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2019年6月の記事一覧
4-2*日本の歌の原点| 4章 都会の生活で感じた現代の問題点ーなぜ現代ではスナックのカラオケでコミュニケーションができないのか|ニューロマン都会編
そもそも「知らない人の前で歌うなんて恥ずかしいし、スナックなんて行かない。歌でコミュニケーションなんてしたくない。」という人も大勢いるだろう。
しかし、いつの時代も歌は私たちのすぐ側にある。
流しがスナックのカラオケになり、カラオケボックスになり、一人カラオケが流行して歌の個室化がより進んでも、人はどこかで歌いたいのである。
なぜだろうか。
今でこそ、歌でコミュニケーションをすることは珍し
4-1*流行の加速と日本語の崩壊| 4章 都会の生活で感じた現代の問題点ーなぜ現代ではスナックのカラオケでコミュニケーションができないのか|ニューロマン都会編
スナックでのアルバイトを通じて、見ず知らずの人と歌でコミュニケーションできる歌謡曲の素晴らしさを知った。しかし、そのコミュニケーションに参加できるのは概ね年配層に限られている。
なぜ、若者はスナックのカラオケでコミュニケーションすることができないのか。
その理由は大きく分けて二つあると考えている。
一つめは、流行の加速化により、世代を超えて共有できる歌が少なくなっていることだ。
大ヒットや大
3-3*移住計画| 3章 都会の生活で感じた現代の問題点ー食と住居|ニューロマン都会編
私はこの問題に対しての提案を行なうために、父が継がなかった長野の空家に移住する事を目指している。
高度経済成長期に若者たちは仕事を求めて都市へ流出した。
しかし好景気が終わった今、仕事のために都市に住み続け、高い家賃や住宅ローンを払い続ける生活に本当の豊かさはあるのだろうか。
現代ではインターネットの普及により高度の情報社会が実現されつつある。また、交通機関の発達により行動圏が大幅に拡大し、時
3-2*工業の発展による都市への人口流出、農業の衰退| 3章 都会の生活で感じた現代の問題点ー食と住居|ニューロマン都会編
なぜ、私たちの生活は食物の生産現場から遠くなってしまったのか。
私の実家はトヨタ自動車の社員が中心に住んでいるニュータウン(新興住宅街)にある。農業を営んでいる人は皆無だ。
だが、祖父母は父方・母方ともに農家だった。
私の父は、トヨタ自動車に就職するために長野県の実家を出て愛知県へ流出した。
高度経済成長期に工業が発達し、農業が衰退した。
1950年には就業人口の約45%が農業に従事していた
3-1*年中行事と行事食| 3章 都会の生活で感じた現代の問題点ー食と住居|ニューロマン都会編
私は営業時代、朝食と昼食はコンビニで購入し、会社のデスクで仕事をしながら食べていた。
夕食は何を食べていたのか記憶にない。
それ程、食に対する意識が薄かったと思う。
転職して時間の余裕ができてからは、スーパーで食材を買って自炊をするようになった。
旬の食材は安価に購入できるので、旬を意識した料理をするようになった。
すると、季節ごとに食べたい料理や食べるシチュエーションをイメージするようになっ
2-3*現代に提案する豊かな装い| 2章 都会の生活で感じた現代の問題点ーなぜ現代の服装は無彩色のコーディネートが多いのか|ニューロマン都会編
季節ごとに身につけたい色について考えるようになってから、四季のある日本で暮らす生活の幸福感が増した。
そもそも日本に洋服が入ってきたのは明治時代であり、たった150年前のことだ。女性にいたっては庶民が洋服を着出したのは戦後なので、わずか70年の歴史。
それ以前の約1400年もの間、日本人は和服を着ていた。
着物には襲の色目(かさねのいろめ)という重ね着をする衣裳の配色の仕方を年齢、季節、行事な