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クロウク

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雑記帳です。クロウク croakとは、カラスや蛙がガーガーとわめく様を意味する英語。そして、サミュエル・ベケット晩年のラジオドラマ『言葉と音楽』(1986-1987年)に登場する…
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記事一覧

清潔な一枚のシーツが原点の商売の昨今

久々に法事で郷里へ帰省。JR奈良駅南の外れ5分に宿を得た。入口わきの料金表とそのアンドン表示のデザインがナニヲカイワンヤ。色使いは駅裏スナック「紫煙」と同じ趣味だね。
Bookingの割り引きで税込み3,200円。当日周囲は1〜2万円なので助かった。1,990円は、終電逃して呑み明かした人用だな。奈良も終夜営業が増えた。2,990円は推して知るべし。「ご休憩」を刻んでふやして客室に時分割マルチスレ

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If the world let Israel go unchecked, they will try to add the versions of Jerusalem and Ramallah, furthermore Damascus and Tehran.

クルド人難民の境涯をドラマで知る/『マイ スモールランド』放送決定/映画観客はソロ・ピケッター

クルド人難民の境涯をドラマで知る/『マイ スモールランド』放送決定/映画観客はソロ・ピケッター

来週木曜日です。家にテレビがある方は是非ともご覧になっていただきたい。シェアもよろしく🥰
映画『マイスモールランド』
【3月24日(木)】
NHK BS1 (前編)よる8時~8時50分(後編)よる9時~9時49分

埼玉県(川口市・蕨市)に暮すクルド人 家族を想定した物語。日本のクルド難民 については、すでに数本の優れたドキュメンタリー映画があります。わたしの知る限り、ドラマ仕立てははじめてでは

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古代米 / 米の多様性

古代米 / 米の多様性



オランダとドイツに暮らすヴィーガンの友人たちに送るクリスマス・プレゼントの準備中。米と雑穀はいつもここの商品です。群馬県藤岡市(高崎の手前)、浦部農園が生産・直販する古代米。ヨーロッパではもちろんつくっていないし、日本語以外の言語での情報が少ないから、大げさに言えば500年前のインドの胡椒のような人気があります(ダイヤか LOL)。
浦部農園 :
http://kodaimai.sakura.

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地方紙の「ローカル」って何?



京都新聞にあらず。
最近の東京新聞の一面、ネット時代の地方紙の「ローカル」の再定義を実験するかのようで興味深いです。
ジメンへの縛りとチエンの言い寄りとグローカルの嘘から逃げる。その創造的な脱走こそが読者にとっての新しい地方紙の魅力。そこを解さない外様コンプレックスのジモト紙から消えるであろうやと。

図書館リサイクル本/辻嘉一『懐石傅書』/調度品としての本

図書館リサイクル本/辻嘉一『懐石傅書』/調度品としての本



地元の図書館からの放出本、古くなって登録抹消されたいわゆるリサイクル資料です。これ処分するかあ〜!で、もらってきました。

辻留・辻嘉一の『懐石傅書』全7巻から「八寸・口取」。講談社がボックス・セットで大々的に売り込んだのが大阪万博の前年1969年。じつは我が家にもありました。が、母が読んでいたのを見た記憶なし。たぶん父が飾り本として買ったのです。経済の高度成長期、そのプライドをモノで証し、所

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唯一今に残るヴァージニア・ウルフの肉声

唯一今に残るヴァージニア・ウルフの肉声

Soundcloudで曲を探していたら偶然にも、ヴァージニア・ウルフ、現存する唯一の肉声録音。もっと華やいだ高いトーンだと勝手に想像してました。後年、本に収められたようですが、作家処世と筆耕の妙を凝らすこととの矛盾について、やや感情的だけれど一般論として語っています。半分程度しか聞き取れないのではありますが... 😓
You can hear her only surviving physica

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COP26の会議場に「光合成の音」を響かせるサウンド・インスタレーション

COP26の会議場に「光合成の音」を響かせるサウンド・インスタレーション

友達から嬉しい報告がありました。ずっと連絡が取れず、何をしているのかと訝っていたら…。

光合成の音
先月中旬に終わったスコットランドのグラスゴーでのCOP26(第26回気候変動枠組条約締約国会議)。そのアドボカシー的な関連催事に、もう2年以上コロナ禍で会っていないアムステルダムの友人 Roosmarijn Pallandt が、独・ボン大学のAI研究チームとのコラボレーションによるサウンド・イン

