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ミドルエイジのキャリア継続のためのtips

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30代・40代のキャリアとライフイベントとの関係、キャリアストレッチ、転職、キャリアビジョン再構築などのヒントについてご紹介しています。
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#サステナビリティ

暗黙知を形式知へ変換!コミュニティ活動より

暗黙知を形式知へ変換!コミュニティ活動より

個人が持っている知見である暗黙知を、組織内で共有して他者も活用できるようと形式知へ変換されます。
ただし、社内外のプロジェクトチームや、ボランティアやプロボノのメンバー間ではスムーズにいかないこともあるのではないでしょうか?毎日一緒に過ごす同じ部署のメンバーとは異なり、「形式知へ転換する意義」が考えられなかったり、忙しさから「形式知へ転換する仕組み」が構築できないためです。

先日、私自身が2年半

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社会人大学院入学の目的と効能とは

社会人大学院入学の目的と効能とは

先日、修士修了の方々のお祝い会が開催されました。企画してくださったゼミ長の「仕事と両立しての研究は大変。だからこそ修了の際はお祝いをしたい」というお話が印象的でした。大人になると、お祝いしてもらえることは少なくなってきます。だからこそ、節目を大切にしたいものですね。

社会人になってから進学する方々のお話をお聞きすると、大学院へ進む理由で多いのは「経験や知見を論文という形で残していきたい」「社会の

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リスキリング後のキャリア支援ニーズのこと

リスキリング後のキャリア支援ニーズのこと

5年間で1兆円をかけると政府が発表して話題となった「リスキリング」。
リスキリングとは、「新しい職業に就くために、あるいは、今の職業で必
要とされるスキルの大幅な変化に適応するために、必要なスキルを獲得すること」を言います。(参照:経済産業省)
そして、近年話題となっている背景には産業構造の変化があります。つまり、経験やスキルを身に付けていても将来はニーズが少なくなる職種と、既に人材不足が起こって

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環境問題の仕事へキャリアシフト!会社員、フリーランスそれぞれのケース。

環境問題の仕事へキャリアシフト!会社員、フリーランスそれぞれのケース。

気候変動によって数十年前とは異なる生活になったことを実感することが増えました。台風や豪雨による生活への影響、生態系の変化による食生活や日常への影響、エネルギー不足による経済活動への影響などです。
仕事においても、環境問題に関わりたいと考える方もいらっしゃるのではないでしょうか。

鎌倉サステナビリティ研究所では、企業の中で環境問題に関わる仕事へシフトしたり、フリーランスとして複数のプロジェクトに関

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環境問題の仕事へキャリアチェンジ。会社員時代にできること。

環境問題の仕事へキャリアチェンジ。会社員時代にできること。

サステナビリティに関わる仕事では、記事執筆も担当しています。

業界の経験がないと難しいのでは?
専門性が不足しているのでは?
等のお話も良くお聞きします。

ご経験やお持ちのスキルに合わせたキャリアチェンジ方法、現在のお仕事の中で磨いておくとよいスキルについて、コラムで解説しています。

イベントでお話を聴いてみたり、プロボノで参加したり、興味がある領域の経験を増やしていきたいですね。

鎌倉サ

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複業とスキルと信頼構築

複業とスキルと信頼構築

サステナビリティに関わる仕事では、記事執筆も担当しています。

今回は、人・組織・社会の変容デザイン事務所INNOVATE WITH代表の川端元維さんに、会社員時代から続けていた複業についてお聞きしました。環境問題に関わるお仕事に取り組みたい方、次のステージへ進みたい方にヒントとなるお話が満載です。

鎌倉サステナビリティ研究所のキャリア支援

これからも、環境問題や社会課題解決に取り組む方のご紹

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地域のサードプレイスと副業の関係

地域のサードプレイスと副業の関係

職場でも家庭でもない、第3の居場所はサードプレイスと呼ばれています。研究によると、地域のサードプレイスとは、「癒し」よりも「目的」重視であり、「義務的」というよりも「自発的」な場だと言われています。

