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D&I、人材育成担当、ESGアナリスト・アソシエイト、キャリアコンサルタント、…

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D&I、人材育成担当、ESGアナリスト・アソシエイト、キャリアコンサルタント、プロティアン認定ファシリテーター。企業の組織開発に伴走し、個人のキャリア再構築を加速化。

マガジン

  • シニアの新しい働き方のtips

    50代以降の働き方、転職やフリーランス転向の可能性、サードプレイスの見つけ方、ポストオフ後の働き方など、これからの時代のキャリアについてのヒント

  • ミドルエイジのキャリア継続のためのtips

    30代・40代のキャリアとライフイベントとの関係、キャリアストレッチ、転職、キャリアビジョン再構築などのヒントについてご紹介しています。

  • 職場復帰・再就職のためのtips

    久しぶりの復職、再就職する方のための企業側の視点、準備しておくことなどを専門家の立場からお伝えしています。

  • 企業の事業継続の記事まとめ

    企業の事業継続と人的資源との関係について、人材開発や職場環境改善の視点からお伝えしています。

  • ダイバーシティ&インクルージョン記事まとめ

    多様な人たちが一緒に過ごすことや、見える違い、見えない違いを受け入れて過ごすこと。事例や考え方のヒントとをお伝えしています。

最近の記事

相手を知る×価値を提供する×共に創る

年度末となり、最近の実績をコミュニティ内で発表する機会が続きました。 資料にまとめること、話すことで自分の思考も整理され、周囲からのフィードバックで新たな気づきを得ることができますね。 私が毎回お伝えしているのは、以下の内容です。 やっていきたいことは 「組織や個人の活躍の場を創ること」 →そのために、 「社会情勢や市場、支援したい組織や個人と接点を増やす」 →そうして 「組織や個人の価値を最大化し、社会的インパクトを醸成する」 社会人経験が浅いときは、「やりたいことを発

    • 人的資本開示とキャリア・オーナーシップ

      組織内の人材が持つ強みを「企業の価値の一つ」と捉えて開示する、人的資本経営。経営戦略に沿って、どのような強みを持つ人材を確保するのか、不足するスキルをどうやって蓄積するのか等の戦略を開示していく必要も出ています。 週末に参加した、プロティアン・キャリア協会4周年のイベントでは、「上層部も自分が持つ人的資本を開示する必要がある」というお話があり、印象に残りました。 伝統的キャリアの考え方では、メンバーを管理・育成すると考えます。けれども、新しいキャリアの考え方では、会社と社

      • 50代の副業からフリーランスへの移行

        サードプレイスであるシニアラボでご一緒するメンバーから、おススメされた書籍に「50代お金の不安がなくなる副業術」があります。 この中で、50代から準備を始めて定年後に「社内に不可欠なフリーランスへ移行する」事例が紹介されています。 印象に残った内容に、「バックキャスト志向」と「ロジカルシンキング」があります。 つまり、以下のような考え方です。 ・70代以降の理想の姿から、逆算して今やるべきことを考える ・どうしてできないのか、ではなく「どうしたらできるのか」と考える 私

        • 受粉と種まきのリーダーシップスタイル

          先日読んだ論文の中で印象的だった言葉に、「リーダーシップ・コレクティブ」という言葉があります。 リーダーシップを発揮するプロセスの中で、メンバーに栄養を与えて根を張り巡らし、花へ受粉するように多様な人と人との交流を促す。そして、影響を広げていくために種をまいていくというものです。 メンバーの成長や行動変容のための場を提供し、言葉や行動で育てていくということでしょうか。「種をまいて拡大していく」という表現は、楽しくも感じられてハッとしました。 というのも、「リーダーシップを発

        相手を知る×価値を提供する×共に創る

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        記事

          打席に立ち続けること、試合に参加し続けること

          年明けのセミナーで、「打席に立ち続けること、ステージに立ち続けることが大切」というお話をお聞きしました。 学んだことをそのままにせずに、実践してみる。 経験豊富であっても、少しずつでも改善を加えていく。 それらの繰り返しによって少しずつブラッシュアップしていく、というものです。経験を蓄積していくことは、大切なことですね。 けれども、「打席に立つ」と聴くと、つい著名な野球選手を想像してしまいます。「打席に立っても打てなかったらどうしよう…」と不安になる方もいるかもしれません。

          打席に立ち続けること、試合に参加し続けること

          エネルギー源となる場所と人

          書籍、「セキュアベース・リーダーシップ」の中で、繰り返される「リスクをとって挑戦するエネルギー源は何か?」という問いがあります。 そして、そのエネルギーを発揮するためには、安心安全で意欲が湧き出てくるような場所や人の存在があるとされています。 人生は常に右肩上がりで上向いているわけではなく、谷に落ちるような経験にも遭遇します。時には苦しい時期が続くこともあるかもしれません。それでも、再び意欲を取り戻し、行動ができるとしたら、その源を確認しておくと次の試練の時にも対応がしやす

          エネルギー源となる場所と人

          無意識バイアスと、若手・女性管理職登用の関係

          最近聴講したセミナーで印象に残った話が2つありました。 「会議では目立つ人しか発言しないため、その他の人は発言しなくなる」 「新しい制度利用は管理職が事例を示すと、広まりやすい」、という話です。 前者は、スムーズに物事を進めるために役職者や実績者の意見が重宝され、それが慣習となってしまうという事例でした。もしかすると司会者は良かれと思ってやっているのかもしれませんし、慣習だからと疑問をもっていなかったのかもしれません。けれども、その他のメンバーにとってみると、「意見が活用さ

