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枠を外すために、市場価値を伝える

企業内キャリアコンサルティングや個人の方向けキャリア相談では、市場価値を伝えることを意識しています。転職や独立を進めるということではなく、組織内だけでなく、業界や職種全体で見た場合に、どのような位置にいるのかを考える機会を設定しているということです。


内部労働市場と外部労働市場

ある企業の中での労働市場を「内部労働市場」と呼びます。一つの企業で経験を積むことで知識・経験が増え、昇格・昇給していくという考え方です。「外部労働市場」とは、企業外の市場のことを指し、企業間を移動しなが価値を高めていく考え方です。キャリアの専門家が求められる役割としては、外部労働市場での一般的な市場価値と、組織内での内部労働市場での市場価値の両方なのです。


業界知識と職務知識

外部労働市場には、多様な業界・職種が存在し、時代の変化によるニーズの変化も存在します。「自分は経験がないから」「自分は担当でなかったから」わからないではなく、ある程度の知識が必要となるのです。

企業内コンサルティングでは、企業の中でキャリアを継続するためのコンサルティングを実施していますが、的確なアドバイスを行うためには、「社内だけでキャリアを継続する」という枠を外し、視野を広げて考える時間となります。20代~30代の方とはキャリア戦略の立て方と近づき方、40代以上の方にはキャリア戦略の再構築と、ディスカッションをしながら進めています。

時には、忖度がなくフラットな視点で考える時間を持ってみてはどうでしょうか。