参考:「サードプレイスと関係人口の時代」石山恒貴 編著

つまり、自発的に関わりたいと考える勉強会や、NPOなどの団体活動、プロボノ活動、コミュニティスペースなどでの活動を指しているのです。

私自

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続 ライフ・シフトからプロティアン・キャリアへの進化とは

続 ライフ・シフトからプロティアン・キャリアへの進化とは

新しいことに挑戦したい時や、現状維持ではなく変化を起こしたい時は、自己分析だけでなく、未来の洞察も行い、ビジョンを見直すことが大切です。幹がしっかりしていれば、大きな変化の時期も落ち着いて過ごすことができますね。

何事も、行動の蓄積でしか近づくことができないけれど、誰と一緒に近づいていくかもポイントですね。

来年も組織と働く個人のためのエッセンスをお届けしたいと思います!

プロフィール

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社外取締役と企業のアウトカムの関係

社外取締役と企業のアウトカムの関係

大学院の専攻がサステイナビリティ学だったこともあり、サステナビリティやESGに関する勉強会に定期的に参加しています。

最近話題となっている、社外取締役の多様化については、企業が発行する統合報告書の中でも「女性の割合を増やした」「外国籍の割合を増やした」等の表記が目立つようになってきました。けれども、複数の評価機関から表彰される企業と、そうでない企業との間にはやはり壁が存在しています。

「多様化

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報酬と、自由な生活維持の間のジレンマ

報酬と、自由な生活維持の間のジレンマ

非正規社員から正社員を目指す方や、フリーランスから会社員復帰を目指す方の相談で多い内容の一つに、「収入は確保したいが、プライベートの時間も確保したいので踏み切れない」というものがあります。つまり、会社員として毎月安定した給与が入る生活を希望しているが、長時間の拘束がなく、自由な働き方を選びたいというものです。

どの就業形態もメリット・デメリットがありますよね。

けれども、忘れがちなのは、会社員

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リーダーシップと、人間的な魅力の関係

リーダーシップと、人間的な魅力の関係

リーダーになりたくない、というご相談は数年前まで多かったように感じます。リーダーというと、メンバー全員を引っ張っていく人、指導者、部下の責任も負って残業をいとわない人、大勢を管理する管理職、といようなイメージを持つ方も多かったのではないでしょうか。

引っ張っていくためには、すべてにおいて、メンバーよりも秀でていなくてはならない、メンバーよりも残業して働き続けなくてはならない、プレッシャーもあった

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キャリコンの活躍と、文化と報酬

キャリコンの活躍と、文化と報酬

先日、国家資格キャリアコンサルタントの5年目更新手続きを行いました。指定のキャリアカウンセラー資格を取得していたため、移行して国家資格取扱いとなってから5年となったという経緯があります。

厚生労働省が指定するキャリアカウンセラー資格の一つ、CDA(キャリアデベロップメントアドバイザー)を取得してからは、16年以上です。当時からの社会情勢の変化と、活躍の場を広げるために大切な視点についてお伝えしま

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45歳が分岐点?やりがいと昇進の関係

45歳が分岐点?やりがいと昇進の関係

タレントマネジメントのイベントでお聞きしたお話では、組織においては「45歳前後で、キャリアの終わりを意識する人が多数派になる」とのこと。

なぜなら、昇進の可能性が判明し、可能性がない場合には「期待が低い」と捉えて、挑戦的な行動を起こしにくくなるからです。

参考:法政大学石山教授「シニア活躍とは 企業の人材施策と自律的なキャリアの方向性」

期待が低いと捉えると、挑戦しにくくなることは、どの組織

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サステナビリティへの知見を仕事にする

サステナビリティへの知見を仕事にする

環境課題解決のための事業を行う団体や企業の事例を知るイベントに参加しました。印象に残ったことは、環境課題解決への関心や知識をそのままにせず、“どのようにしたら仕事にできるか”を考え続けていたということです。学生時代の専攻が環境や国際問題等であっても、大手企業への就職を良しとする日本の新卒事情では周りに流されそうになるかもしれません。一旦は別の企業でビジネス経験を積むということもあるでしょう。

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