通信制高校という選択④
「通信制高校という選択③」の続き。
福岡の3つの高校を娘1とともに見学してきた。
第一学院高等学校、博多青松高校、N高校。
娘1が選んだのは、N高校、ネットコース。
通学を要さないコースだ。
「人間関係がいや。」
娘1がそう言い切るまでに至った心を、どう温めればよいのか。
末端冷え性の手先足先のように、
外から温かいカイロを当て続けても、
根本的な冷えの解消には至らない。
生姜を食べて、軽い運動をして、血流を促し、
身体の芯から体温を上げなければ。
人間に対する安心感を育まなければ。
時間がかかるかもしれない。
けど、彼女は高校を選んだ。
次の一歩を選択したんだ。自分の意思で。
2年前の春、
高校の合格発表で受験番号を見つけ、
天に昇ってしまうんじゃないかと思うほどの
希望と喜び、自信と達成感に満ちていた。
実力不足で合格は難しいと思われた憧れの高校だった。
だけど、絶対行きたくて、あきらめず、
努力の人となり、娘1は見事に入学の権利を得た。
求めて、求めて、ようやく手にした成功への切符。
自分で切り開いた成功体験。
あれから2年が過ぎようとしてる。
1年目、彼女は半分も学校に行くことができなかった。
2年目、もう一度やり直したいと、リスタートを切った。
悔しかった気持ちと勢いで、なんと1学期は皆勤。
驚くほどの変わりようだった。
しかし、2学期に入った頃から、
歯車が再び、かみ合わなくなってきた。
そして彼女は、学校に行かなくなっていった。
何が成功で何が失敗か。
失敗のための成功か。
成功のための失敗か。
どっちもありで、
その連続ってこと。
「通信制高校という選択⑤」に続く。
これまでの経験で、なんとか自分の役割に気づくことができました。与えられた役割を全力で全うするため、「わくわく」と「ドキドキ」のど真ん中を走ります。 サポートでの勇気づけ、素直に嬉しいです\(^o^)/