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母親なんてやってらんねぇっ!!

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「母親」であることに苦しむすべての人へ。小さいころからお友達とのコミュニケーションがいまいちうまくいかなかった娘1。暴れたり、泣きわめいたり、死ぬと言ったり、学校には行かないし、… もっと読む
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#母

言わない「言霊」。

言わない「言霊」。

声に出した言葉は、魂が宿る「言霊」となる、と言われる。

「音」は空気を震わす振動。喉を震わせ、己の耳から入り、自分以外の誰か、何かに届く振動。届く先に何かしらの影響を与え、現象となって現れる、と言う。

「言霊」となる前はどうだろう。心で思ったこと、が先に在るはずだ。
では音とならない「言霊」は、「霊」=「魂」。
心で思ったことは、「魂」そのものではないだろうか。

先日、娘3が、こんなことを言

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自分を愛する程度にしか他人を愛せない、を考えてみた。

先日の勉強会にて気になった言葉。

「自分を愛する程度にしか他人を愛せない」F・フロム-ライヒマンのこの言葉。自分を愛せない人は、他人を愛することができない、と。
そして、自分を愛せる人は同じ程度で人を愛せる、と。

こんな声が上がった。
「私の知ってる方で、自分大好きな人がいるんですが、自分のことばっかりで、他人を愛しているようにはとても見えないんですけど。この言葉で解釈すると、自分を愛する程度

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通信制高校という選択⑥

通信制高校という選択⑥

「通信制高校という選択⑤」の続き。

娘1は前の学校で取得した単位が少しあり、
残りの単位を詰め詰めで何とか2年間でクリアできるという計算に。
2年生から転入、ということだ。

前高校での取得単位決定会議、みたいなのは3月中旬ぐらいだったので、学校から確定した取得単位などを記入した書類をN高等学校に送ってもらったのは3月下旬。4月4日にN高等学校の入学式が行われたけど、その時点ではまだ正式な入学案

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通信制高校という選択⑤

通信制高校という選択⑤

「通信制高校という選択④」の続き。

平成31年4月4日。
N高等学校入学式が行われた。

奇しくも平成最後の4月。リスタートにふさわしい節目の年。

その日は家族で旅行をしていた。
入学式がその日だとは知らずに予定していた旅行だった。
ニコニコ動画でLIVE配信されたN高入学式。娘のスマホで移動時間に視聴した。2019年度の新入生は約4000人だとか。入学式にリアル参加しない生徒がニコニコ動画で

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「育児ノート」は悪魔か、天使か。

娘1を出産したとき、産院でもらった数々の育児グッズの中に入っていた「育児ノート」。毎日24時間の時間軸があり、授乳、排便、睡眠、食事、などを書き込めるようになっている。

こういうものを手に入れたら、「きちんと」書き込まずにはいられなかった(当時は)。

暇があればノートを眺め、娘1が何かすればノートに記す日々。24時間管理できるため、夜泣き、夜の授乳、など、夜の時間帯ももうろうとしながら書き込む

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トラウマが、消えた日。

トラウマが、消えた日。

「トラウマ」。
ー大きな精神的ショックや恐怖が原因で起きる心の傷。精神的外傷。

自覚のあるトラウマ。
自覚のないトラウマ。
トラウマをトラウマとして認識するのは・・・・今。

ずっと、トラウマだと思っていたことがある。

それは、苦く、苦しく、どうしようもない、自分の失敗。
あの時間に戻って、そっくりそのままカットしてしまいたい。
あの時間に自分がやったことが、今の自分を苦しめてる。
大切な人を

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「子育て」の価値。

「子育て」の価値。

初めに言います。
子育ては、自分にとって、家族にとって、そして社会にとって、
非常に価値のある仕事です。
経済活動です。
人類に課せられた、任務です。

その価値をどうか、理解してください。

子育てに関わるすべての方へ。
そして子どもの一番身近にいる、「親」の役割を担う方へ。

あなたが日々子どもと接し、
日々子どもと共有する、
喜び、悲しみ、苦しみ、くやしさ、もどかしさ、うまくいかないジレンマ

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「保護者名」に、夫の名前を書く理由。

「保護者名」に、夫の名前を書く理由。

子どもが、学校から持ち帰る書類。
「保護者名」を書く欄が結構ある。

17年前、母親になってから、
かなりの年月、何の疑問もなく、
夫の名前を書いていた。

「専業主婦」で、夫に「扶養」されているわたしには、保護者としての責任能力はない、
何かあったら最終的には夫に言ってくれ、と。
そう思っていたのだろう。
いや、本当は、そんなに深く考えてもいなかった、というのが事実。
そんなもんだと思っていた。

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通信制高校という選択④

通信制高校という選択④

「通信制高校という選択③」の続き。

福岡の3つの高校を娘1とともに見学してきた。
第一学院高等学校、博多青松高校、N高校。

娘1が選んだのは、N高校、ネットコース。
通学を要さないコースだ。

「人間関係がいや。」

娘1がそう言い切るまでに至った心を、どう温めればよいのか。
末端冷え性の手先足先のように、
外から温かいカイロを当て続けても、
根本的な冷えの解消には至らない。

生姜を食べて、

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魔法の子育て、なんてない。

魔法の子育て、なんてない。

期待を裏切るタイトル、なのかな。
でも、これ、本当に事実だと思うの。

厳密にいえば、
「これさえやれば、必ず~」ってやつ。
子育てに限らず、すべてにおいて、
そんなノウハウ、存在しませんから。

傾向はもちろんあるでしょう。
統計学ですよ。
今やAIが膨大なデータを分析してくれる時代ですよ。
行動心理を読んで、大多数がその予測通り動くのかもしれませんよ。

それを頼りに、「魔法の~」を試してみる

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「無償の愛」という幻想 ~わたしの始まり~

「無償の愛」という幻想 ~わたしの始まり~

世の中に、「完璧」という現象は存在しない。
「例外」はいつも存在するし、例外を認めないことほど不幸なことはない。

誰が、「親はみな、我が子への無償の愛を持っている」、なんて言ったのだろう。
分からないけど。
もしかして、誰も言ってない?
けど、完全に思い込んでた。
親になれば、自然発生的に芽生えるんだと思ってた。「無償の愛」が。

その呪縛は酷く重くて、
子を産み、母となっても「無償の愛」の湧き

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通信制高校という選択③。

通信制高校という選択③。

「通信制高校という選択②」の続き。

土曜日。
今日は福岡県立博多青松高校に見学に行ってきた。

吉塚駅西口を出てまぁまぁの距離を歩く。
キャンパスは大きい!立派!綺麗!
グランドもあり、これまで見てきた通信制高校とは全く違う。
校舎があり、教室がたくさんあり。

定時制では、平日毎日通学するみたい。
単位制なので、どのコマを選ぶかは自分次第。
午後からでも、午前だけでも。
1日1コマでも。

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通信制高校という選択①。

通信制高校という選択①。

「娘1の決断。学校、やめる。」の続き。

知らない世界だったなぁ。
娘1が当たり前のように通学していたら、気づかなかった世界。

通信制高校2校に説明を聞きに行ってきた。

1つ目は博多駅前の第一学院高等学校。
この時期(1月24日)でも、決断すれば、2月1日から転入できる。
今月中に諸費用を振込、急いで書類を整える必要はあるが。

校長先生が丁寧に対応してくださった。
「人間関係がいや」、という

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