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朝井まかて「落陽」を語ろう
まかて先生の作品には、大好きな物が沢山あります。一番は決められません。秋なので、「御松茸騒動」と迷いましたが、今回は「落陽」を語りたいと思います。
「落陽」は、明治天皇崩御の辺り、大正時代を舞台に描かれます。私はそれまで朝井まかて作品は時代小説しか拝見したことがなかったので、此れも確かに過去の話ではありますが、近代日本の話だとは、タイトルだけを知った当時、思いもよりませんでした。
まず導入
食の風景「おせち2023」
私のおせち作りは黒豆を水に浸すところから始まります。
2022年は26日から仕込みを始めました。買ってきた新物の黒豆をガラゴロガラゴロと鍋に移して水を張ると、さあ、今年もいよいよ始まるなという気持ちになります。
事前に作成した仕込みの段取り表に則って、毎日少しずつ進めていきます。そして、年末無事仕事納めを迎えますと、翌日からおせち作りが本格化します。
29日のお台所の様子です。
翌30日。
食の風景「肉じゃが食べてから行ったってや」
そんな日々に追われんといて。12月だからって急がんといてや。ああほら、また適当に済ませようとしてるやん。もう、せめて肉じゃが食べてから行ったってや。すぐに出来るで、待っとって。
今日は牛肉の肉じゃがや。肉と玉ねぎと人参は先にサラダ油で炒めるんよ。でも急いでるんやったら全部一気に煮始めたってちゃんとできるから心配いらんわ。そや、蓋忘れんといてや。早う火が入るからな。
ほなちょっと見てみるわ。どや
「終末のノートパソコン」
それは11月の終わりでした。帰宅が日を跨ぎ、常の自分なら大人しく眠るところ、腹ごしらえすればもうひと頑張りできそうだと何故だかポジティブに思ってしまったのです。その時点で尋常でないことに気が付かなければいけなかったんです。腹ごしらえの後、自らの犯した重大な過失により、「物書きいち」の生命線であるノートパソコンが壊れました。
一瞬にして落ちました。それから相棒は二度と目を覚ましませんでした。とんで
「すんと冷たくてぴんと張りがある」
十月に入った。巷で人が嬉しそうに話してくれるが自分はまだ金木犀を見ない。どんぐりも凶作である。冬眠の予定はないけれども残念である。
里芋へ水遣りをする為、庭でじょうろへ雨水タンクの水を溜め乍ら緑の茂みを眺めていると、物蔭に巧妙に姿隠す茗荷を見つけた。大きな花がちらっと覗いていたから気が付いた。お、と思わず収穫した。
洗って、デジカメをいそいそと持ち出して写真を撮ってみた。初秋の朝の薄い光の中で、