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共有が相手との関係を縮める

地理で相手との距離感をギュッと縮める

先日、友人と地理の話をしていた。私は欧州の地理こそよく知っていたが、国内の地理は壊滅的で、友人に「それ常識だよ」と煽られていた。自分の弱みが見つかって勉強しなきゃなという発見があって有意義な時間だった。

そこから話題が発展して、相手との距離感を近づける方法の一つは、その人の出身地や所縁のある地について少しでも知っていることなのでは?という仮説が立った。

これには話してる自分もハッとした。私の生まれは富山県なのだが、富山県出身の人と話す時には不思議な親近感があるし、さらに言えば、よく行っていたショッピングモールの話題を共有できた時は嬉しさの極みだった。

私と話していた友人も、会話する相手が地元のガストを知ってるだけでも親近感が湧くと言っていた。

たかがその程度でも、会話相手の街について知っているだけで距離感を一気に縮めることができる。すごい発見!

なぜだろう?

人類史的な観点からその理由を考える

『サピエンス全史』的な人類史のスケールで考えてみる。

ずばり、その理由はストーリーの共有にあるのではないか。

人類(ホモ・サピエンス)はストーリーを共有することで団結し、ネアンデルタール人などの他人種を滅ぼしてきて生き延び、発展してきた。その上、宗教というストーリーを共有できたからこそキリスト教世界やイスラム世界が成立したし、現代を生きる我々も資本主義というストーリーを共有しているからこそ世界経済システムが成り立っている。

自分の地元について相手に知ってもらっていることも、このストーリーの共有の一つだろう。

具体的に相手との距離を縮める方法

ストーリーを共有できた相手に同胞意識を抱くのは人類としての特徴である。それを簡単に実践できるのが、話し相手の所縁の地に実際に赴いてみることだ。前述の通り、ガストを知っている程度でいいし、イオンがあることを知っているだけでもいい。

行ったことのない地を巡る楽しさが、人との会話をより楽しくさせてくれる解決策になるかもしれない。

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