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ビエンナーレが都合2年間の延期:インド、コチ=ムジリス・ビエンナーレ

★Facebookのポスト(2021年11月12日)の転載

インドではすでに90%以上に人が集団免疫を獲得したと報道されていますが、今月のヒンドゥーの大祭「ディワリ」のあとのリバウンドを読んでのことでしょうか、先月中旬、第5回コチ=ムジリス・ビエンナーレを運営する財団が二度目の、しかも1年に及ぶ長期の開催延期を決めました。当初は2020年12月からの予定が2021年まで1年延期された後、今回、2022年12月12日〜2023年4月10日に設定し直し。結果として2年延長に。

秋のはじめの目算では、来月10日に発ってコロンボ経由でコチに入ろうと。しかし、さらに1年となると資金がもたないのでもう無理です。諦めた。過去3回のKMBは、観客人生で他に代えがたい経験がいくつもありました。よしとしよう。数千カットの記録写真が残っていますが未整理。noteの「写真」は、画質や枚数や表示形式に制約があって、重いアルバムには向いていない気もしますが、試して見ようかとも。

関心がある方、1年後、ぜひ行ってくださいな。第一回だったか、当時テート・モダンのディレクターを務めていた美術史家のクリス・デルコンは「新しいミュージアム(ビエンナーレじゃなくて)」と評しました。巧まずして生まれたポスト=ビエンナーレの姿。都市の日常と出品作品とさまざまな討論のディスカッサントたちが、三つ巴でポストコロニアル批評をするかの如し。きっと素晴らしい旅になると思いますよ。

詳細はビエンナーレ財団のサイトで: