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答えるときはまず「話の方向性」を示す

前回の続きになります。


 上司は具体的な情報を求めている。
にもかかわらず「どうだった?」と漠然とした問いかけをするのは、どういうところがポイントだったのか、実際にその場に出向いた者にしか分からないから、答える側にポイントを絞って欲しいと思っているからだ。

 つまり、まず答えるべきは主観による感想ではなく「話の方向性」なのだ。
これから何について答えるかという大まかな方向性を伝えるためには、「答えの最初の一言」が非常に重要となる。


 この「答えの最初のひと言」は、新聞記事の大見出しのようなものだ。
新聞記事は必ず内容が一目で分かる見出しがついている。この大見出しがあるから、読者はその記事が何について語ったものか予測しながら読んでいけるのだ。

 例えば、「盛り上がりました」を「盛況でした」と言い換えるだけでも、客観的・巨視的な回答となる。
他にも、「首尾よくまとまりました」「盤石です」「ご立腹でした」などの短い定番フレーズを知っておくと、「答えの最初の一言」として使いやすい。

ぜひ使っていただきたい。


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