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モヤモヤしている

モヤモヤしている

久しぶりの投稿で重い話になって恐縮だけど…。

最近、よく耳にする乳児を遺棄する事件。
あのニュースを聞く度に、私はとても複雑な気持ちになる。
尊い命が粗末に扱われることへの悲しみや憤りはもちろんあるのだけれど、
赤ちゃんを遺棄した母親だけが責めを受けるということに
どこかモヤモヤした気持ちになるのだ。

「身勝手」というワードを報道はよく使っているけれど、
はたして身勝手なのは母親だけだろうか。

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今日のひとこと大賞

今日のひとこと大賞

時々、夫婦間で妙な遊びが流行ることがある。
最近のソレが「今日のひとこと大賞」だ。

一日の終わり、眠りにつく時にお互いに「今日のひとこと」を言い合う。
その日に交わした言葉の中で、一番印象に残っている言葉を選出する。

そんな他愛もない遊びだ。

ただこんなしょーもない遊びでも
一日をふり返る機会になるから不思議。
眠る前に日記をつけるのと似た感覚になる。

たとえば、こんな感じの言葉…と書こう

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「ちむどんどん」への視点の変化

「ちむどんどん」への視点の変化

 朝ドラは観ると決めている時(クール)と、観ないと決めている時がある。で、ちむどんどんはヒロインの黒島結菜ちゃんが好きで観ることを決めた。
 でも、ヒロインが大人になって、ストーリーが進むにつれ、だんだん面白くなくなってきた。登場人物が次々トラブルに見舞われることと、そのトラブルへの対応がまずくて、ドミノ倒し的に災難に見舞われること。とんでもないトラブルになるにもかかわらず、周囲が手助けして、まる

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友人とのキョリ、友人の定義

友人とのキョリ、友人の定義

 ちょっと面倒だなって思う。そういう自分は冷たいのかもしれない。だけど、面倒がっていては人間関係は成り立たない。とくに友情とか恋愛とか家族愛とか、というのは。

 連絡なく、しばらく顔を出さなくなった友だちがいて。
 友人と呼べる相手が少ない私にとっては大切な存在なのだけれど、もともと私はひとに対してちょっと執着に欠けるところがある、というか。周りの人たちが私に「あの子、どうしたの?」と聞いてくる

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旅に出るまでに疲れる

旅に出るまでに疲れる

しまなみ海道をサイクリングする旅を友人夫婦と企画中。それで久しぶりに旅行の計画を立ててみることにした。
 私はそういう企画や計画がもともと好きで、ネットサーフィンしながら経路を考えたり、どこに泊まって、どこでご飯を食べて…と空想するのが至福の時だ。

 なのに、今日、久しぶりにソレをやってみたところ、なかなか計画がうまく立てられない。なにも秘境に行くわけじゃなし、しまなみ海道のサイクリングなんて

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空白を満たしなさい(最終回直前 感想)

空白を満たしなさい(最終回直前 感想)

 ああ、泣いたな。第四回。

 (以下、ネタばれあり)

 主人公と佐伯の関係については、第2回あたりからうすうす感じ取るものはあったのだけれど、佐伯が実在かどうかはちょっと訝しかった。あれだけ胸くそ悪いことばかり言う嫌な奴だし、もう観るのやめようかなとすら思ったのだけれど、そこはさすがのNHKドラマ。みごとにひっくり返してきたなという感じ。

 佐伯の部屋の壁にびっしりと貼られたゴッホ。それも自

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閉じることをあきらめた

閉じることをあきらめた

 これまでずっとネットの交流とリアルの交流の線引きを大切にしてきた。Facebook以外はすべてハンドルネームを通してきた。

 最近、↑の記事でも書いたけれど、大学の社会人コースでつながった人たちとFacebookで交流することになって、“友達”がひとりもいない状況から脱しなければならなくなった。そう。扉はこじ開けられた。

 私には極端なところがあって、一度受け入れることを決めると「ええい。ま

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節電のために居場所を変えてみた

節電のために居場所を変えてみた

 急に暑くなって、かなわんな。
 梅雨もあっという間に開けた。熱中症になるわけにいかず、一日中エアコンを入れる日々。仕事をしていた頃は、日中、職場にいたので電気代もそれほどかからなかったけれど、退職後は在宅時間が長くなり、この夏の電気代におびえている。

 とりあえず7月からはケーブルテレビの加入を取りやめて、固定費を浮かせるつもりでいる。それと夫がアルバイトに出かけて、私ひとりが家にいる時にはリ

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価値観の琴線

価値観の琴線

 ↑の記事で書いた実家の賃貸契約のために一時帰省する。ゴールデンウィーク前に帰省して、遺品整理をしてきたばかりのタイミングで思わぬ縁が借り手を運んできたことはある意味、幸運だったと思う。

 帰省でいつも頭を悩ませるのは手土産問題だ。田舎に帰ると、野菜やら米やらお菓子やら、いつも山ほどもらって帰るので、手ぶらで行くわけにはいかない。しかも突然、誰が訪ねてくるのか分からないので、少し多めに用意してお

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開かれの法則とは

開かれの法則とは

 自分の人生がおもしろくなっていく予感の波がひたひたと満ちてきているのを感じる今日この頃。これまでの人生がおもしろくなかったというわけではなく、人生の危機というようなものも何度か経験しているけど、結果、恵まれているなというところに落ち着く…そんな自分の人生が我ながらおもしろい。

 子どもの頃から「こんな風に生きたい!」とつよく願ったことなどほとんどない。大志を抱け!と自分に喝を入れながらも、夢を

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率直でありたい

率直でありたい

 久しぶりに職場に顔を出した。必要な資料があって、それをコピーさせてもらいに行ったのだ。長居するのも迷惑かと思って、業務のすき間時間に前もって予告した上で出向いた。

 15分弱の滞在で、近況をざっと話して、用事を済ませて帰った。自分のことばっかり話して相手の話をほとんど聞かなかったな、と帰り道に思った。なんと自分勝手な登場だろうと自分で呆れる一方で、私はそれくらいワガママでも良かったんじゃないだ

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とっとく

とっとく

 「とっとく」というのは標準語?で合ってる?ていねいに言うと「取っておく」という意味なんだけど。

 昨夜、キリンチャレンジカップ日本代表vsブラジル代表戦を観に行った。コロナ感染予防の観点から声援はできないので、入場者には紙製のハリセンが配布されていたので、私はさっそく袋から出して、周囲の応援に合わせてハリセンを叩いてみた。けっこう良い音がする。

 そこに隣席の男性が小学生くらいの男の子3人を

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おもんない人間

おもんない人間

 3月末に退職してから初めて、元職場の仲間と食事をした。↑の記事に出てきた同期入職の友だちだ。彼女とは職場だけでなく、プライベートで食事や買い物、旅行にも行ったことがあるけど、ベタベタした関係ではなく、飛び石的にプライベートで会う、といった関係を30年間、続けてきた。

 その夜もいろいろな話をしたけれど、そのほとんどが直近の彼女の戸惑いやストレスについての話だった。もちろん私はその話を聞くために

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彼女ならきっとそう言う

彼女ならきっとそう言う

 話は向こうから突然やって来た。

 お姑さんが亡くなって以降、空き家になっている夫の実家。我が家からは車で7時間くらいとかなり遠い距離にあるので、年に2回くらい帰れたらいいほうといった感じで、今後、どうしようかと思い巡らしていた。いわゆるいま話題の「空き家問題」だ。

 往々にしてあるように、うちもゆるゆると遺品整理しているものの、手付かずのものもあり、また秋口にでも整理に帰ろうかと話していた矢

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