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#エッセイ
なぜか特別視される読書
読書は偉いらしい私の大きな趣味の一つとして読書があるのだが、自分は全くそれが特別なことだと思っていないが、もの珍しい印象を持たれることが多い。「読書して偉い!」と言われることさえある。
では、なぜ私は読書するようになったのか?
読書を始めたきっかけもともと私は読書をする人間ではなかったが、ヨーロッパを放浪旅していた時に自分は政治・経済・歴史・文学など何もかも知らないことに気がついた。それが歯痒
独自の存在になるって?
自分ってなんだろう?みんな自分のことが一番好きだし、たとえ嫌いでも必死に愛そうとする。その行き着く先は自分はどういう存在なんだろう?と考えることだろう。
自分はこのままでいいのか?周りと同じ人間でいいのか?と思い立って、自分探しの旅なんかをする。私もその一人でヨーロッパを放浪した。
この思考に真っ先に直面するのが就職活動の場面だろう。今までは学校に通って何となく偏差値の高い大学を目指していれば
気がつけば、ショパン
先日、『戦場のピアニスト』を観た。なぜこのシーンを描写しようとしたのか?と思う箇所が多々あって、観れば観るほど深みが増す作品なんだろうと思った。
今回はその感想を書こうという訳ではなく、エンディングのピアノ演奏に心打たれたという話だ。映画のエンディングは疲れもあって、毎回早く終わらないかなと思ってしまう私だが、本作品のエンディングには終始釘付けになった。
演奏があまりにも美しい。
"Gran
共通言語としての音楽
「何百年も前に記された音符が、生まれ育った国も性別も目の色も何もかも違う二人に同じ音を思い浮かばせる。分かり合えないと思っていた人と、たった1音で分かり合ったり、惹かれあったりする。」
上記は『のだめカンタービレ』(アニメ版)の最終回に千秋が語る言葉だが、言い得て妙だなと思った。万国共通の言語としては英語やプログラミング言語だけでなく、広く考えると芸術全般もその一種である。
絵画を見て何かを感
歴史って案外短い…?
歴史の時間感覚ふと思ったのだが、歴史って案外短いし、何なら現代を生きる我々と遠くはない存在なんじゃないか?
これを思ったのは、ダンテの『神曲』を読んでいた時。ダンテの地獄巡りを導くウェルギリウスは紀元前19年に没し、その後西暦0年にキリストが生誕したこの時間差は19年。
私が生きてきた人生も約20年。これを考えた時に、ふと西暦0年から2020年の現代までの時間を考えてみた。
なんと、キリスト