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#文学
人間椅子、「人間椅子」、『人間椅子』
今回は「立体人間と平面人間」の続きです。それぞれが別の方向をむいた言いたいこと(断片)がたくさんあり、まとまりのない文章になっています。申し訳ありません。
お急ぎの方は最後にある「まとめ」だけをお読みください。
人間椅子から「人間椅子」へ
江戸川乱歩の『人間椅子』の文章は朗読に適していると思います。音読してすらすらと頭に入ってくる文体で書かれているのです。特に難しい漢語が使われているわけ
視覚芸術としての「文字で書かれた作品」(文字について・05)
前回の「続・小説にあって物語にはないもの(文字について・04)」では、マルセル・プルースト作『失われた時を求めて』の井上究一郎訳を例に取り、文学の長い歴史においては新しいジャンルである小説が極端な形で現れているさまを見ました。
とてつもなく長いだけでなく入り組んでもいるプルーストの文章は、作品が活字を組んで印刷されることを前提として、作者が何度も原稿をいじりながら書かれたものです。
もと
「鏡」という「文字」、鏡という「もの」(「鏡」を読む・01)
「「鏡」を読む」という連載を始めます。江戸川乱歩の『鏡地獄』の読書感想文です。体調というか病状が思わしくないので、この連載は不定期に投稿していくつもりでいます。
◆「鏡」という「文字」、鏡という「もの」
江戸川乱歩の『鏡地獄』の最大の奇想は、鏡ではなく「鏡」という「文字」を真っ向からテーマにしたことだと私は思います。この短編のテーマは、鏡という「もの」ではなく、「鏡」という「文字」だと言いたい
【レトリック詞集】人間の「人間もどき」化、「人間もどき」の人間化
今回は、「【小話集】似ている、そっくり、同じ」の続編です。
【レトリック詞1】賞賛、嫉妬、恐怖
人には、ヒト以外の生き物のすることで、笑って済ませることと笑って済まされないことがある。人が笑うのはプライドがあるせい。
人には、機械のすることで、許せることと許せないことがある。人が許さないのはプライドがあるせい。
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AIに対し、人はきわめて人間的に反応する。ほほ笑む、嫉妬