マガジンのカバー画像

42
運営しているクリエイター

記事一覧

名古屋のソウルフード スガキヤ

名古屋のソウルフード スガキヤ

私の住んでいる京都市に名古屋のフードチェーンであるスガキヤが帰ってきた。2023年1月1日現在、京都府下は京都産業大学店と新店舗の桂川イオンモール店の2店であり、名古屋生まれの私としては嬉しい限りである。

元々、カナート洛北(現在の洛北阪急スクエア)、京都ファミリーといったところのフードコートにスガキヤは出店していたが撤退しており、一時期京都産業大学店のみとなっていて近隣の滋賀県の堅田や大阪の高

もっとみる
本直し -ジャパニーズカクテル-

本直し -ジャパニーズカクテル-

 本直しという飲み物を初めて聞いたのはとあるグルメ漫画だった。夏の暑い盛りに気付けに飲んでいたという紹介だった。
 端的に言うと味醂と焼酎を混ぜて飲む昔ながらのお酒なのだが、その歴史を史料で確認してみた上で実際に作って飲んでみたい。

●『守貞謾稿』に見る本直し 食べ物や飲み物の由来を探る場合、問題となるのはそのレシピであるが『守貞謾稿』という1800年代の百科事典にそれが見える。『守貞謾稿』は喜

もっとみる
京都の甘味処 かさぎ屋のおはぎ

京都の甘味処 かさぎ屋のおはぎ

 これから本格的な紅葉シーズンを迎える京都です。今回は京都に来たら是非とも食べて頂きたいオススメの甘味処を紹介したいと思います。

 そのお店は京都市東山区、清水寺の近くの二年坂にある『かさぎ屋』というお店です。
 昔ながらの甘味処でおはぎ、ぜんざい、またしるこセーキというオリジナルメニューも有名です。
 その中でも私のオススメはおはぎです。

 つぶあん、こしあん、きなこ(夏期のみきなこ、他の季

もっとみる
江戸時代の料理書に見る「はじき葡萄」と呼ばれる料理について

江戸時代の料理書に見る「はじき葡萄」と呼ばれる料理について

江戸時代の料理書をいくつか眺めていたりインターネットで情報を収集しているうちに「はじき葡萄」というネーミングの料理を知った。

このような料理の紹介のされ方をしており、どのサイトも江戸時代の料理書の『料理通』を挙げているが、恐らく福田浩・松藤庄平『大江戸料理帖』という本をベースとしているようだ。

●江戸時代の料理書に見るはじき葡萄『料理通』をパラパラとめくっていると3編のレシピの章では無く献立の

もっとみる
2022年の梅仕事

2022年の梅仕事

事前準備

❚梅購入スーパーに梅やらっきょう、しょうがなどの漬物コーナーが出来て数週経ちました。遅ればせながら私も梅を購入し、今年の梅仕事を始めたいと思います。

まずは梅干し用に南高梅を3kg。空気に触れさせる為、袋から出してスーパーで貰ってきた段ボールに広げて保管します。

古城梅は2kg購入。こちらも空気に触れさせる為、段ボールに広げて保管。

❚梅計画南高梅2.5kg→塩分18%の白梅干

もっとみる
なんかわからないけどスターバックスが好きらしい

なんかわからないけどスターバックスが好きらしい

パートナーさんがスターバックスを好きだからかスターバックスに行く回数が増えた。買い物のついでに、京都駅に出たついでに行くことが多かったと思う。私自身元来カフェに行くタイプでは無く、スターバックスのコーヒー代よりお酒の方が安いのでそちらの方が良いタイプなのに関わらず、だ。

フォルダーを眺めていたら律儀に全部写真に収めてあった。別段SNSにアップする訳でもなく、とりあえず撮りたいらしい。この人魚みた

もっとみる
京都の焼肉アジェ

京都の焼肉アジェ

#おいしいお店 というテーマで記事を書いてみたい。今回は良いことがあったとき、疲れた時に行って美味しいお肉とビールを頂けるお店を紹介しよう。

といっても京都では誰もが知る有名店だし、最近はフランチャイズ化を進めていて東京有楽町、金沢、名古屋、岐阜にもお店が出来ているみたいです。
改めて言及することはありませんが、妄想焼肉劇場にお付き合い頂ければと思います。

