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本の棚 #ビジネスコーナー

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ビジネスを通して人間は形成される。そういっても過言はないかもしれません。本の棚のなかでもかなりのボリュームを占めるビジネスコーナーは古典的なもの〜最新の情報まで幅広く並べていきま…
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2021年3月の記事一覧

本の棚 #50 『会社という病』

本の棚 #50 『会社という病』

『会社という病』
江上剛

『本の棚』50冊目に並べるのは

ネガティブな、重た〜い印象のタイトル。

会社が病んでいるというのは

社員が病んでいると同義ではないか。

会社は社員が構成しているから

そういうことになると思う。

その病は社員の健康を害するだけでなく

世のために人のためにやってきた事業をも蝕む。

リコール、不正会計、偽装みたいなニュースを

毎日のように目にする。

著書で

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本の棚 #49 『いらない課長、すごい課長』

本の棚 #49 『いらない課長、すごい課長』

『いらない課長、すごい課長』
新井健一

世の中の迷える課長へ

時代や環境の変化が猛烈なスピードで

進んでいくなかで過去の猛烈な働き方では

通用しない…いらない課長まっしぐらだ。

自分が「すごいっ!」と衝撃を受けた

スーパー課長の真似をしたところで

うまくいくとは限らない。

マリオカートのように同じコースを

3周まわってゴールではなく

毎周コースが変わっているような

そんな感覚

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本の棚 #48  『ファンベース』〜支持され、愛され、長く売れ続けるために〜

