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アートケアだより2024年新年号

新年おめでとうございます

スタッフより新年のご挨拶を申し上げます。
ダジャレ的ですが辰年の「たつ」に引っ掛けて「子どもが立った!自立したな~と思った瞬間」というテーマでお届けします。
本年もどうぞよろしくお願いいたします。(五十音順)

●井上 敦子(いのうえ あつこ)
「赤ちゃんアート」に少し通っていた娘も小6になり先日卒業文集の作業で、6年間で変わったこと、成長したことは何ですかという欄に『言いたいことが言えるようになった』と書いてありました。え?そうなの??「赤ちゃんアート」の頃は言葉が遅くいつも私のそばにじっとしながら周囲を観察してる娘でした。大声でたくさんお話できるお友達とはちがうなあと。
いまだに口下手おっちょこちょいで失敗と反省ばかりの母親をよそに、立ち上がるどころか今や給食おかわりジャンケンに毎回男の子とわいわい参戦したり、言いたいことを(おそらく言わなくていいことまで)言えるほど図太く逞しく立ちまわり、親の知らないところでずんずんつき進んでいるのかなと思いました。
そんなウチのパワフルな娘の話だけでない、ご家族の分だけあるエピソードを今年もどんどん積み重ねて、昇り龍のごとく悠然とりゅうりゅうと!みんなで成長できますように。楽しい一年となりますように。本年もよろしくお願いいたします。

井上さん(6年生 娘さん作)

●関 美穂(せき みほ)      
今月成人式を迎えた20歳の長女、高校生の次女、今年年女のまだまだ立つには程遠い(笑)12歳の三女、三姉妹の母です。「子どもが自立した瞬間」と聞いてパッと思い浮かばない自分自身が情けないと言いますかそれほど意識せずに来てしまったなぁ…と反省。
それでも上の2人はちゃんと自立してきている今日この頃。
私自身の子育ては「自分でやってしまったほうが早いから」「教えたり待ってあげるのが面倒~」という理由で、ついつい手を出し先回りしてしまったところが多く、それが子どもの自立を妨げていることにも気づかずにいました。時折、娘たちが「ママ~これってどうしたらいいの~?」と分からずに尋ねてくることがあるとそこでハッと気づかされ、今がチャンス「やってごらん!」と背中を押すそんな毎日です。
子どもの自立は階段を昇るように、日々小さなステップの積み重ねですね。
今年は子どもたちが辰(立つ)瞬間をそばで見守り喜びながら歩んでいく。そんな1年になりますように。

関さん(6年生 三女さん作)

●冨田 めぐみ(とみた めぐみ)
息子が初めて立った時のこと。台所で視線を感じ、振り返ると、膝をやや曲げて足を少しプルプル震わせながらこちらを見ていました。「おおー、たっちしたの!」と笑顔を向けても本人は嬉しいような困ったような顔をして声も出ず。「そうか、立つことはできても、歩くことも座ることもできずに困っているんだ」と気づき、はいはいと抱き寄せました。ああ、懐かしい。
動物が生まれて間もなく自立歩行するのとは時間のかかり方が違いますが、ヒトもやっぱり生き物ですね~
息子が家から巣立っていくのも、もうすぐか? 時期時期でいろんな「自立」が発生するので、それを追いかけているだけで、気づけば子どもは大人になっていました。
今年もアートケアで、子どもたちそれぞれの「自立」がたくさん生まれますように!「自立へ向かうときの戸惑い」を受けとめ、支えていきたいと思います。

冨田(本人作)

