社交不安障害の記録

2023年8月に社交不安障害と診断された引きこもり/ 社交不安障害らしい具体的エピソー…

社交不安障害の記録

2023年8月に社交不安障害と診断された引きこもり/ 社交不安障害らしい具体的エピソードなどを書いていきます/ 共感や理解の助けとなれば幸いです

記事一覧

臨床心理学と精神分析に対して素人なりにつらつらと

ばらんさんの記事にこんな事が書いてありました 精神分析って今でも臨床心理学の世界では本格的に取り扱われているんだ──と驚きました (もちろん、私は素人ですけどね…

社交不安症の診断基準

注意事項精神疾患の自己診断は非常にリスクを伴います 項目が当てはまったからといって自分が社交不安症であると確信することは避け、あくまで参考程度に留めるようお願い…

文体が硬くなってしまう悩み

まえがき 自分のnoteを見返してて思ったのですが、文体が硬すぎますね…… おそらくnoteの記事はスマホで読む方が多いと思うので、もう少し馴染みやすい文体でかなければ…

ヒトが怖いか人間が怖いか/全般性SADと非全般性SAD

全般性SADと非全般性SAD最近勉強していて知ったのですが、どうも社交不安症というのは症状が発現する場面がどれだけ広いかによって分類することがあるようなんです すべ…

なぜグループワークが苦手なのか ~実体験を交えて~

動画版はこちら グループワークが苦手な理由今回はグループワークが苦手な理由について考えてみたのでいくつか提示してみたいと思います 同意できない部分もあるかもしれ…

心理カウンセラーのYouTubeを独断と偏見でまとめてみる

今回は、心理カウンセラーの方のYouTubeチャンネルを紹介していこうと思います 公認心理師、臨床心理士のいずれかを持っている方のチャンネルから選ばせていただきました …

精神科医のYouTubeを独断と偏見でまとめてみる

今回は、精神科医の方のYouTubeチャンネルを紹介していこうと思います あくまで独断と偏見に基づいて選んだものですので、ここで紹介しているもの以外にもたくさんのチャ…

書籍紹介:大野裕『不安症を治す 対人不安・パフォーマンス恐怖にもう苦しまない』

今回は書籍の紹介と感想です 紹介する本は大野裕さんの『不安症を治す 対人不安・パフォーマンス恐怖にもう苦しまない』です 動画版はこちら 概観まず著者である大野裕…

メンタルクリニックを受診する際の流れ

今回は、メンタルクリニックを受診する際の流れについて説明していきます。 ※筆者は精神医学、臨床心理学いずれにおいても専門家ではないのでご了承ください。 動画版は…

自分が社交不安症なのではないかと思ったらどうするべきか

※筆者は精神医学、臨床心理学いずれにおいても専門家ではないのでご了承ください。 動画版はこちら そもそも社交不安症とはそもそも社交不安症とは何か、という話ですが…

社交不安症のディスコードサーバーがあったらいいな

私は現在精神疾患系のディスコードサーバーに参加しているのですが、なかなか交流することができずにいます。 というのも、見ず知らずの人と会話をするだけでも難儀すると…

自意識過剰の治し方

社交不安症は恥の病ともいわれ、自意識過剰と切っても切れない関係にあります。 社交不安症の方が過度に緊張してしまうのは「他者から見られた自分」を強く意識しているか…

エビリファイを服用し始めて変化したこと

※筆者は精神医学、臨床心理学いずれにおいても素人のため、当記事はあくまで一体験談として参考程度にとどめていただけると幸いです。 エビリファイとはエビリファイ(一…

社交不安障害が服用する薬とは?

社交不安障害においても薬物療法は治療の要です。 およそ半年にわたって薬物治療を行ってきたので、体験者目線で薬について書いていこうと思います。 ※筆者は精神医学、…

スタバって怖いですよね?ね?