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闇をつくる街路灯〜闇を想像すると人は意気地なしになって判断が鈍る

闇をつくる街路灯〜闇を想像すると人は意気地なしになって判断が鈍る

超ハイテクというわけでもないけれど...う〜ん。コメント子にも、わたしにもある弱〜い抵抗感、歯切れの悪さ、いいんだけどさ、の理由って何でしょうか?
効能は…

明るい街灯は、人がいないときでも大量のエネルギーを浪費しています。この画期的な街灯は電力供給に負担をかけず、虫たちにも必要な休息を与えることができます。人工の光害は昆虫の減少を招く大きな要因ですが、この街灯はそれを一変させるかもしれません。

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クリスマス・カンマーコ ア@ICU ✳memo

クリスマス・カンマーコ ア@ICU ✳memo



クリスマスはこれ。オンライン演奏会なんですけどね…Doors openと☺️ チケット買いました。部屋にスピーカ用意しておかないと。

カンマーコア、チェンバー・コーラス、室内合唱...クリスマスキャロル。声明もそうだな。古い音楽の言葉は、音楽の外の想像や記憶にも含みが到達するから好き。

ゴームリー&ゲイフォード 『彫刻の歴史 Shaping the world』

ゴームリー&ゲイフォード 『彫刻の歴史 Shaping the world』

★Facebookのポスト(2021年11月8日)の転載

アントニー・ゴームリーとイギリスの文芸誌「スペクテイター」の評論家マーティン・ゲイフォードとの対談で綴る彫刻全史、いや、彫刻美学の政治と世界のかたちのエコシステム。一昨日、知人にちらりと見せてもらいました。そして地域図書館へリクエスト。大判の美術書、美しい画集や写真集の公共図書館での蔵書が増えると利用者もきっと増える、若い人の書物との接触

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ビエンナーレが都合2年間の延期:インド、コチ=ムジリス・ビエンナーレ

ビエンナーレが都合2年間の延期:インド、コチ=ムジリス・ビエンナーレ

★Facebookのポスト(2021年11月12日)の転載

インドではすでに90%以上に人が集団免疫を獲得したと報道されていますが、今月のヒンドゥーの大祭「ディワリ」のあとのリバウンドを読んでのことでしょうか、先月中旬、第5回コチ=ムジリス・ビエンナーレを運営する財団が二度目の、しかも1年に及ぶ長期の開催延期を決めました。当初は2020年12月からの予定が2021年まで1年延期された後、今回、2

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アレンカ・ジュパンチッチ Alenka Zupančič Žerdin、イエール大学講演 フランシス・ベーコンのトリプティク ※資料

アレンカ・ジュパンチッチ Alenka Zupančič Žerdin、イエール大学講演 フランシス・ベーコンのトリプティク ※資料

★Facebookのポスト(2021年11月14日)の転載

イエール大学でのアレンカ・ジュパンチッチ Alenka Zupančič Žerdin の講演。リュブリャナのラカン派精神分析学者、ヘーゲル学者。ジジェクとバディウの弟子。
フランシス・ベーコンのよく知られたトリプティック作品についての下り --- 52:50 "... the question of chance is very im

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伊奈ギャラリー、INAXギャラリー、LIXILギャラリー: 開催展覧会リスト(1981_2020)※資料

伊奈ギャラリー、INAXギャラリー、LIXILギャラリー: 開催展覧会リスト(1981_2020)※資料

昨年秋に閉じた1981年開廊の伊奈ギャラリー(後にINAX/LIXILギャラリーと改称)。40年間の展覧会リストがPdfでここにあります。丸一年気づかなかった。90年代末まではほとんど見てるかしら…。大阪と名古屋も何度か。

新橋の上田氏のギャラリーQから振り出して、銀座、京橋、日本橋、神田の山岸氏の2つの画廊で上がる画廊まわり(今では死語!)のスゴロク。1970〜90年代には、銀座通り〜中央通り

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