          無意識バイアスと、若手・女性管理職登用の関係

          キャリアの停滞期の突破術、ミドルのスキル

          研修やキャリア相談では、参加される方の視点を現在から未来に移動させる役割も担います。3年後、5年後はどんなことが起こるのか、その時にどんな生活を送っているのか、仕事では何をしているのかと考えていただくのです。 また、考えられる課題に対してどのように対応するのかを一緒に考えることもよくあります。 深刻な課題に直面しているときや、ネガティブな考えばかりが沸き起こるときは、人は目の前のことだけに関心を向けがちです。そのような時にでも、現在と未来を行き来しながら考えたり、解決のた

          キャリアの停滞期の突破術、ミドルのスキル

          成長のための自己承認、ミドルシニアの場合

          忙しい日々の中で、自身の実績や想いを確認する時間を持たないと、成長の実感を持ちにくいものです。定期的に職務経歴書をアップデートしたり、キャリア戦略を見直すことも効果的ですね。 実際に企業内キャリアコンサルティングを担当する際は、ご相談者のキャリアプランシートの内容を一緒に振り替えることもあります。 今回は、私自身の2023年の振り返りをご紹介します。 ミドル、ミドルシニア向けキャリア自律研修 多様な業界の企業において、40代や50代の方向けのキャリア自律研修を担当させ

          成長のための自己承認、ミドルシニアの場合

          続 失敗できる風土の作り方、心理的安全性

          書籍「チームが機能するとはどういうことか──「学習力」と「実行力」を高める実践アプローチ」によると、心理的安全性を創るための一つの要素として、「リーダーが失敗談や弱みをまず語る」ことが紹介されています。 つまり、「リーダーもそんな失敗をしていたんだ」「リーダーが困っていて私たちに助けてほしいと伝えてくれたんだ」等と伝えることで、メンバーが安心感を得て、話やすくなるというものです。 確かにその効果はありますね。 私たちはしばしば、このように言われる場面に遭遇します。 「遠慮

          続 失敗できる風土の作り方、心理的安全性

          50代からのキャリア、折り合いの付け方

          書籍「働く人のためのキャリア・デザイン」の中で、人生の後半に向かう方のためのエクササイズが紹介されています。とても印象的なのは、夢との向き合い方について「折り合いの付け方」も考えるという点です。 つまり、「夢は何だったのか」「実現できた夢は何か」というポジティブなことだけでなく、「残りの人生で実現できなさそうな夢は何か」も考え、自分の人生に折り合いをつけるというのです。 参考:金井 壽宏 著「働く人のキャリアデザイン」 人生100年時代と言われ、働く期間も長くなる今、50

          50代からのキャリア、折り合いの付け方

          人材開発と組織開発、D&Iの関係

          書籍「人材開発・組織開発コンサルティング」によると、人材開発とは人の能力を伸ばすこと、組織開発とは人と人との関係を良好にすること、とされています。 ダイバーシティ&インクルージョンとは、多様な人がそれぞれ価値を発揮してイノベーション創出等の組織の価値向上を図るものとされています。 (NPO法人GEWEL:ダイバーシティ&インクルージョンより) つまり、D&Iとは、多様な人が能力を伸ばしたり、共生していくために効果を発揮するもので、「人材開発」「組織開発」の両方に作用するも

          人材開発と組織開発、D&Iの関係

          他者にかける言葉の感度を上げる

          年末はお世話になった方々と一年の振り返りを行うことが多いもの。大変だった出来事も、乗り越えると良い思い出になりますね。 特に印象深いのは、挑戦したいと思うような行動につながる言葉をかけてもらっていたことです。 承認してくれるだけではなく、次に何ができそうかを聞き出し、期待や情報提供を伝えてくれる。 心に刺さる言葉を投げかけてくれるのです。 自分自身は相手の心に刺さる言葉を伝えていたのかと、改めて考える機会にもなりました。 お世話になった皆様ありがとうございます。

          他者にかける言葉の感度を上げる

          失敗できる風土の作り方、心理的安全性

          個人が十分に力を発揮するための環境として、「心理的安全性」の大切さが言われています。けれども、どのように醸成していくのか難しさを感じることも多いものです。 仲が良いけれど、なれ合いになってしまって変化が少ない。 リーダー役を引き立てすぎて、他のメンバーが遠慮してしまう。 そのような体験もあるかもしれません。 先日体験した、心理的安全性づくりの体験ワークショックでは、「失敗しても大丈夫だと思える関係づくり」「相手に関心を持つための仕掛け」等があり、負荷を感じることがなく体験

          失敗できる風土の作り方、心理的安全性

          研修のアクセシビリティ対策

          企業におけるダイバーシティ推進とは、「男性が主体の環境で女性」「長時間働き続けることが主体だった環境で育児や介護中の方」を示すことが多かったものです。けれども、会社員の平均年齢が40代後半となった今、50代以上の方向けの配慮が求められているのも現実です。 例えば、オンラインセミナーでは、あまりに早くスライドのページが変わると目が疲れるという声や、色味や文章の多さによって見えづらいという声もあります。 そのため、聴覚に障害がある方でなくても、字幕機能を活用して内容を把握してい

          研修のアクセシビリティ対策

          常識と職場環境の深い関係

          最近、数名の方から「仕事上で怒りっぽい人」の特徴について同じようなお話をお聞きしました。 「そこまで言わなくてもいいのに」と思うほど、感情的に怒ってしまう方に対して、「その方は、仕事上で誰かに怒られてきたのだろう」と捉えるようにしているというものです。つまり、誰かに受けてきたものを無意識に、他者に渡しているのではないかということです。 そう考えると、相手の方が育ってきた環境が想像できて、少し客観的に接することができるようになるのです。 また、もしかしたら、本人は「怒ってい

          常識と職場環境の深い関係