質問へ答えるときのコツ
相槌も数秒のものですが、質問に答えるときもやはり最初の数秒が肝心だ。
特に、
「どうだった?」などと漠然とした質問をされた場合には、最初の数秒でまず回答の方向性や焦点を絞ろう。
そのためには、「良かったです」「面白かったです」というような主観的で漠然とした回答ではなく、
具体的で客観的な回答を心がけましょう。
答えの最初の一言は、新聞記事の大見出しのようなつもりで、これから回答する内容が大まかに分かるようなものにしよう。
また、やや上級編にはなるが、
「ひどいものでしたよ!」
「目を疑いましたよ!」
などの言葉を答えの最初の一言に持ってくることで、「一体どういうことだ?」と相手の興味を引くやり方もある。
いずれにしても、答えの最初の一言、最初の数秒で、相手に与える印象は大きく変わるから、何かを質問されたとき、答えの第一声には特に気を付けてみよう。
おまけに上司に「どうだった?」と聞かれた時の答え方」だ。
仕事で出張や講演会・パーティなどに行った後、上司から「どうだった?」と尋ねられることは多いだろう。
しかし、気を付けておかないと、この「どうだった?」への答え方次第では、上司をがっかりさせてしまうことにもなりかねない。
上司の「どうだった?」という質問は、
「きちんと報告しなさい」という意味であって、主観的な感想を述べなさいという意味では決してない。
しかし、答え方の下手な人は、まず第一声に「面白かったです」「うまくいったと思います」「盛り上がりました」などの、
主観的で具体性に乏しい言動をしてしまいがち
だ。
この小学生のような回答に、上司も「君の個人的な感想は聞いていない」と一瞬で呆れてしまう可能性がある。
優しい上司なら「それで、どうおもしろかったの?」などと尋ねてくれるかもしれないが、その前に相手の望む答えを言う方がずっと良いだろう。
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