#毎日note
【architecture】住吉の長屋①|安藤忠雄
建築家安藤忠雄氏の名目的なデビュー作が『住吉の長屋』である
1976年に完成したこの『住吉の長屋』を武器にこれまで世界中で闘ってきたと言っても過言ではない
安藤忠雄氏の建築の精神は、先日取り上げた『表参道ヒルズ』もすべて、遡れば『住吉の長屋』に繋がっている
『住吉の長屋』はその名の通り、大阪の住吉大社のすぐ近くに位置する
私は今から18年前の学生時代に『住吉』という地名だけを頼りに探し回り実
【architecture】窓学|バラガン邸|ルイス・バラガン
ルイス・バラガン(1902-1988)という建築家をご存知だろうか
メキシコの建築家で、光と色彩を操る魔術師であると私は勝手に思っている
1980年に建築界のノーベル賞と言われるプリツカー賞を受賞している
バラガン建築の特徴は、『光』と『色彩』である
どちらも関係性をもって設計されているので切り離すことはできないが今回は光をテーマに書いてみたい
バラガンの自邸であるバラガン邸は世界遺産にも登録
【architecture】色|ルイス・バラガン
私は色が苦手である
安易に手を付けると、意図している表現から遠ざかってしまう気がしてしまう
だから「この色が好き!」と直感で選べる人がうらやましい
よくトイレの壁一面だけ色を変えたいとか、子ども部屋の壁の色を変えたいという要望を聞く
アクセントになって良いなとは思うが自分では決められない
しかもビニールクロスの人工的な色で良いのか…
自分でも分からない
だから苦手なのだ
色を使った建築
【architecture】道と敷地のあいだ
道路内には基本的には(一部例外あり)建築物を建築してはならない
日本の建築基準法での基本的なルールである
ゆえに道路と敷地のあいだには明確な線引きがされている
最近浅草の商店街である騒動が話題になっていた
40年以上前に区画整理によって立ち退きを余儀なくされた住民が当時の区長と口約束で区画整理が完了したら、この道路内に店舗を建てても良いと言われた
そして今では浅草の街並みを象徴するような店舗群
【architect】コンペ③|丹下健三
現在の東京都庁舎(通称『都庁』)は1991年、今から30年前に新宿西口の副都心に完成した
遡ることその6年前の1985年に、戦後日本の最大のコンペと言われる『東京都新都庁舎設計競技』が行われた
このコンペは指名コンペと言われるものであらかじめ東京都で選定した9社から実施設計者を決めるというものだった
その9社は以下
・日建設計東京本社
・日本設計事務所
・山下設計
・坂倉建築研究所東京事務所
【architect】コンペ②|ヨーン・ウッツォン
シドニーのランドマークと言えば1973年に完成した『オペラハウス』であろう
白い帆船を思わせる建築が軽快に海に浮かぶ様はシドニーの海の豊かさを象徴しているようである
この『オペラハウス』であるが、1956年に催された国際コンペでデンマーク出身の建築家ヨーン・ウッツォンによってデザインされたものである
実はウッツォンの案は、一次選考ですでに落選案となっていたのを、審査員の一人であるエーロ・サー
【architect】コンペ①|ザハ・ハディド
東京オリンピックのメイン会場となる新国立競技場
2012年に行われた国際設計コンペでザハ・ハディド氏設計の流線形の先進的なデザインが選ばれるも予算の超過を理由に2015年に白紙撤回されたことは多くの方がご存知だろう
ザハ・ハディド氏は若い時からアンビルドの女王と言われるほど先進的なデザインでコンペを戦ってきたが技術がデザインに追いつかず実際に建築されることは少なかった
しかし技術が進歩するとザ
【architect】猫のための家づくり
『建築知識』という建築業界の専門誌がある
エクスナレッジという出版社から発刊されている月刊誌で1959年から続く歴史あるものである
とは言え、内容はほとんど建築の専門家しかわからないようなカタクルシイものである
ほとんど一般の方には理解できないだろうし読んでもワカラナイ
無論普通の本屋さんでは置いていない
大型書店で建築コーナーがあるところには必ず置いてある
エクスナレッジからは一般の方でも読
【architecture】東京カテドラル聖マリア大聖堂|丹下健三
いよいよ東京オリンピックがはじまった
一生に一度や二度しかない日本でやるオリンピックである
せっかくならば楽しみたいと思う
前回の東京オリンピックは1964年の57年前である
その時つくられたのが国立代々木競技場である
原宿駅からすぐの場所にあるこの競技場は建築家丹下健三氏による設計である
(写真はHPより引用)
丹下健三氏は広島平和記念資料館や香川県庁舎、大阪万博のお祭り広場、現在の東京都