#文学
人間椅子、「人間椅子」、『人間椅子』
今回は「立体人間と平面人間」の続きです。それぞれが別の方向をむいた言いたいこと(断片)がたくさんあり、まとまりのない文章になっています。申し訳ありません。
お急ぎの方は最後にある「まとめ」だけをお読みください。
人間椅子から「人間椅子」へ
江戸川乱歩の『人間椅子』の文章は朗読に適していると思います。音読してすらすらと頭に入ってくる文体で書かれているのです。特に難しい漢語が使われているわけ
「鏡」という「文字」、鏡という「もの」(「鏡」を読む・01)
「「鏡」を読む」という連載を始めます。江戸川乱歩の『鏡地獄』の読書感想文です。体調というか病状が思わしくないので、この連載は不定期に投稿していくつもりでいます。
◆「鏡」という「文字」、鏡という「もの」
江戸川乱歩の『鏡地獄』の最大の奇想は、鏡ではなく「鏡」という「文字」を真っ向からテーマにしたことだと私は思います。この短編のテーマは、鏡という「もの」ではなく、「鏡」という「文字」だと言いたい
【レトリック詞集】人間の「人間もどき」化、「人間もどき」の人間化
今回は、「【小話集】似ている、そっくり、同じ」の続編です。
【レトリック詞1】賞賛、嫉妬、恐怖
人には、ヒト以外の生き物のすることで、笑って済ませることと笑って済まされないことがある。人が笑うのはプライドがあるせい。
人には、機械のすることで、許せることと許せないことがある。人が許さないのはプライドがあるせい。
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AIに対し、人はきわめて人間的に反応する。ほほ笑む、嫉妬
letterからなるletters
まず引用します。
行空けをなるべく忠実に引用したのですが、八章の出だしであることはお分かりいただけると思います。
二行空けて、鉤括弧の有無が違うだけで同じ文言がつづいていますが、こういうメイキング感を目の当たりにすると、私はくらっと来て幸せな気分になります。
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私は内容やストーリーにはあまり興味が行かない読み手です。その分どう書いてあるかには敏感に反応します。
私に