記事掲載のご案内〜File.38 身体をとらえる映画/表現 三宅流さん(映画監督)〜

Arts United Fund(AUF)にコロナ禍の中、活動のご支援を頂きました。そのご縁でインタビューして頂きました。

映画の道を志した若かりし頃から今に至るまでの道など、色々と懐かしい話になりました。まだまだ予断を許さない状況ですが、新たにまた一歩踏み出していきたいと思います。聞き手はライターの佐野亨さん。色々と引き出して頂き、自分にとっても発見がありました。

身体表現の実験映画からドキュメンタリーへ。自分としては自然な流れで違うものを撮っている意識はなかったのですが、周囲からは異色に思われたみたいです。能楽師の津村禮次郎さんとの出会い、そしてビデオもデジタルに変わり、シネライクなテクスチュアで撮れるようになって、16mmフィルムで撮ってた頃から身軽さを獲得したことなど、色々なことが重なってその後10年以上、ドキュメンタリーに向かうことになりました。身体感覚をカメラに乗っけやすくなったことが自分にとって大きかったです。

今また、そこから新たな段階に向かって行きたいと思います。そういう思いになっている頃にインタビューして頂いたので、リスタートの地点を見直すいいきっかけになりました。

新たなプロジェクトが進行しているさなかでなかなか時間が取れませんが、井筒俊彦『意識と本質』のまとめも少しずつ進めていきたいと思います。それ以外の日々の雑感や思いなど、もう少し気軽にアップしていこうかなと思いました。

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