●袴田 由利子(はかまだ ゆりこ)
新年、明けましておめでとうございます。さて、自分から「何かテーマ設定を」とお願いしておきながら困ったことになっています(笑)
なぜなら、毎朝「ハンカチは?」「ティッシュは?」「スマホは?」と未だに小学生並な確認をしている娘(大1)は果たして自立できてるのだろうか?と疑問に思ってしまったからです。おそらく私の過保護が原因なのでしょうと反省しきりです。
幼少期から色んなことにこだわりの強かった娘は、進級する毎に次の学年への申し送りをお願いしていました。ある時、スクールカウンセラーの先生がおっしゃった言葉が今でも時折り思い出されます。「お母さん、失敗しても良いんですよ。そうやって覚えていくんですから、私達があまり先回りしなくても。」といった内容だったかと思います。頭では分かっていても、失敗しないようにと先回りし過ぎていたのかもしれません。
とはいえ、幼少期から好奇心旺盛だった娘は、そこにあるものが何なのかを自分で確かめたい一心で、寝返りも、つかまり立ちも、ハイハイも、あんよも全て早かったと記憶しています。
そのような訳で、今年は初心に戻り、娘の好奇心を大切にしつつ、私が子離れできるよう、ぐっと我慢して見守れる年にできたらなと思っています。
まだまだ、自立発展途上な親子ですが、皆さま、本年もどうぞよろしくお願いいたします。
*娘が小4の時にアートケアで描いてくれた肖像画です。

袴田さん(娘さん4年生の時アートケアでの作品)

●松崎 啓子(まつざき けいこ)
些細なことで悩んだり落ち込んだりと、いろいろあった子育ても今になれば良い思い出となり、4人の子どもたちがそれぞれ結婚し、まさに『自立』し終了となりました。それでも朝のテレビの星占いで子どもの星座の順位を気にかけるという、子どもから自立できない親ごころが覗いてしまいます。
そんな私も、実家に帰れば可愛い娘に見えるらしく、80歳過ぎの実父に「危ないから送っていこうか」と言われることも度々。親子というのは何歳になっても親子なんですね。
今年もまたワークでたくさんの皆様にお会い出来ることを楽しみにしています。子どもたちの《表現したい!じぶんでやってみたい!》という気持ちを大切にしながら、一緒に過ごしていきたいと思います。どうぞよろしくお願いいたします。

松崎さん(夫さん作)

●森田 祐子(もりた ゆうこ)
いつも子ども達ににパワーを貰ってお仕事しています。〝子どもの自立〟我が子は既に成人なので、ある意味〝立派に?自立しています(笑)
振り返って、子育て中の子どもの自立は、〝1人で〇〇ができた!〟時。嬉しくて頼もしく感じましたが〝自立したかぁ~〟と感じる余裕はなかった気がします。
大きくなってからは、就職して家を出る=自立したと実感。本当は精神的な事が大切ですけど。
私は〝親としての自立を模索中〟余計な心配をしないで、子どもを見守れる事を目指します。
因みに我が家には3人辰年がいます。良い年になりますように!

森田さん(4歳お孫さん作)

●吉冨 英里子(よしとみ えりこ)
寝ていただけの子が、ハイハイからあんよに…出来ることもどんどん増えて、最終的には親元を離れて1人で暮らしていけるようになるのが一般的な「自立」になるのかしらと思ったのですが、皆さまはいかがですか?
我が家にも高校生の娘が2人…もう、あっという間にそんな時がやってくるような気もしています。
今回のお題でご挨拶を考える時に、久ーしぶりに「赤ちゃんアート」の時の記録や、保育園での生活日誌、自分の保育日誌などを読み返してみました。
小さい頃を色々と思い出して、本当に当時は思い通りにはならなかったけれど、今読んでも泣いて笑ってしまうような懸命な日々を過ごさせてもらっていたんだなぁ…沢山の方に関わって頂いて、声かけて、励ましてもらってきたんだなぁ…と、じんわりと感謝の思いを抱きました。
まだ子供が幼い頃、気持ちに余裕が無くしんどい時は、早く成長してほしい…なんて思っていましたが、今は逆に自立の前の当たり前とも思ってしまっている「一緒にいられる貴重な時間」。。改めて大事にしたいと思えるようにもなりました。
今の自分ができることを、悔いなきように懸命に過ごしたい…と思う新年です。今年もどうぞよろしくお願いいたします。

吉富さん(本人作)
娘さんが小さい頃、似ていると言っていたので「ドリアン王女」にしてみたとのこと!


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