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【architecture】住吉の長屋①|安藤忠雄
建築家安藤忠雄氏の名目的なデビュー作が『住吉の長屋』である
1976年に完成したこの『住吉の長屋』を武器にこれまで世界中で闘ってきたと言っても過言ではない
安藤忠雄氏の建築の精神は、先日取り上げた『表参道ヒルズ』もすべて、遡れば『住吉の長屋』に繋がっている
『住吉の長屋』はその名の通り、大阪の住吉大社のすぐ近くに位置する
私は今から18年前の学生時代に『住吉』という地名だけを頼りに探し回り実
【lifestyle】普通ってなんじゃい
最近三人の方のnote記事を拝見して改めて気になったことがある
それは『普通ってなんじゃい?』ということ
ねこよんこごころっこさんは洋服屋で働かれているが、
「普通のある?」
と、言われることがあるそうだ
「普通ってなんじゃい」
と、なるねこさん
迷子の子猫さん状態ではあるが、犬のお巡りさんが助けてくれるわけでもないので、
「こんなのはいかがですか!」
と、なるわけだが
心の中
【architecture】表参道ヒルズ②|安藤忠雄
建築家安藤忠雄氏が『同潤会青山アパートの建て替え計画』のプロジェクトに選任されたのが1994年である
100人近い地権者と毎月の話し合いがはじまった
安藤忠雄氏は大阪をホームグラウンドとしている
大阪と東京を行き来する日々が始まった
これだけ多くの人の合意を得るのは大変なことである
法制度が緩和されたりしてきたが、集合住宅の建て替えは地権者の合意が得られずなかなか進まないのが現状である
高齢
【architecture】窓学|トンネル
「国境の長いトンネルを抜けると雪国であった」
川端康成の『雪国』の有名な書き出しである
“トンネル”には異世界へ通じる不思議な高揚感がある
高速道路を運転していて長いトンネルを抜けると先ほどとは違った光景が広がっていた
なんていう経験をしたことはあるのではないだろうか
極論ではあるが
“トンネル”が窓だったら?
と考えてみた
何かを考えるときは極端に発想してみるくらいがちょうどいい
メンド
【architecture】窓学|フィッシャー邸|ルイス・カーン
アメリカの建築家ルイス・カーン(1901-1974)の設計したフィラデルフィア郊外に建つフィッシャー邸は窓のお手本のような建築だ
カーンは大学や図書館、美術館、バングラデシュ国会議事堂など大きな建築を手がけた事でも有名であるが、小さな住宅も数多く手がけておりその作品は秀逸である
世界恐慌と戦争という不遇の時代を長く生きたカーンは戦後の50代になってからそれまで蓄えていたエネルギーを吐き出すよう
【architecture】色|ルイス・バラガン
私は色が苦手である
安易に手を付けると、意図している表現から遠ざかってしまう気がしてしまう
だから「この色が好き!」と直感で選べる人がうらやましい
よくトイレの壁一面だけ色を変えたいとか、子ども部屋の壁の色を変えたいという要望を聞く
アクセントになって良いなとは思うが自分では決められない
しかもビニールクロスの人工的な色で良いのか…
自分でも分からない
だから苦手なのだ
色を使った建築