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お笑いの話。11話。

ゴングの鐘を鳴らしたのは誰だろうか。


朝は眠い。

この日は、事務所の一日3000円の救済措置とやらの日だった。

朝早く。夜遅くまでの作業だ。

バイトをした方が効率がいい。

だが、舞台袖から師匠や先輩のお笑いの勉強になる。


だが、朝は眠い。いや、朝も眠いか。

夜は眠くなる。つまり夜は眠い。

なので朝も眠い、夜も眠いなのだろうか。

一日は朝、昼、夕方、夜、とある。

一日24時間を4でわると6時間になる。

ひとつの6時間は睡眠。ひとつの6時間は学校、勉強、仕事。ひとつの6時間は休み時間。ひとつの6時間は人間の、人の活動時間。

と、このように4つに分けれないものだろうか。

しかし現実は、朝、昼、夜、と3つ。

もしくは朝と夜。2つになっているのだろうか。

これでは、学校や勉強、仕事と睡眠。

2つか3つになってしまう。

これでは人間の、人の時間配分がめちゃめちゃではないのだろうか。

人が時間を動かしているのではなく、時間が人を動かしているのではないだろうか。


あれ、今、名言っぽい事、言った?

それにしても今日は騒がしい。

いや、今日も劇場は騒がしいか。


若手芸人の。

お弁当とお茶の争奪戦が始まっていた。

そこには山積みになっているお弁当とお茶があった。

誰がゴングの鐘を鳴らしたのだろうか。


「1人ひとつだろ!二つ持ってくな!」

『どこにもそんな事、書いてないじゃないか!』


壁の張り紙にはこう書かれていた。

【先日はお騒がせしました。差し入れのお弁当とお茶です】


ロケ弁当はテレビでしか見たことがなかった。

いや、ロケではないから差し入れのお弁当か。

誰々さんからの差し入れです。

と、たまにテレビで見かけるものだ。


人の間を華麗に通り、お茶とお弁当をゲットした。

お弁当の中身はさわらの西京漬け焼き弁当だった。

ラッキー。

お昼ごはんはこのさわらの西京漬け焼き弁当にしようと決めた。



夢はnoteの売上でキャンプすることです。 後、ニンテンドースイッチです。 後、書籍化です。