本の棚 #48 『ファンベース』〜支持され、愛され、長く売れ続けるために〜

『ファンベース』
支持され、愛され、長く売れ続けるために
佐藤尚之

ファンときくとアイドルグループや歌手

スポーツチームのことがまず思い浮かぶ。

著書では今後のビジネスにおいてはこの

「ファン」を土台としたマーケティング

つまり「ファンベース」の思考、施策を

大切にしていく必要があると説いている。

ぼくの考えるファンについて、少し。

このご時世にことばを選ばずに言うと

ファンはな

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本の棚 #45 『それ、パワハラです』

本の棚 #45 『それ、パワハラです』

『それ、パワハラです』
何がアウトで、何がセーフか
笹山尚人

「ん?これパワハラか?」

そんなことを考えたことがある。

これは被害者側という視点だけでなく

加害者側としてもそうだ。

日々の言動について振り返ったとき

悪意をもって、というわけではなくて

何気ないコミュニケーションのなかに

ハラスメントは潜んでいる。

悪意がある、意図的なものは問題外で

誰が見てもアウトデラックスだ

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本の棚 #44 『戦略プロフェッショナル』

本の棚 #44 『戦略プロフェッショナル』

『戦略プロフェッショナル』
三枝匡

大手鉄鋼メーカーに勤務する広川(38歳)は

出資先である製薬品メーカーのコンサル業務を担っていた。

その会社には発展の可能性があり

社員も元気はないが有能な人がいる。

ただ今のままではいずれ立ち行かなくなる…

そんな未来が見え隠れするなか、

コンサル先の社長から誘われて

悩んだ末に常務としてその会社に転職する。

その会社を成長させるために広川は

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本の棚 #42 『世界は自分一人から変えられる』

本の棚 #42 『世界は自分一人から変えられる』

『世界は自分一人から変えられる』
〜貧困と環境破壊をビジネスで解決した男の物語〜
阪口竜也

自分の将来はどうなるのか

そう考える人はたくさんいると思うけど

この世界、地球はどうなるのか

本気で考えている人はどれくらいいるだろうか。

これまでの時代において

経済の発展によって地球環境はどんどん悪化し

子供のころに遊んでいたきれいな海は

なんだか変なものが浮かんでいる…

だから経済や

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本の棚 #41 『少ない人数で売上を倍増させる接客』

本の棚 #41 『少ない人数で売上を倍増させる接客』

『少ない人数で売上を倍増させる接客』
成田直人

人手不足(働き手不足?)はまさに今

日本社会が直面している課題で

それはビジネスの場だけの話ではない。

人口が減少、働き手も減少していくという

そんな未来を受け入れて

生産性の向上によって豊かさを手に入れる。

そのためにみんな現場レベルで

具体的に何ができるか日々考えているわけだ。

著書では店舗における具体的な改善行動が

たくさん

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本の棚 #31 『未来の年表2』

本の棚 #31 『未来の年表2』

『未来の年表2』
〜人口減少日本であなたに起きること〜
河合雅司

未来はどうなるかわからない

とはいえ、これまでの傾向から

予想できる未来もまた存在する。

最悪のシナリオを想定しておき

それに対して策を考えたり

できる限りの準備をしておくことは

賢いことだと思う。

最も賢くないやり方は…

「未来から目をそらす」

つまり見えないふりをしてしまうことだ。

時間は止まることなければ

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本の棚 #30 『今すぐ妻を社長にしなさい』

本の棚 #30 『今すぐ妻を社長にしなさい』

『今すぐ妻を社長にしなさい』
〜サラリーマンでもできる魔法の資産形成術〜
坂下仁

つ、妻を社長に?!

現役銀行員の著者(2014年当時)は

金融知識とノウハウを総動員した結果

まさかの借金地獄に陥り、破産寸前に。

それまでの「自分がお金持ちになる」

という考え方を

「妻をお金持ちにする!」に路線変更。

そうして5年後には経済的な自由を手にする。 

つまり、働かなくてもOKの状態に

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本の棚 #28 『天職は寝て待て』

本の棚 #28 『天職は寝て待て』

『仕事選びのアートとサイエンス』
〜不確実な時代の天職探し〜    
改訂『天職は寝て待て』
山口周

新卒で入社した会社で

かれこれ10年以上働いている。

「一つのことを長く続けた経験ランキング」

でいうと…

スポーツを抜いて堂々の1位だ。

ぼくはわりと運のいいほうだと

自分では思っている。

「うわぁ〜、これは運が悪い」

みたいなことはほとんど思いつかない。

今のマンションに引

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本の棚 #21 『ハートドリブン』目に見えないものを大切にする力

本の棚 #21 『ハートドリブン』目に見えないものを大切にする力

『ハートドリブン』
〜目に見えないものを大切にする力〜

塩田元規(アカツキ創業者)

うんこミュージアム

あっ、いきなり失礼。

知ってますか?

うんこミュージアム。

横浜駅のすぐ横にある「アソビル」

入ったら入ったで

いきなり便器で

うんちさせられます。笑

ふざけているようで

大マジメ。

本気で楽しい空間をつくっている

エンターテイメント会社アカツキ。

その代表を務める塩

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本の棚 #22 『絶望しきって死ぬために、今を熱狂して生きろ』

本の棚 #22 『絶望しきって死ぬために、今を熱狂して生きろ』

『絶望しきって死ぬために、今を熱狂して生きろ』

見城徹/藤田晋

共著としての第一作

『憂鬱でなければ仕事じゃない』

が衝撃的だった。

さらに第二作

『人は自分が期待するほど、自分を見てくれないが、がっかりするほど見ていなくはない』

をすぐに購入した記憶がある。

そして、第三作目と思って買って

開いて読んでみたら…

まさかの二作目のタイトルが

変更されたものだった。笑

中身を

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本の棚 #23 『MORE from LESS』

本の棚 #23 『MORE from LESS』

『MORE from LESS』
〜資本主義は脱物質化する〜

アンドリュー・マカフィー

世界はどんどん物質的に豊かになっている

現地にいったことがないから分からないが

東南アジアやアフリカなんかも

急速に発展して、そう遠くない未来には

ぼくたちの住む日本のように

「高原社会」になっていくのだろう。

※高原社会については『ビジネスの未来』山口周氏より

人類が豊かになっていく反面

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