雨の日もいいよね

夢から学ぶ

今日とある夢を見た。大雨の中、親しい人とアルハンブラ宮殿を歩く夢だ。

私は一度現地へ足を運んだことがあり、頂上から見下ろすコルドバの街一帯は美しい。その時は快晴で、地平線ぎりぎりまで鮮明に街並みを臨むことができた。

ただ夢の中では大雨で、観光客は一同落胆した表情をして怒って帰ってしまう人が多かった。その時ふと「雨のアルハンブラもいいよね」って思った。その帰り道に私たちは車で夕飯を何にするかを話し合った。

アランの『幸福論』から"雨"をみる

夢から目覚めた私はどこか幸福感に満ちていた。そこでふとフランスの哲学者アランの『幸福論』の「雨の中で」を思い出した。「雨がちょっとふってきた。君はまだ通りにいるので、傘を広げる。それでいい、それだけのことなのだ。『また雨か、なんということだ、ちくしょう!』と言ったところで何の役にも立つまい。〜。どうせ言うのなら、『ああ!結構なおしめりだ!』となぜ言わないのか。」(アラン『幸福論』岩波文庫)

もう一つ引用しよう。「寒さに抵抗する方法はただ一つしかない。寒さをいいものだと考えることだ。」

物事には二面性がある

負のことを正に捉えることは本当に大事だ。どんな境遇でもそれを受け入れて前進していける力がある。私は夢からそんなことを学んだ。

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