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節電のために居場所を変えてみた

 急に暑くなって、かなわんな。
 梅雨もあっという間に開けた。熱中症になるわけにいかず、一日中エアコンを入れる日々。仕事をしていた頃は、日中、職場にいたので電気代もそれほどかからなかったけれど、退職後は在宅時間が長くなり、この夏の電気代におびえている。

 とりあえず7月からはケーブルテレビの加入を取りやめて、固定費を浮かせるつもりでいる。それと夫がアルバイトに出かけて、私ひとりが家にいる時にはリビングにいるのをやめてみることにした。
 というのも、うちの家は2階の日当たりの良い部屋がLDKになっていて、なおかつログハウスみたいに天井が高い。
 キッチンと兼ねているために冷蔵庫やら大きなテレビやら家電がいっぱいあって、家電の放熱だけでもかなり部屋の温度が上昇するのに、空間が大きいので冷やすのに時間もお金もかかる。
 なので、今日から北側の一階にある6畳ほどの寝室に居場所を移してみた。うちは布団派なので、日中は折り畳みのデスクと椅子を組み立ててしまえば、即席の書斎になる。寝室は静かで日当たりが悪く、冬は寒いが冷房を効かして仕事をするにはちょうど良いことに気がついた。

 しかも明日からケーブルテレビの解約に伴い、寝室のテレビは映らなくなるので、見てもいない番組をだらだらと垂れ流す生活スタイルにもならない。こうして、とりあえずこの夏の暑さとうなぎ上りの電気代を乗り切ってみようと考えている。ついでに電球もLEDにすれば、なお放熱が少ないかもしれない。

 冷蔵庫まで行くのが面倒になったので、ボトルに麦茶を入れて寝室に持ち込んだ。豪邸でもないのでキッチンまで行けばいいのだけれど、冷蔵庫を開け閉めすると電気代が高くなるというし、これも節電ということにする。

 しかし3月末に退職し、家でいることが多くなったけれど、その家の中でも居場所を変えることになるとは。この家を建てて、17年くらいになるけど、居場所ジプシーになるのは初めてのことで、今年がいかに自分にとって変革の一年なのかがよく分かる。

 せっかくなので、居場所の変化が自分に与える影響をつぶさに見てみたいと思う。こんな機会、めったにないからね。

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