スタバって怖くないですか?なんてことを現実で言うと笑われそうなのでなかなか言えないのですが、社交不安障害でなく健常者であっても苦手意識を持つ方がいるみたいですか…

社交不安症が勇気を出して話しかけた話

前期最後の研究室ミーティングが終わった時のことでした。 配属からおよそ半年が経過していたにも関わらず、私は依然として研究室に馴染めずにいました。 同研究室には8…

臨床心理学と精神分析に対して素人なりにつらつらと

ばらんさんの記事にこんな事が書いてありました

精神分析って今でも臨床心理学の世界では本格的に取り扱われているんだ──と驚きました

(もちろん、私は素人ですけどね)

たしかに、少し古い本ですが臨床心理学のテキストの目次を見てみると、精神分析に多くのページが割かれています

いまは私は素人なりに、精神分析であろうとなんであろうと使えるものは何でもいいという風に考えてはいます(昔は違いましたが)

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社交不安症の診断基準

注意事項精神疾患の自己診断は非常にリスクを伴います

項目が当てはまったからといって自分が社交不安症であると確信することは避け、あくまで参考程度に留めるようお願いいたします

また、もしも社交不安症の疑いがあって日常生活に支障をきたしている場合は専門機関への受診をおすすめいたします

社交不安症の診断基準今回は社交不安症の診断基準を見ていこうと思います

岡田尊司さんの『社交不安障害 理解と改善の

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文体が硬くなってしまう悩み

まえがき
自分のnoteを見返してて思ったのですが、文体が硬すぎますね……

おそらくnoteの記事はスマホで読む方が多いと思うので、もう少し馴染みやすい文体でかなければ内容を理解していただけないのではないかと、そう反省したわけです

というわけで今回は、固すぎる文体と社交不安症の関係を考えてみたいと思います

文体が固いことが意味するもの

私が思うに、硬い文体というのは一種のバリアなんですね

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ヒトが怖いか人間が怖いか/全般性SADと非全般性SAD


全般性SADと非全般性SAD最近勉強していて知ったのですが、どうも社交不安症というのは症状が発現する場面がどれだけ広いかによって分類することがあるようなんです

すべての社会的状況を避けてしまう場合を全般性SADといい、限られた場面の場合を非全般性SADというのだそうです

非全般性SADというのは、例えば人混みが苦手でどうしてもいけない場合ですね

たしか限局型SADというのもあったと思うので

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なぜグループワークが苦手なのか ~実体験を交えて~

動画版はこちら

グループワークが苦手な理由今回はグループワークが苦手な理由について考えてみたのでいくつか提示してみたいと思います

同意できない部分もあるかもしれませんが、あくまで私個人の見解ということでご了承ください

そもそもコミュニケーション自体が苦手

まず基本として、そもそもコミュニケーション自体が苦手だということが挙げられます

声が小さくて意思疎通が難しい、他人が近くにいるだけで緊

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心理カウンセラーのYouTubeを独断と偏見でまとめてみる

今回は、心理カウンセラーの方のYouTubeチャンネルを紹介していこうと思います

公認心理師、臨床心理士のいずれかを持っている方のチャンネルから選ばせていただきました

あくまで独断と偏見に基づいて選んだものですので、ここで紹介しているもの以外にもたくさんのチャンネルがあります

精神科医篇はこちら↓

動画版はこちら↓

心理カウンセラーのYouTubeチャンネルこころコンディショナー

こち

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精神科医のYouTubeを独断と偏見でまとめてみる

今回は、精神科医の方のYouTubeチャンネルを紹介していこうと思います

あくまで独断と偏見に基づいて選んだものですので、ここで紹介しているもの以外にもたくさんのチャンネルがあります

動画版はこちら

精神科医のYouTubeチャンネル精神科医・樺沢紫苑の樺チャンネル

ベストセラー作家でもある樺沢先生が、視聴者からの質問に対し端的にずばっと答えていきます

主にうつ病について話すことが多く、

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書籍紹介:大野裕『不安症を治す 対人不安・パフォーマンス恐怖にもう苦しまない』

今回は書籍の紹介と感想です

紹介する本は大野裕さんの『不安症を治す 対人不安・パフォーマンス恐怖にもう苦しまない』です

動画版はこちら

概観まず著者である大野裕さんについてです

彼は日本における認知行動療法の第一人者である精神科医です

こころコンディショナーというYouTubeチャンネルで認知行動療法について解説しています

ぜひ参考にしてみてください

本書を一言で表すとすれば「社交不

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メンタルクリニックを受診する際の流れ

今回は、メンタルクリニックを受診する際の流れについて説明していきます。

※筆者は精神医学、臨床心理学いずれにおいても専門家ではないのでご了承ください。

動画版はこちら

初診予約メンタルクリニックを受診するとなったらまずは初診予約が必要となります。

予約の際には通いやすさや医師の持つ資格(精神保健指定医や精神科専門医)、クリニックの雰囲気等をチェックしておくと良いと思います。

また予約の時

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自分が社交不安症なのではないかと思ったらどうするべきか

※筆者は精神医学、臨床心理学いずれにおいても専門家ではないのでご了承ください。

動画版はこちら

そもそも社交不安症とはそもそも社交不安症とは何か、という話ですが、おそらく私の記事にたどり着いている方であればなんとなくは知っているはずだと思います。

詳しくは精神科医や心理士の方の記事や動画を参照すると良いと思います。

社交不安症は一言で言えば、人前に出ると恥ずかしい思いをするのではないかと不

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社交不安症のディスコードサーバーがあったらいいな

私は現在精神疾患系のディスコードサーバーに参加しているのですが、なかなか交流することができずにいます。
というのも、見ず知らずの人と会話をするだけでも難儀するというのに、すでに出来上がったコミュニティに参加しようとすれば拒絶されるのではないかという恐怖心が頭をもたげるためです。

精神疾患というカテゴリーが広すぎるんですよね。とりわけASD的な語ると不安障害の方はコミュニケーションの相性があまり良

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自意識過剰の治し方

自意識過剰の治し方

社交不安症は恥の病ともいわれ、自意識過剰と切っても切れない関係にあります。

社交不安症の方が過度に緊張してしまうのは「他者から見られた自分」を強く意識しているからです。

これこそがまさに自意識過剰な状態と言えます。

とはいえ脳のリソースには限りがあるので、他のことにリソースを割り当ててやれば自ずと自意識過剰から脱することができるという算段です。

ということで、この記事では自意識過剰を治す3

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エビリファイを服用し始めて変化したこと

※筆者は精神医学、臨床心理学いずれにおいても素人のため、当記事はあくまで一体験談として参考程度にとどめていただけると幸いです。

エビリファイとはエビリファイ(一般名:アリピプラゾール)とは、DSS(ドパミンシステムスタビライザー)に分類される非定型抗精神薬の一種です。

その名の通り神経伝達物質であるドパミンの働きを調節する機能を持っています。

エビリファイの特徴として、用量によってドパミンの

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社交不安障害が服用する薬とは?

社交不安障害が服用する薬とは?

社交不安障害においても薬物療法は治療の要です。

およそ半年にわたって薬物治療を行ってきたので、体験者目線で薬について書いていこうと思います。

※筆者は精神医学、薬学いずれにおいても素人です。この記事はあくまで参考程度にとどめていただくと幸いです。

社交不安障害の薬物療法一般的な薬物治療

社交不安障害の薬物療法では基本的にSSRIなどの抗うつ薬が用いられます。

他にも抗不安薬やβ遮断薬も使

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スタバって怖いですよね?ね?

スタバって怖くないですか?なんてことを現実で言うと笑われそうなのでなかなか言えないのですが、社交不安障害でなく健常者であっても苦手意識を持つ方がいるみたいですからそれほどおかしな感覚でもないのだと思います。
(逆に全然平気な社交不安障害持ちの方もいるかもしれません。)

スタバが怖い理由そもそもスタバに限らずファストフードやファミレスなど外食自体が怖いと感じるのですが、他店と比べてスタバは特別恐怖

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社交不安症が勇気を出して話しかけた話

前期最後の研究室ミーティングが終わった時のことでした。

配属からおよそ半年が経過していたにも関わらず、私は依然として研究室に馴染めずにいました。

同研究室には8月卒業の留学生も所属していましたので、その記念としてメッセージカードを贈る企画が秘密裏に進行していました。

私も企画者のAさんから白紙のカードを渡され、メッセージを書くように頼まれていました。

今日がそのカードをAさんに提出する最後

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