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アートケアだより 2024年9月号
●夏の成長
長い夏休みが明けると、ぐんと成長した姿を見せるお子さんが少なからずいます。
自分の時間が持てるからでしょうかねぇ。でも保育園や学童に行っている子は生活時間があまり変わらないと思います。いつもより少しのんびりできるのかな?
夏独特の開放感、夏休みだからできる冒険、思い出になるような経験。いろんなことが相まってのことなのでしょう。
表現の面でも、夏休み終盤や夏休み明けのワークで、子ども
パリ オルセー美術館『3~5歳鑑賞会』ルポ
6月16日(日)午後。今回の旅の大きな目的の1つ、オルセー美術館への訪問の時間がやってきました。研究員のYannick Le Papeさん(ヤニックさん)とお会いします。
入口前の広場にある名物の彫刻、サイの前で待ち合わせ。
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(旅の発端や訪れた先のことなど下記に記しました)
アートケアだより7月号「ロンドンとバーミンガムの博物館のお話
https://note.com/artfri
パリ オランジュリー美術館 『0~2歳鑑賞会』『3~5歳ダンス鑑賞会』ルポ
6月16日(日)午前、パリのオランジュリー美術館で鑑賞会を見学しました。
系列のオルセー美術館・研究員Yannick Le Papeさん(ヤニックさん)のお話によると、オランジュリーの乳幼児鑑賞会は、数ヶ月前に始めたばかりで、ファミリーエリアも改装して新しく作ったのだそうです。
ヤニックさんは、乳幼児の鑑賞会について調査なさっています。
「フランスでは乳幼児の鑑賞会があまり行われていませんでした
ルポ:ちひろ美術館・東京さんと「あかちゃん・子どものための鑑賞会」を開催しました
ちひろ美術館・東京さんと、7月28日(日)に「あかちゃんのための鑑賞会」8月18日(日)に「子どものための鑑賞会」を開催しました。
「いわさきちひろ ぼつご50ねん こどものみなさまへ あ・そ・ぼ」展。
アートユニットのplaplaxさんが年間を通じて、ちひろ美術館の3つの展覧会のディレクターをなさっていて、「あ・そ・ぼ」展では《絵を見るための遊具》という楽しい作品が会場のあちこちにあります。《
アートケアだより2024年8月号 「集める・調べる・分類する・保存する・公開する」という博物館のお仕事に通じるプロセスを、子どもたちに体感してもらう夏のイベント
8月11日(日)に、夏のイベント『見せっこ博物館 ~ 土器片に触れたり、藍のたたき染めもするよ!』と、自然の美しい色を感じる『藍の生葉染め』を開催しました。
「アートケアひろば」には、先月号のおたよりでご紹介したような、博物学的な観点で物事を楽しむ子どもたちがたくさんいます。
みんなが集めている物… たとえば蝉の抜け殻、育てている昆虫、海で拾ったシーグラスや貝殻、道で拾った石や森で拾ったドングリ、
パリ フォンダシオン・ルイ・ヴィトン 『ファミリー・フェスティバル』 ルポ
2024年6月、パリにあるフォンダシオン・ルイ・ヴィトン FONDATION LOUIS VUITTON で開催された『ファミリー・フェスティバル』に行ってきました。
(なぜ訪れたかは前回のnote「アートケアだより7月号」に記しました!)
(写真の撮影と掲載について、フォンダシオン・ルイ・ヴィトンの許可をいただいています)
年に一度、6月の第3土日に開催。第4回ということで、情報が浸透してい
アートケアだより7月号 : パリとロンドンのいくつかの美術館・博物館へ行ってきました
6月。「えいや!」と、パリの美術館のいくつかの乳幼児向け鑑賞会とイギリスの美術館・博物館を訪問してきました。
イギリスに留学中の息子から「来れば?」と言われまして(珍しく!!)。「我が子の留学先に出かける母」なんて恥ずかしくてできない~と思っていたのですが、何度か誘われるうち、そういえば…と、昨年、研究員さんからご連絡をいただいたオルセー美術館で何か子ども向けの会があるか調べましたら、ちょうど
「母に当たりが強くて…」な話題☆アートケアだより☆2024年6月号
子どもがお母さんにひどく八つ当たりする、ものすごく感情をぶつけてくる
というお話が、このところ毎回のワークで誰かしらから出ています。
お話される皆さん、もう疲労困憊しきっていて、時に涙ぐむ方もいて、こちらも泣けてきます。毎日のことだから本当に大変ですよね…
小さい子どもたち、あるいは負荷が過大にかかっている場合は年齢問わず、ストレスを上手に逃して心身の健康を保つ方策を取れないことがあります。
アートケアだより 2024年5月号
●4月 「保護者お話会」 で育児のヒント
「アートケアひろば」では年中行事として「保護者お話会」を開催しています。1年の成長を振り返りながら、新年度を迎えるお子さんたち(と親御さん!)のドキドキワクワクをシェア。皆さんと話すことで悩み解決のヒントが得られる素敵な時間になっています。
学年も住んでいる地域も様々なので、自分たちの置かれている日常を、少し離れたところから見るような感覚で整理するこ
『生きた。描いた。愛した』 三岸節子さんの画業を一望・一宮市三岸節子記念美術館「赤ちゃん&こどもアート鑑賞会」ルポ
愛知県の一宮市三岸節子記念美術館さんに毎年お招きいただいて、赤ちゃんから小学生とご家族が参加する鑑賞会を実施しています。今年度はコレクション展「花より花らしく」を鑑賞しました。
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「生きた。描いた。愛した」という鮮烈な言葉は、数年前に放映された、テレビ東京「新美の巨人たち」で耳にしました。近藤サトさんの貫禄あるナレーションも相まって大変印象に残りました。
鑑賞会の準備に際し、あらため
アートケアだより2024年3月号
2期にわたる展覧会、年度末作業等で、月初に発行しているおたよりが月末となってしまいました。。。
そう、もう年度末なんですね〜 2023年度は「アートケアひろば」20周年でした。3月20日(祝)、ようやく「20周年の集い」を開催しました。懐かしい方が来てくださって、あれこれ思い出され…
20年を振り返るのもナンなので、近年について振り返ってみます。
●アートケアひろばの展覧会
「アートケ
アートケアだより2024年新年号
新年おめでとうございますスタッフより新年のご挨拶を申し上げます。
ダジャレ的ですが辰年の「たつ」に引っ掛けて「子どもが立った!自立したな~と思った瞬間」というテーマでお届けします。
本年もどうぞよろしくお願いいたします。(五十音順)
●井上 敦子(いのうえ あつこ)
「赤ちゃんアート」に少し通っていた娘も小6になり先日卒業文集の作業で、6年間で変わったこと、成長したことは何ですかという欄に『言い
赤ちゃんが生まれても美術館をあきらめない!「楊洲周延展」 赤ちゃんご機嫌な作品をレコメンド!
町田市立国際版画美術館さんと、11月15日(水)に「赤ちゃんのための鑑賞会」を実施しました。
0歳6ヶ月から0歳代が4組、1歳が2組、2歳と5歳のお子さんがそれぞれ1組、8組の皆さんと「楊洲周延 明治を描き尽くした浮世絵師」展を鑑賞しました。
楊洲周延は、展覧会のキャッチコピー「武士から絵師へ 絵筆で時代を切り拓く!」の通り、幕末から明治にかけて大活躍した浮世絵師です。
楊洲周延にフォーカスした