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NDT プレミアム・ジャパン・ツアー2024
NDT プレミアム・ジャパン・ツアー2024を愛知芸術劇場で観てきた。60年以上前に革新的な表現を求めて結成されたカンパニーが、そのスピリットを持ち続け、今の時代にもなおイノベーションを継続し続けている姿に強い感動をおぼえた。
中学時代はベルギーで過ごした。妹がバレエをやっていたこともあってバレエやダンス公演を観に行く機会があった。クラシックバレエは苦手だったが、当時キリアン率いるNDTやベジャ
日々の哲学〜『言葉の服』(堀畑裕之著)より
『言葉の服』の中に「日々の哲学」という一節がある。「哲学」というと何やら難しいものをイメージしてしまうかもしれない。
しかしここで書かれている「日々の哲学」はもっとささやかなこと、誰にでもできることだ。
日々出会ったこと、心が動いたこと、感じたことを言葉にしてくことだ。「なぁんだ」と思うかもしれない。しかし私たちは案外日々の色々なことをやり過ごして、忘れ去りながら暮らしている。色々なことがただ過ぎ
井筒俊彦『意識と本質』(11)
井筒俊彦の「意識と本質」をただ読むだけではなく、体系的に理解したいという思いで、章ごとに自分なりに概要をまとめてみる、という試み。
【基本的に『意識と本質』(岩波文庫)の本文を引用しつつ纏めています】
→Ⅹ章のまとめはこちら
前章では、「元型」となる10個の「セフィーロート」について説明した。しかしこの10個の「セフィーロート」はそれぞれ独立して存在しているわけではない。緊密な相互連関を通じて
井筒俊彦『意識と本質』(10)
井筒俊彦の「意識と本質」をただ読むだけではなく、体系的に理解したいという思いで、章ごとに自分なりに概要をまとめてみる、という試み。
【基本的に『意識と本質』(岩波文庫)の本文を引用しつつ纏めています】
→Ⅸ章のまとめはこちら
言語アラヤ識(深層意識の始点)で形成される意味分節体には即物的なものと非即物的なものの二種類ある。経験的事物性の裏打ちのある即物的意味分節体の大多数は、即物的イマージュを