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2017年7月の記事一覧

「崇拝しないこと」が実は一番難しい

ある方と話をしていてこんな話題になりました。生きていく上で一番難しいのは「何かを崇拝しないこと」かもしれないね、という話。以前にこの世のしくみのベースは宗教・思想という記事を書いたことがありますが、いかに世の中が宗教や思想によって支配され操作されているのかということを日々感じながら生きています。人生辛いことが多すぎて、つい宗教や特定の思想や人物にすがりついてしまいたくなる気持ちはわかりますし、私も

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「生きている」という実感が得られる生き方

7月は「自発的」という単語がキーワードとなっており、漠然と流されて生きる人生の無意味さという記事、自発的に学ぶからこそ知恵がつくという記事にも似たようなテーマのことを書きました。心の友と話す中でも、「いかに今までの自分が自発的に生きていなかったか、精神的に自立できていなかったか」という話になることが多く、お互いに気づきを深めている日々です。周囲に生きる人の生き様を見て気づくことも多く、「人の振り見

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実績・作品と自己価値を同一視する苦しみ

資本主義社会は競争社会で、どこへいっても競争競争、勝つために、1位になるために頑張ることが良しとされる風潮があります。前回、過度な競争心をあおる教育・スポーツの記事にも書きましたが、私たちは物心ついたころからずっと他人と比較され、上位のものが称賛され、他人に認められるのだという洗脳にがんじがらめになっていますよね。それは「私たちはありのままで価値がある」という無条件の愛とは正反対の「私たちは才能が

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過度な競争心をあおる教育・スポーツ

これまでにも書いてきましたが、最近の私は特に具体的な目標もなく生きており、何も目指していないので、心が平安でいられる時間が増えてきました。あるのは内面の目標のみ(もはや内面の目標しかなくなったの記事参照)、目標がないからこそ、誰とも比べず、競わず、嫉妬もせずに心が落ち着いていられるようになったのだと思います。自分の生き方、価値観、思想が固まってきて、他者の評価や世間体から解き放たれてきたことも大き

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自発的に学ぶからこそ知恵がつく

ここ2回に渡る記事で、学歴や会社がステイタスとなっている社会だからこそ「それが当たり前だから」と漠然と大学に進学してしまった自分を振り返っていました(漠然と流されて生きる人生の無意味さ、学歴・会社がステイタス=人を見る目がない社会の記事参照)。大学受験から12年、大学卒業から8年ほど経って、当時勉強していたことがどれだけ今も身についているか考えてみると、ほとんど忘れてしまっていて役に立たないものに

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漠然と流されて生きる人生の無意味さ

自分のこれまでの人生を振り返ってみても、周囲の人々の話を聞いていてもよく思うのが、私たちは無意識のうちに周りに流されて生きていることが本当に多いんだなぁということ。有名大学を出て大企業に就職して、○○歳くらいで結婚して、○○歳くらいで出産して、マイホーム買って、出世して…。そういったいわゆるロールモデルみたいなものに惑わされて生きている人がいかに多いかということを痛感します。私も世の中のあらゆるこ

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あふれるモノと心の「貧困」

外の世界にのまれすぎずに、客観的に、冷静にこの世の中をとらえてみると、「なんでこんなにモノであふれていて必要なモノが何でもあるのに、貧困に苦しんでいる人が大勢いるんだろう?」と疑問に思います。最近知り合った方で中南米の最貧国に行ったことがあるという方がいて、そこで一番強く思ったことは「なんて日本は恵まれているんだろう」ということだったそうです。物質的豊かさという意味では、日本は世界でもトップクラス

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どんなツールも使う人の意識次第

世の中全体がお金や物理的次元での実績、成功などにとらわれすぎて、内面の世界をおろそかにしてしまっていることに問題意識を感じる今日この頃。前回のもはや内面の目標しかなくなったという記事にも書きましたが、何をするにしても「どんな意識でやるか」というのが一番重要なのに、多くの方が内面を見つめる前に外側の実績を作ろうとしているように見えます。例えば自分の意識がエゴ・欲望丸出しのまま影響力を持ってしまったら

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