアベドラ/会田由 晶文社
悲劇の美女が目白押しで草だった。ドロテアちゃんが可愛い。48章でキホーテを通して当時の大衆文学批判がしっかりとされてたけど興味深いという意味でおもしろかった。

㊶ドン・キホーテ3 ミゲル・デ・セルバンテス・サアベドラ/会田由 晶文社
前巻に続き当時の文学や規律体制への批評は今読んでも説得力があった。
てか読むごとにサンチョ愛が芽生えるこの現象他の人にも起こってるはず。多分セルバンテスが一番そうだったんだと思う

㊷ドン・キホーテ4 ミゲル・デ・セルバンテス・サアベドラ/会田由 晶文社
偉大なるドン・キホーテとその偉大なる従士サンチョ・パンサの旅が終わりを、しかも予期せぬ形で、迎えてしまって切なかった。

㊸The Brooklyn Follies  Paul Auster  Faber&Faber UK
映画パラサイト的な面白さがあった。普通のエンタメとしても楽しめて、現代社会の抱える諸問題にしっかりと切り込んでもいて、なおかつ哲学的な問いも掲げていたりして、ポン・ジュノ監督その人の言葉を借りればジェットコースターのような作品といえるのではなかろうか


疲れた~休憩
 






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