❙まずはホソ塩からとりあえずセオリー

もっとみる
名古屋メシの話

名古屋メシの話

いつからか名古屋メシと呼ばれるようになった、我が地元名古屋のグルメ。あれは多分2004年の愛知万博の頃だったろうか。ローカルの中でも特にローカルなメニューが名古屋を代表するグルメとして紹介されたり、戸惑いも多かった覚えがある。
今回は比較的名古屋の中でも多くの地域で食べられているであろうものを紹介したい。

●きしめん手軽さで言えば定番中の定番。さらに手軽さを求めるなら名古屋駅のホームにある住吉の

もっとみる
きゅうりの水漬け

きゅうりの水漬け

この夏、とてもリピートしているレシピがあるので紹介したい。料理家の今井真実さんという方がツイッター(現在はX)で紹介されていてそちらを拝見したのが始まりだった。

和楽Webでそのレシピが紹介されているのでこちらを参考に作っていきたい。

材料はきゅうりとミネラルウォーターと塩と梅干しとにんにく。

きゅうり三本、にんにくひとかけ、梅干しひとつを準備します。

きゅうりは半分に割る。大ぶりに切ると

もっとみる
京都の立飲み焼鳥 堀川鳥岩

京都の立飲み焼鳥 堀川鳥岩

#おいしいお店 というテーマで書いてみたい。今回は立飲みの焼き鳥店である堀川鳥岩さんを紹介したい。焼き鳥屋さんというより鶏肉屋さんが始めた立ち飲みといった方が正確な表現であろう。

鳥岩は元々数十年続く鶏肉店で、2013年頃だろうか、いつの間にやら店先で飲むようなスタイルで立ち飲みが始まって、2018年に店舗改装が行われて現在のような営業となる。

基本的にビール派なので、瓶ビール¥450をオーダ

もっとみる
滋賀のホワイト餃子・長浜茶しん

滋賀のホワイト餃子・長浜茶しん

千葉県野田市に本店を構えるホワイト餃子店のグループ店が滋賀県の長浜にあるということで行ってきました。

本店とはメニューや価格などが違う技術連鎖店という位置付けではあるものの正統な流れを組むお店のようです。

11時開店で11時前の到着でしたがもうすでに並んでいる人がいました。店内はテーブルが5席なので早めの到着が良いのかもしれません。

ホワイト餃子だけでなくカツ丼や、ラーメンもある模様。お店に

もっとみる
かき氷シロップでクリームソーダ

かき氷シロップでクリームソーダ

一昨年くらいでしょうか、カラフルなクリームソーダを提供するカフェが流行したのは。
見た目にキレイで少しレトロな味わいもあるクリームソーダ、実はおうちでも簡単に楽しめます。

●準備

使うのはこのかき氷のシロップ。冬場で急に飲みたくなったのでスーパーに買いに行ったらこの2つが売っていました。見た目が変わるのでお好みのカラーを選んでください。

材料はこれだけ。

私が購入したスーパーでは
かき氷シ

もっとみる
江戸時代の調味料 煎り酒について

江戸時代の調味料 煎り酒について

煎り酒とは、誤解を恐れず言えば

「日本酒と梅干と鰹節を煮詰めたもの」である。

古くは室町時代の史料に登場するが
その実態が分かるのは江戸時代のことである。
醤油の普及につれて、影をひそめたが
近年煎り酒は商品化されその数を増やしている。
あらためて歴史をまとめるとともに
その魅力を探りたい。

1、史料に見る煎り酒①記録上、600年前には存在していた

煎り酒は『鈴鹿家記』という京都の吉田神社

もっとみる
新生姜の梅酢漬けを仕込む

新生姜の梅酢漬けを仕込む

5月ももう終わりとなり、スーパーに新生姜が並びらっきょうや梅といった漬物を仕込むシーズンとなりました。
今年は新生姜の梅酢漬けからスタート。紅しょうがも好きですが梅酢で漬けた新生姜の美味しさは格別。
目指すは酸っぱくしょっぱいガツンとくる新生姜の梅酢漬け。

①仕入れ

新生姜は近所のスーパーを回って6パック購入。¥2,000くらい。重さは計るのを忘れました。

梅酢は梅ボーイズさんの紫蘇梅酢を購

もっとみる